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(転載歓迎)
今回の原発事故前に、原発推進派の「専門家」の一人、中村政雄氏が著作の中で書いて居た文章です。
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「原子力発電所ほど耐震性に配慮した建築物はない。また世界中、地震で壊れた原子力発電所はない。(中略)専門家たちが耐震性を検討し、安全と認めたのである。それを浅い知識で「危険だ」と切り捨てることは、テレビの影響力からみて感情的リスクだ。俗受けする言い方で感性に訴えると、人々は感情に流されやすい。ドイツのナチズムもそのようにして広まった。」
(中村政雄『原子力と報道』 (中公新書ラクレ/2004年) 182−183ページ)
中村政雄(なかむら・まさお)1933年、山口県生まれ。九州大学工学部卒業。読売新聞社入社後、東京本社社会部、科学部記者、解説部次長、論説委員として原子力や環境、宇宙開発、科学技術全般を担当、中東の石油や欧米の気象、ゴミ、海洋開発、原子力事情など海外取材の経験も多い。現在、科学ジャーナリスト、電力中央研究所名誉顧問、東京工大大学院非常勤講師。著書多数
(同書に有る中村政雄氏の履歴)
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中村氏を正論大賞に推薦します!
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平成23年6月16日(木)
西岡昌紀
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