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ドイツ人のメンタリティは欧州の中ではやや日本人に近いかもしれないが
根拠なき恐怖に弱いのは、フランス人も含めどこも50歩百歩だろう
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=a8eWVUvIB9Cw
メルケル首相、福島でパニック−根拠なき恐怖にドイツ人弱い
6月15日(ブルームバーグ):ドイツ語で不安・懸念を意味する「angst」という言葉が世界中で通じるのは無理もない。
東京電力・福島第一原子力発電所の事故を受けて原発停止を決めたドイツのあわてぶりは、根拠なき恐怖に屈してパニックに陥りやすいドイツ人の傾向の典型だと、元フランス教育相で地球物理学者のクロード・アレグレ氏は論じる。
メルケル首相率いる連立政権は国内全ての原子炉を2022年までに停止することを決めた。アレグレ氏は原子力利用の功罪に関する新著「“Faut-Il Avoir Peur du Nucleaire?(原子力は恐れるべきものか)」でこれを、「彼らの最も愚かな決定」と評している。
同書はタイトルの通り、ジャーナリストのドミニク・デモンバロン氏のこの問いに答える形式を取っている。アレグレ氏の答えは場所によりけりというものだ。同氏は「フランスの状況は日本とは全く異なる」とし、「フランスにはマグニチュード9の地震もないし津波もない。フランスの原発ははるかに近代的で、技術者は日本よりも優れている」と指摘する。
「リスクゼロ」の原子炉などは存在しないものの、フランス国民は原子力に関する同国の実績や状況の報告によって安心することができるとアレグレ氏は論じる。被害の全容公表を遅らせた東電と異なり、フランス電力公社(EDF)は58基の原子炉で起こったささいな事象をも公表し、その数は年700件前後に上るがいずれも危険のあるものではないと同氏は説明している。
「フランス人にとって、原子力のリスクは飛行機に乗ったり週末に運転したりするのに比べはるかに小さい」とアレグレ氏は言う。欧州が「恐れと反進歩、反科学の大陸になることがあってはならない」と同氏は訴えている。(ヨルグ・フォンウトマン)
(フォンウトマン氏はブルームバーグ・ニュースの芸術、娯楽部門の評論家です。この評論の内容は同氏自身の見解です)
更新日時: 2011/06/15 18:45 JST
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