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先日、私の住んでいる地方都市で、原発の今を知る会に行ってきました。若い人の参加が少なかったように見受けました。まだ直接原発の影響を受けていない地方だからかも知れません。でも、この福島の原発をめぐる反応を見ていますと、日本全体として大学生の中からの反応が少ないように思えるのです。もっとも今の主要メディアは政府の意向に反する報道はしないようになっているので、実際は大学でも何らかの動きは生じているのかも知れません。そういう意味では、本当に日本の大メディアは言論人としての矜持を捨てたのだなあというのが実感です。民の声を拾って拾って真実を伝え、為政者の暴走を防ぐことがマスコミの誇りだと教える先輩はいなくなったのでしょうか?
大学生諸君、私はやっぱり君たちも日本を語らねばならないと思うのです。いいえ、君たちこそ日本を語らねばならないと思うのです。「放射能の実害」を科学的に分析しうるのが大学であり、何をすべきかを示すのも大学という知の育成場であるからです。
今、日本国民は京都大学の小出先生から沢山のことを学びました。放射能についての真実を学びました。小出先生のみならず、東電の金に犯されていない学者はまだ沢山いて、そして、過去良心的に職務を全うしようと頑張り、弓矢が尽きた技術者も大勢います。その学者や技術者が、ここに来て口を開いてくれている、そのことは日本の光明であり、次に向かう確固たる足場でもあるのです。
真実を追求するのも、新たな発想をするのも、やはり先頭に立つべきは君たち大学生であり、であるからこそ、人類は大学という制度を作り上げ、今日にいたっています。
大学生の君たちが、あと数年後に結婚し、そしてそのときに、福島原発の影響を受けた子供が生まれたら、君たちはその悲しみや怒りをどこにぶつけるのでしょうか?
思考すべきは今、主張すべきは今なのです。そうでなければ、必ず悔いが残るだけでしょう。
ただ 反原発のみが議論ではありません。原発是認も議論の対象です。その議論の先頭に立つのも諸君だと思いますが、如何に?
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