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チェルノブイリ原発事故後に原子力発電を全廃していたイタリアでこの12、13の両日、原発復活を問う国民投票が実施され、復活反対が圧倒的多数を占めた。
これによって原発復活を目論んでいたベルルスコーニ首相は敗北を認めざるを得なくなった。また欧州ではすでにスイスとドイツ両政府が将来原発を廃止する方針を決めている。
福島第1原発の事故を受けて外国で脱原発への動きが大きく強まるなか、当事国である日本の国民世論はどうなのか。
「減らすべき」が47%で「すべて廃止すべき」の18%とあわせると65%になりようやく削減と廃止の方向が過半数を占めるようになってきた。それでもイタリアの94%超と比べると当事国の数字としてははなはだ物足りないのではなかろうか。これでも4月調査の44%(32%と12%)に比べるとかなり上昇しているのだが…。
<参照>
原発「減らす・やめる」41% 朝日新聞世論調査
将来的に「脱原発」賛成74% 朝日新聞世論調査
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伊国民投票で“原発反対”/「日本は何してるのか」/福島の被災者の思い
「しんぶん赤旗」 2011年6月15日付 14面
原発再開の是非を問うイタリアの国民投票は13日の開票の結果、反対票が94%を超えました。福島第1原発事故が大きく影響したとみられ、被災地の福島県で避難生活を送る人たちからは「日本の原発政策が批判されたようなものだ」「日本政府は何をしているのか」などの声が聞かれました。
福島市内の避難所、あづま総合体育館で生活する南相馬市の石井敬一さん(46)は「日本の原発政策が批判されたようなもの」と語気を強め、「早く原発事故を収束させ、生活立て直しを支援してほしい」と政府に訴えました。
葛尾村の宮城武司さん(76)は「放射能のせいで避難しているのだから、原発にはやっばり賛成できない。原発をすぐに無くすわけにはいかないかもしれないが、今後は風力発電などに移行していくべきだ」と話しました。
双葉町から避難してきた60代女性は、国民投票を報じた新聞記事を読み、「原発はも
う造ってほしくない。イタリアに比べて日本は政治のごたごたが続いて恥ずかしい。一
体何をしているのか」と嘆いていました。
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