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19:55 tokaiama (東海アマ管理人)
プルトニウムは毒性が非常に強く微粉末1、2個程度が肺の中に取り込まれるだけで肺ガンを起こす。4月には、アメリカ・シアトルの人々が1日当たり5個、東京の人々が1日当たり10個もの「ホットパーティクル」を肺の中に吸い込んでしまっている。http://p.tl/6om7↓ページ全文引用
(転載開始)
◆福島第1原発:ごく微量のプルトニウム検出 事故で放出か
毎日新聞 2011年6月5日 23時21分
東京電力福島第1原発の正門から約1.7キロの福島県大熊町内の土壌に、今回の原発事故で放出されたとみられる放射性物質のプルトニウムがごく微量含まれていることが5日、山本政儀金沢大教授の分析で分かった。
プルトニウムは文部科学省の調査でも、原発敷地外でごく微量検出されているが、過去の大気圏内核実験によるものとされており、事故の影響とみられる検出は初めて。
山本教授によると、この地点のプルトニウムの濃度自体が、過去の核実験の影響で検出される国内の平均的なレベルよりかなり低く、「人体への影響は心配ない」としている。
山本教授によると、土壌は原発周辺20キロ圏内の警戒区域が設定される4月22日より前に、北海道大の研究者らが採取。
プルトニウムの3種類の同位体の比率から、核実験ではなく今回の事故が原因と考えられるという。
(転載終了)
「人体への影響は心配ない」
先日(6/5)、福島第1原発から約1.7キロに位置する福島県大熊町内の土壌より、今回の原発事故によるものと考えられるプルトニウムが検出されたとの報道がなされた。
検出されたプルトニウムの濃度が低いということで、もはや”決まり文句”となった「人体への影響は心配ない」とのコメントが添えられているが、果たして本当であろうか?
政府・官僚(文科省)が事故発生後、かなり経ってからようやく公表するようになった各都道府県における放射性物質の数値情報については、基本的に「ヨウ素131」「セシウム134」「セシウム137」のみがその対象となっている。
しかしながら、本来であれば、ヨウ素やセシウム以外にも原発事故により飛散していると考えられる他の多数の放射性物質についても、政府・官僚(文科省)はこれをちゃんと測定をして公表すべきであろう。
このような指摘は、本来、「”国家権力”の番人」としてのマスゴミが指摘するべきなのであろうが、本ブログにて繰り返しコメントしてきたように、そのマスゴミ連中が揃いも揃って政府・官僚・経団連らとツルんでいるのだからどうしようもない。
今回の福島第1原発事故において、東電や保安院が隠蔽してきた放射性物質の真の数値情報が明るみになる度に、大手マスゴミはこぞってこれを糾弾する姿勢の報道をおこなっているが、「ジャーナリズム」の原点に立てば、そもそもマスゴミ各社は公表される数値情報を”鵜呑み”するのではなく、これに対して疑いの目を持って、独自にてこれを測定すべきであろう。
そして東電や保安院が公表している情報に疑義があるならば、これを徹底的に糾弾し追及すべきであろう。
「何故、一般市民団体や個人が自腹にてガイガーカウンターを購入して、独自にて放射線量を測定しなければならないのか?」
大手マスゴミ各社はその意味をよくよく考えるべきであり、我々国民もそもそもマスゴミが「”国家権力”の番人」としての役割を果たしていないことに疑問を抱くべきである。
もっと言えば、マスゴミさえしっかりしていれば、小生のような「小市民ブロガー」などハッキリ言って”不要の存在”である。
随分と前置きが長くなってしまったが、本日はアメリカの原子力専門家アーニー・ガンダーセン氏が、6月7日のCNNに出演した際の動画を紹介したいと思う。
この動画をご覧頂ければわかるように、今回の福島原発事故により飛散したプルトニウムが、太平洋を渡って、はるか遠くアメリカ大陸にまで到達しているのである。
一般に、「プルトニウムは、重さが鉛の二倍で飛散距離が短い」とされているが、この動画をみれば、それが”軽率”な判断であることに気がつくであろう。
即ち、プルトニウムは大腸菌と同じくらいの大きさのごく小さな粒子「ホットパーティクル」(hot particle)となって、かなりの距離まで飛散するのである。
肺の中に取り込まれたプルトニウム粒子(ホットパーティクル)
この「ホットパーティクル」が恐ろしいのは、その毒性が非常に強く、微粉末1、2個程度が肺の中に取り込まれるだけで肺ガンを起こす点である。
驚くべきことに、4月には、アメリカ・シアトルの人々が1日当たり5個、東京の人々が1日当たり10個もの「ホットパーティクル」を肺の中に吸い込んでしまっているとのことである。
「ホットパーティクル」がアメリカ大陸にまで飛散しているとなると、それが日本国内中に広く飛散していることは言わずもがなであろう。
それが土壌に浸透、農作物に付着し、大気中の微粒子となって、我々は「内部被爆」の危険性に晒されているのである。
このことは非常に重大な問題であり、重く受け止めるべきことであろう。
と同時に、事故発生直後よりプルトニウムの大量飛散の事実を知りながら、これを隠匿して多くの国民を「プルトニウム被曝」させた東電・政府(党執行部)・官僚(保安院)・安全委員会の面々は、「殺人罪」に等しい行為をおこなったと断じてよいであろう。
このまま、ただで済ませる訳にはいかないとの思いを強く感じる次第である。
尚、同動画内にて、ガンダーセン氏が今回の福島原発事故対応の遅れについて、政府・官僚・原発企業(経団連)と電力会社らが”原発利権”を死守せんと結託していることが最大の問題と切り捨てているが、まったくもってその通りであろう。
この動画の内容は、放送大手のCNNにて放送されたニュース・報道番組であるため、多くのアメリカ国民が普通にこの放送を視聴していることであろう。
一方の日本はどうであろうか?
ここ数日はどの新聞・テレビも”政局”騒動に明け暮れ、この動画のように、”事の真相”を注視する報道内容など皆無である。
今更嘆いてもどうしようもないことであるが、政府・官僚とマスゴミが結託することを許してきた我々国民にもその責任の一旦はあるであろう。
大手マスゴミを非難・糾弾するのは簡単であるが、長年に渡ってその大手新聞を購読することによりこれを買い支え、同報道内容を鵜呑みにしてきた己の”馬鹿さ加減”を今こそ我々国民も反省・猛省すべきであろう。
兎にも角にも、政府・官僚はプルトニウムの測定を広範囲にて継続的に実施し、これを国民に公表すべきである。
我々国民は、政府・官僚による、これ以上の”棄民政策”を断じて許してはならない。
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/413.html#c24
24. 2011年6月07日 18:33:47: Afha1yh6Vs
ガンダーセン氏には、シアトルで空間線量を測っている友人の学者がいる。
その友人の話として次のようなことを語っている。
人は1日の10㎥の空気を肺に取り込む。空気モニターリングのフィルターに10㎥の空気当たり10個のホット・パーティクルが検出される。ホット・パーティクルとは、核燃料のウランに核分裂生成物が溶け合って出来た微粒子だ。
状況は、我々が想定するより、遥かに悪いのではないだろうか。
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