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【ウォールストリートジャーナル日本語版】福島県伊達市、市内の全生徒・園児に線量計配布へ
2011/6/10 12:56
経済産業省原子力安全・保安院は6日、福島第1原子力発電所の事故で放出された放射性物質の総量を77万テラベクレルと、これまでの37万テラベクレルの2倍以上に上方修正する解析結果を発表した。これを受け、福島県内の自治体の間で、出来る限りの放射線対策を ─ 特に子供に対して ─ 取ろうとする動きが強まっている。
福島第1原発の北西約60キロに位置する福島県伊達市は万全の対策をとろうとしている。同市は9日、市内の小中学校と幼稚園、保育園に通う生徒と園児約8000人全員に小型線量計を配布する計画を発表した。
伊達市の教育委員会関係者によると、配布予定の線量計は、医療従事者が使用するバッジ型のもので、原発現場で使用されている高性能のアラーム付き線量計とは異なる。費用は1機当たり約3000円で、配布時期はまだ確定していない。約1カ月ごとに積算放射線量の計測を研究所施設で行う計画になっているという。
伊達市による今回の線量計配布計画は、県による対策を一歩進めた市独自のものだ。福島県は、県内の生徒や園児が受ける放射線量をモニタリングするため、すべての小中学校と幼稚園、保育園を対象とした簡易型線量計の配備を5月中に完了している。放射線量が比較的高かった福島市や郡山市などの55施設に4月に先行配備し、残る1169施設への配備も5月末までに完了。現在は各施設1-2台の線量計が配備されており、教職員の代表が毎日身につけ、生徒や園児らの登校・登園時から下校・降園時までに受ける放射線量を計測している。
このような県の措置は、親の不安を解消させるのに十分ではなかった。特に、福島第1原発30キロ圏外にありながら放射線量が局所的に高い「ホットスポット」と呼ばれる地域の住民の不安は高い。計画的避難が進む飯館村に隣接する伊達市内にも「ホットスポット」が存在している。
記者: Hiroyuki Kachi
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