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佐賀知事、再開に慎重 玄海原発 国要請に対し [西日本新聞]
2011年6月10日 01:37
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開問題で、経済産業省原子力安全・保安院は9日、佐賀県庁で、古川康知事が5月に提起した原発の耐震安全性など「三つの宿題」について回答し、再稼働にあらためて理解を求めた。知事は「データを使った説明で前回より前進したが、自分たちなりに分析したい」と一定の評価をする一方、運転再開の判断について「安全性の確認を中心に据えており、道筋がついたわけではない」と述べ、引き続き慎重姿勢を示した。
保安院による説明は5月17日に次ぎ2度目。前回、古川知事は(1)緊急安全対策での、津波だけでなく地震対策の必要性(2)浜岡原発を全面停止した理由(3)福島原発で使用されていたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の環境への影響−の3点を回答するよう求めていた。
9日、保安院の黒木慎一審議官は福島原発で回収されたデータを示し「津波で全電源喪失に陥り、事故が深刻化した」と説明。「玄海原発周辺にはプレート(岩板)境界がない」と述べ、大規模地震の可能性は低いとして、玄海原発の耐震強度に問題はないとの見解を示した。MOX燃料については「周辺へのプルトニウムの飛散はなかった」とし、浜岡原発の停止は「大規模な津波襲来の切迫性」をあらためて理由に挙げた。
また、同席した資源エネルギー庁の横尾英博電気・ガス事業部長は「電力供給の安定や日本全体の復興のため、地元の理解と協力をお願いしたい」と述べ、運転再開に同意するよう要請した。
終了後、知事は「三つの課題をどうクリアするかだ。浜岡原発の停止は、結局は『政治の判断』。政治家の説明を聞く必要がある」と語った。
同日午後には県議会への説明会もあり、運転再開への「同意」を求める同庁に対し、県議からは「安全性を棚上げしろというのか」「今のままでは運転再開に同意できない」などと厳しい指摘が相次いだ。
=2011/06/10付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/246388
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