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柏崎原発、緊急対策に疑問相次ぐ[新潟日報]立地県は政府に再開を迫られ苦悩:反原発研究者は支援を!
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/519.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 6 月 10 日 03:24:27: Mo7ApAlflbQ6s
 

20日ほど前のちょっと古い記事だが、ざっと調べて転載がなかったので...

柏崎原発、緊急対策に疑問相次ぐ[新潟日報]

県技術委員会が福島第1原発事故後、初の会議

 東京電力福島第1原発事故を受け、東電柏崎刈羽原発の安全性について有識者が議論する県技術委員会(座長・鈴木賢治新潟大教授)が19日、新潟市中央区の県自治会館で事故後初の会議を開いた。津波を想定して東電が策定した同原発の緊急安全対策について、委員からは「災害時に機能するのか」などと不十分さを指摘する意見が相次ぎ、時間をかけて妥当性を評価する方向となった。

 会議には県技術委の全委員13人と、東電、経済産業省原子力安全・保安院の担当者が出席。福島第1原発事故についても議論され、有識者ら3者が公の場で事故に関する論議を行う全国最初の場ともなった。

新潟日報2011年5月20日


http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/23149.html

この会議の内容要約:「畑のたより 虹屋’s blog」より引用

http://pub.ne.jp/hatakenotayori/?entry_id=3668636

福島事故原因 不明点多く 安全性判断 条件に不備

福島事故の原因について東電は津波による全電源喪失で原子炉の冷却ができなくなったためと説明。

鈴木衛委員(日本原子力研究開発機構嘱託員)は、「地震の揺れによる機器の破損が無かったと断言できないのではないか」と疑問を呈した。

委員たちの質問は、議論の前提となる福島第1原発の事故原因に集中。しかし国や東電が十分に答えられない場面が続き、柏崎刈羽原発の安性を判断する条件がまだ整っていないことが浮き彫りになった。

 「原因を押さえていないので確認したい」「状況を確認している段階。日を改めて説明したい」。東電側は、委員から福島の事故状況や原因を問われた際、何度も回答を持ち越した。

座長の鈴木賢治新潟大教教授は、会議後、「福島第1原発については分かっていないところがある。このままでは結論が出せない」「東電の対策は不十分な点が多々ある。もう少し時間をかけて論議していく」と語った。


緊急安全対策

柏崎・刈羽原発の緊急安全対策をめぐっては、保安院が今月上旬に「適切」と評価。これを受け、海江田万里経済産業相は、同原発で運転中の4基を含め、中部電力浜岡原発 (静岡県)以外の各原発に事実上の「安全宣言」を出した。
 
 しかし、この日の議論は、国のこうした姿勢とは一線を画した。委員の立石雅昭・元新潟大教授は、東電が津波対策しか打ち出していないとし、「対症療法では県民は納得しない」と指摘。

電源喪失に備えて配備された電源車について、複数の委員が「夜間でも運用できるように訓練を」「道路の破損に備えて複数のルートを確保すべき」などと注文。夜間や休日に災害が起きた場合の人員の確保について懸念する声が出た。

東電が中期対策として計画する防潮堤には、「津波を受けて転倒するようでは、かえって作業の妨げになる」と慎重な設計を求める意見もあった。

保安院の対応

これまで保安院が「あり得ない」としてきた原発の重大事故が実際に発生した責任を問われ、答えに窮するなど原逼の安全規制を担う国側の動揺もうかがえた。

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発では、揺れの大きさが2007年の中越沖地震後に同原発で見直した地震想定を2、3、5号機で上回った。しかし、保安院の担当者はこれらを含む観測記録を大ざっぱに言えば、おおむね想定を下回った」と説明。委員から「想定を超えた部分があっても問題なしとするのか」と非難を浴びた。

 政府が中部電力浜岡原発の停止を求める際に根拠とした地震発生確率の資料についても批判が集中。「震災前に作られたこの資料では、福島第1原発で地震が起こる確率をO%としている。こんな資料を根拠に使うのは国民を愚弄しているとしか思えない」と厳しい意見が出た。

 これまで不確実な地震発生確率を安全根拠に加えてこなかった保安院の担当者は、整合性を問われ、「政治の判断で技術的な判断ではない。私自身も現政権の政治主導に違和感を抱く」と内部批判を口にする場面もあった。

 経済産業省原子力安全・保安院は、国として今後、過酷事故を想定した対策を各原発に求めるのかを委員に問われると「もう少し考えさせてほしい」と歯切れが悪かった。


 

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コメント
 
01. 2011年6月10日 20:19:03: h6cbKB908I
福島原発の安全性を審査し、稼動を了承した保安院が、まだ事故が収束も
せず、事故原因が判らず、安全性におおきな疑問があるなかで、つぎの
原発を審査し、稼動を了承する。

まさに今こそ、国民の抗議の団結が必要なときだ。
 


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