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TBS系(JNN) 6月9日(木)0時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110609-00000006-jnn-soci
東京都大田区の下水処理施設「南部スラッジプラント」。福島第一原発から、およそ230キロ離れた場所にあります。この施設内で6日、東京都が調査を行ったところ、空気中から、毎時2.69マイクロシーベルトの放射線量が検出されました。
これは、計画的避難区域となっている福島県飯舘村の放射線量とほぼ同じ値です。なぜ、そうした値が都の下水処理施設から検出されたのでしょうか。
8日、私たちはその施設を訪ねました。ここ、南部スラッジプラントは、都内2か所の下水処理場で発生した汚泥が集められる施設。集められた汚泥は施設内のこの建物に焼却され、灰となった状態で保管されます。
6日の都の調査もこの建物で行われました。この詰まれた灰が汚泥を焼却したものです。部屋の中の、放射線量を測定したところ・・・。
「こちら放射線量が高くなっています。今、2マイクロシーベルトを示しています」(記者)
およそ毎時2マイクロシーベルト。東京・新宿にあるモニタリングポストで検出された放射線量に比べて、およそ33倍の数値です。なぜ、こうした値になるのでしょうか。
「下水にはいろんなものが流れ込む。最終的には下水汚泥というものが燃やされて焼却灰という形になります。濃縮されて高い放射線量が検出されていると考えています」(東京都下水道局 小団扇浩 環境管理課長)
確かに、汚泥を焼却した灰のすぐ近くで測定すると・・・。
「近づけば近づくほど放射線量が上がっています」(記者)
放射線量は、毎時4マイクロシーベルトに上がりました。都の「汚泥を焼却する下水処理施設」は、全部で12か所。そのすべてで、汚泥や灰から放射性物質が検出されています。
そして都だけではなく、東日本各地の下水処理施設などでも汚泥から放射性物質が検出されています。施設の外に影響はないのでしょうか。
「下水処理施設のすぐ近くにある公園に来ていますが、こちらの放射線量は限りなくゼロに近いです」(記者)
都によりますと、敷地の外で測った放射線量は、先週一週間の平均で毎時0.09マイクロシーベルトでした。
「(施設の) 密閉性が保たれているので、外部に灰などが飛散する可能性は非常に少ない」(東京都下水道局 小団扇浩 環境管理課長)
しかし、近所の住民は・・・。
「怖いとは思います。言われないと分からない、表示されていないので」(近所の住民)
6日、都の調査にさきがけ、南部スラッジプラントで放射線量の測定を行った、柳ヶ瀬都議はこう指摘します。
「私の見たかぎりでもセメントと焼却灰を合わせて運搬する保管施設からは飛散も見られたし、運搬する過程でも周りに対して飛散していないか心配」(東京都議会 柳ヶ瀬裕文議員)
都は灰にセメントなどを混ぜ東京湾に埋め立てていますが、各地の処理施設では処分ができず、保管場所に困っている状況です。
放射性物質を含む汚泥に関し、国は1キロあたり10万ベクレルを超えた場合の保管方法についてのみ指針を出していますが、最終的な処分方法についての基準はまだ示していません。
(08日22:33)
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