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“口先”枝野官房長官がさらに進んで“嘘つき”で“ペテン師”になった!
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/402.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 6 月 07 日 05:18:52: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 東電の法的整理は避ける、債権放棄発言していない=官房長官 投稿者 palクン 日時 2011 年 6 月 07 日 03:20:36)


東電が法的整理となると損害賠償債権などが他の債権に優先しておらず、大きな問題が生じると指摘、「避けなければならない」と強調した。


● 嘘つきの部分


【引用】
「自身が東電向けの金融機関融資について債権放棄の必要性を示唆したことに対しては「私は債権放棄発言はしていない」と否定した。」


【コメント】
まあ、元々国民向けガス抜き発言もしくは支持アップ狙いだと思っていたが、そのように大上段に否定されたのでは黙っているわけにはいくまい。

“口先”枝野氏だから、それでもなお、「それは国民の気持を忖度して発言しただけで私の真意を述べたわけではない」とかなんとか言い繕うはずだ。


枝野氏は、5月18日午前の官房長官記者会見で、

「 ――政府は公的資金注入の前提として銀行とステークホルダーの自助努力を促してきたが、地震前の東電の借入金について一切債権放棄なされない場合でも国民の理解を得られると思うか。
 「まず一つは3月31日だったと思うが、地震発生後にプラント収束の東電の責任ということも考慮されたのだと思うが、新たな追加融資がなされている。これについては、少し別に考えなければいけないだろう。そのことは、国民にも周知をしなければいけないだろう。
 それから、3月11日以前からの融資については、現時点では民民の関係なので発言には注意したいが、お尋ねのような国民の理解の得られるかといったら、それは到底できない、得られることはないだろう」 」

と発言している。(http://www.asahi.com/politics/update/0513/TKY201105130268_03.html

金融界もその発言に対し、「東電向け債権放棄、頭にない=枝野官房長官発言に疑問―奧全銀協会長[朝日新聞]」(http://www.asahi.com/business/jiji/JJT201105190136.html)で、「(金融機関に対し)債権放棄という話がなぜ出てくるのか」と官房長官発言に疑問を投げかけている。

さらに、そのような金融界の反応に、「国としても一定の支援を行う限りにおいては、(東電が)普通の民間企業と違うのは当然だ。国民的な理解が得られなければ東電を支援することはできない」と反論している。
「東電は普通企業と違う」=債権放棄批判に反論―枝野官房長官[朝日新聞](http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201105190065.html

この問題に関わる発言内容は、このところ大きな話題になっている管首相の「辞任表明騒動」と類似したものでもあるが、このような発言経緯とメディアを挟んでの当事者とのやり取りがあるのにかかわらず、「私は債権放棄発言はしていない」と否定する枝野氏は、“嘘つき”と呼ばれてもしかたがあるまい。

6月2日、大手メディアさえそう思ったように、国民の多くが管首相は近々辞任すると思っただろう。それと同じように、5月13日の枝野発言を聞けば、政府は金融機関に東電向け債権(3・11以前分)の放棄を求めたと思ったはずだ。

● ペテン師の部分


こちらのほうがより明瞭で言い逃れはできない。


【引用】
「東電が法的整理となると損害賠償債権などが他の債権に優先しておらず、大きな問題が生じると指摘、「避けなければならない」と強調した。」


【コメント】
東電には、昨年度末で5兆1691億円の社債残高がある。

そして、電力会社の社債権者は、法律(電気事業法第37条)で「他の債権者に先だつて自己の債権の弁済を受ける権利を有する」と規定されているから、東電がどうなるにせよ保護される。

しかし、だからといって、法的整理を行うと、「大きな問題が生じる」わけでも、「避けなければならない」ことでもない。

それは簡単な理屈で、法的整理であろうが東電温存であろうが、社債権者=約5兆円についての利払いと償還を続けることはなんら変わらないからである。

枝野氏の主張に意味があるのは、法的整理をしたら負担が増える場合のみであって、そうでなければまったく同じことだから法的整理を避ける理由にはならない。

逆に、賠償負担が大きければ、社債権者の優先性から、地域への電力供給に必要な資金まで社債の利払いや償還に使わざるをえない状況も生まれるのだから、私がこれまで主張してきたように、一時国有化のほうが、社債権者保護も安定的電力供給も維持できる。


【引用】
「東電に賠償をしっかりやってもらうためには、1)損害賠償債権、2)事故処理に関係している多くの事業者が有する債権──が確保されなければ原発事故の収束に影響を与えると指摘。「法的整理になると、この2つの債権に優先権はなく、大変な問題が生じる。避けなければならない」と語った。」


【コメント】

法的整理になっても、「損害賠償債権」は政府が責任を持つ(今後立法で明確化)のだから問題ないし、「事故処理に関係している多くの事業者が有する債権」(アレバなど)も、事故対応の法的な最高&究極責任主体は日本政府なのだから、東電を法的に整理したからといって、必要な事故対応ができないわけではない。

日本航空の法的整理のときも、日航は運航を継続し、海外での燃料及び物資の調達がスムーズにいくよう政府が保証を宣言した。

法的整理をせず、東電の企業努力&営業努力にまかせて、この2つの債権に対応させるほうがより「大変な問題が生じる」から「避けなければならない」のだ。

いやそんなことはないと枝野氏が言うとしたら、それは、二つの大きな事故絡み債権を抱える東電を温存するために、国民及び東電電力の需要者に大きな負担を強いることを意味する他ない。

原発事故で地獄を見ている国民が、現在の株主や債権者のための東電を支えるというまさに倒錯した話になってしまう。

このような論理が分らぬはずもない枝野氏は、菅首相に劣らぬ“ペテン師”であると断する。

(それがわからないというのなら、官房長官や国会議員をお辞めいただきたい)


菅首相の明確な退陣表明をきっかけに(すでに始まっているが)、民主党と自公の大協調路線が成立し、今後このような国民に負担を押し付けるような動きがわんさか出てきて、それらがすんなり国会で決まってしまう状況が生まれるだろう。

菅首相の辞任は、さらなる地獄へ進む第一関門なのである。


※ 参照投稿

「6.2政局は翼賛統治に向けての露払い:公債特例法案さらには東電賠償スキーム・消費税アップまでがスイスイの危機」
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/470.html


「政府・東電一体化賠償スキームが国民の“健康”と“財布”をむしばむ!:「最後まで国が面倒を見る」が騙しの手口」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/497.html


 

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コメント
 
01. 2011年6月07日 09:19:48: qgfXIquhZw
海江田が3月にベント発表したとき、目が真っ赤だったろ?感情のある正常な人間だ。

枝野とか酔っぱらい管とかフランケン・岡田は異常だ。


02. あっしら 2011年6月07日 10:50:51: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI
01. さん、おはよう。


>海江田が3月にベント発表したとき、目が真っ赤だったろ?
>感情のある正常な人間だ。

当該書き込みをする直前までNHKスペシャルのシリーズ原発の第1回を見ていました。

そのなかで、3月12日未明のベント記者会見のときの海江田さんの顔が大映しになっていて、目が真っ赤で潤んでいました。

4号機の“爆破”に関する藤井参議院議員の質問にも“人間味”のある反応を見せていましたね。


>枝野とか酔っぱらい管とかフランケン・岡田は異常だ。

それほど“口先”がうまくない菅さんや岡田さんは気持ちが悪い雰囲気のほうが勝っているのでまだしも、枝野さんや仙谷さんは滔々たる“口先”ですから始末に困ります。

よく考えずに聞いていると、ついほんとうのように受け取ってしまう危険性がたっぷり。

彼らは、岡田さんや菅さんよりは見た目も明るく、気持ち悪いというほどではありません。

彼らは、“口先”で勝てばよし、“口先”で納得させればよしという米国流のディベート根性を生きざまにまでしてしまった異常政治家ですね。


03. 2011年6月07日 11:42:31: pW4jdlZYk6
東電は、有価証券報告書にて以下の通り述べています(2010年6月、19ページ)。

「当社グループは,電気の安定供給確保に向け万全を期しているが,自然災害,設備事故,テロ等の妨害行為,燃料調達支障などにより,長時間・大規模停電等が発生し,安定供給を確保できなくなる可能性がある。
その場合,復旧等に多額の支出を要し,当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性があるほか,社会的信用を低下させ,円滑な事業運営に影響を与える可能性もある。」

「当社グループは,安全確保,品質管理,環境汚染防止に努めているが,作業ミス,法令や社内ルールの不遵守等により事故や人身災害,大規模な環境汚染が発生した場合,当社グループへの社会的信用が低下し,円滑な事業運営に影響を与える可能性がある。」

投資家にこうしてリスクを開示済みなのですから、社債権者に不利益を甘受させることに問題は無いと考えます。


04. palクン 2011年6月07日 13:46:34: mWJq7xP6mpLMg : CoF2UIa1l6
あっしらさんコメントどうもありがとうございます。
尊敬するあっしらさんに声を掛けていただいただけで光栄です。
幅広い観点からのご教示とても参考になりました。

一時的な国有化はやはり必要なのでしょうか?
ドイツが東西に分かれているころ東側でトラバントという車が生産されていました。
東西が融合したあとアウトバーンの追い越し車線で100台近くの玉突き事故が発生しその先頭にトラバントがいました。
トヨタのパブリカに似たかわいい車のため日本に輸入しようとした方がいました。
しかし、燃料タンクが紙に樹脂を含浸させた素材のためその安全性や排気ガス対策が不十分なため公道では走れなかったようです。
調べてみると第二次世界大戦前はこの車を作っていた会社はアウディと関係があったようです。
一方はベンツやBMWなどと競争をして品質を高め、一方は計画生産のもと性能が伸びなかったのです。
私は公共事業でもユーザーサービス向上のため競争が働く仕組みが必要なのではと考えます。
たとえ一時とはいえ国有化することで経営が荒みサービスが低下するのではないでしょうか。
現在の東電のサービスが良いわけではありませんが・・・
もっと悪くなることを心配します。
国有化すると東電の仕事は公務となります。
公務が全体の利益を志向しているということで住民を信頼しない背景を生み易くします。
この全体の利益(又は公共性)という観念がしばしば公務員の正当化原理に転化します。
住民は個別的利益を求めるがゆえに全体的利益を志向する公務の立場と相反するという考え方が支配的になります。
このため公務を行う組織を守り抜くことが強く意識されてきます。
結果として東電に不利益となる情報を隠蔽していく体質が強まることになるのではないでしょうか?


05. 2011年6月07日 16:22:23: 6t3Z2XpZpc
枝野3流悪徳弁護士の論理。以下のテクニックを多用する。

・私はそんなことは言っていない 忍法すっとぼけ
・そのときの発言はそういう意味ではない 忍法題目そらし
・大事なことは文章化せず署名もしない。あとで言い逃れの術 


06. 2011年6月07日 22:12:08: fUfMRUCvCI
表題おかしい
枝野は最初から嘘つきでペテン師だろ
ただちに健康に害はないと言った枝野はまさに嘘つきペテン師であった

07. あっしら 2011年6月09日 14:08:07: Mo7ApAlflbQ6s : onVdTZ00nI
コメントありがとうございます。

レスポンスは、

「東電賠償スキーム」関連投稿でコメントをいただいた「palクン」さんたちへのレスポンス
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/490.html

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