★阿修羅♪ > 原発・フッ素12 > 392.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
ペット達の原発 警戒区域内に残されたペット達 届かぬ声
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/392.html
投稿者 sci 日時 2011 年 6 月 06 日 19:28:41: 6WQSToHgoAVCQ
 

from MRIC 【ペット達の原発】 □ 警戒区域内に残されたペット達 届かぬ声
 ハリケーンカトリーナの失敗を生かせ。「ペットの避難・輸送基準法」の制定を日本でも!


   ■ 塩村文夏:放送作家



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■from MRIC
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ペット達の原発】
 今回の東電の事故で被害を被っているのは、人間だけではありません。震災まで大
事に飼われていたペットや家畜達が数多く犠牲になっています。

「玄関に鍵だけかけて、財布すら持たずに避難したんです。だってすぐに帰れるとい
うニュアンスだったから。以来、一度も帰れていないんです。帰りたくても避難所
(埼玉)からは遠いし金もない…」と涙ながらに話されていた富岡町の主婦。涙の訳
は家に残してきた猫3匹、犬3匹、ヤギ1匹、そしてウサギ10羽のこと。そのとき、既
に震災から1ヶ月以上が経過していました。1ヶ月も経過すると室内に置き去りになっ
た動物達の生存率はわずか1割。ボランティアが飼い主の依頼を受けて家に入ってみ
るとそこには「飼い猫が共食い」しており、背骨と頭だけ残った無残な死体がありま
した。震災前までは飼い主さんの膝の上で長閑に喉を鳴らして幸せだったであろう猫
の変わり果てた姿です。鎖でつながれたままの犬の多くも餓死しています。
(被災地の現実 http://nikukyuu946.seesaa.net/article/196500155.html
室内で共食いをしたショックな写真もありますので、閲覧注意です。

【餓死する動物】
 多くの民間ボランティアが危険を冒して警戒区域に指定される直前までレスキュー
をしました。なぜなら、何も持たずに避難をした飼い主さん達の多くが戻れずにいた
こと、そして一時的に戻れたにしても避難所では動物を飼うことができないため、
ペットを連れ帰ることがどうしてもできなかったためです。ボランティアが町に入る
と、首輪をしていても、リードのない犬がワラワラと出てきます。これは飼い主さん
や、飼い主さんに頼まれ一時帰宅できた近所の方が「生きて欲しい」と、鎖を外した
のでしょう。多くの犬が人間に慣れており、人を見ると寄ってきて餌をせがみます。
空腹なのです。レスキューされた子の中には空腹からビニールや軍手まで食べてし
まっており、調子を崩していた子もいます。犬や猫だけではなく、警戒区域には牛や
豚などの動物もいます。残念ながら、多くの家畜の餓死が報告されています。折り重
なるように餓死している豚の写真、死んだ母牛の横に立ち尽くす子牛の写真…。彼ら
もまた、原発事故の犠牲(者)です。

【上の指示がないと何でもできない行政】
 被災者の家族でもあるペットや家畜達。多くの人が「救済を!」と求めていますが、
満足いく回答は行政からありません。なぜなら「県が決めてくれないと動けない」と
か、「国が決めてくれないと動けない」という、ザ・お役所仕事だからです。日本に
は動物愛護精神のあるリーダーはいないようです。動物はまだ警戒区域で帰らぬ飼い
主を待っているというのに…。

 決定権のある人が「ボランティアと協力して救済しろ。安全重視で」と指示すれば、
どれだけ多くの命を迅速に救うことができるでしょうか。人間のことで手一杯であろ
うとも、他県の議員や獣医師などの「協力者」は沢山いるのだから、なぜ一任できな
いでしょうか。こうしている今も、数多くのペット・家畜達が警戒区域で飼い主を
待っています。今はまだ人間を信じています。しかし、あと半年、そして1年も経過
すると野犬化し、レスキューではなく、「野犬は危険なので捕獲し、殺処分」という
意見も出てくるかも知れません。今ならまだ間に合います。どうか、みなさん、政府
や行政に陳情を。そして警戒区域ギリギリの地点で今も保護活動を続けているボラン
ティアに応援をお願いいたします。

【失敗を生かせ】
 05年にアメリカを襲ったハリケーンカトリーナ。そのとき、ペットと引き離される
のを拒否して被災地に残った住民も多かったそうです。当時、5万匹以上の犬や猫が
被災地に置き去りにされる一方、ペットのために避難を拒否する住民も数多くいたそ
う。そのため翌06年10月、緊急避難時にペット同伴を認める「ペットの避難・輸送基
準法」がアメリカでは制定されています(5月28日の毎日新聞参照)。このような法
律があれば、行政ももっとスムーズに色々と判断が下せるはずです。

 今回の災害の教訓とし、日本も、緊急避難時にペット同伴を認める「ペットの避難
・輸送基準法」を策定すべきではないでしょうか。失われた数多くの小さな命。その
死を決して無駄にしてはいけないと思います。きっと、ペットを失った飼い主さんも
そう思っているはずです。


塩村文夏(しおむらあやか)
放送作家。担当番組 シューイチ(日テレ)、きょうのわんこ(フジテレビ)、夕焼
け寺ちゃん活動中(文化放送)など。
飼い猫を保健所から引き取り、動物愛護活動に目覚める。4月22日の警戒区域が設定
された日には、福島にボランティア活動に入った。
ブログ:にくきゅうにっき http://shiomura-ayaka.cocolog-nifty.com/
----------------------------------------------------------------------------
    MRIC医療メルマガ通信 ( http://medg.jp
    MRICの配信をご希望される方はこちらへ > ( info@medg.jp )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ●○○JMMホームページにて、過去のすべてのアーカイブが見られます。○○●
          ( http://ryumurakami.jmm.co.jp/ )  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年6月06日 19:52:24: tEuMUcieh
テレビで見たが、避難所に向かう被災者のかたの車を、愛犬が全速力で
追いかけてくる姿は悲しすぎた。
犬は人を癒す力がある、是非アメリカ並みの愛護精神・愛護政策がほしい。

02. 2011年6月06日 19:57:36: pEgCpfCxXY
んー、
ペットたちの原発事故の現実、共食い遺体の現実、届かぬ声、
といってもいいんだが、これってペット、犬猫の現実に留まらないよ。
人間ならさしずめ、子どもたちの近い将来の現実なんだ。
みんな、長期にわたる低線量被曝による小児がん、小児白血病なんかになるでしょ。
あるいは、場合によってはホットスポットにいたりして、短期であれ高線量被曝
による急性症状なんかもありうる。福島市内にも何百万ベクレル/kg 
何千万ベクレル/kgの雑草なんかがあるからね。
これが原発誘致と交付金という金の成る木の正体だった、
子どもたちの命を犠牲にし、将来の子どもたちにも危険な核のゴミの処理しがたさ
そして人体汚染と障害を手渡ししていくという正体だった。
それでも大人たちは現実を回すために、カネが必要だと繰り返すしかない。
債務もあれば現在そして将来もあるから、と。大人は無力だ。

03. 2011年6月06日 22:08:42: ZCmmhOu7dc
01さん、確かに最後の場面は涙が止まらなかった。
でもあの犬はその後ボランティア団体に引き取られていて、無事だそうです。

いつもとばっちりを受けるのは、人間以外の生き物。あと小さな人間たち。


04. 2011年6月07日 00:07:19: HQ3prt7jX2
そもそもペットを飼っていること自体がおかしい。

飼い主が先に死んでしまうかもしれない。
経済的に飼い続けられなくなるかもしれない。
飼い主や家族が病気になって飼えなくなるかもしれない。
そして災害などなど、
将来のことを真面目に考える人であれば、
ペットの命を預かることの重要性を認識できる人であれば、
ペットを飼うなどという暴挙に走るはずがありません。

つまり、今回の事態も飼い主の不見識による「人災」にほかならないのです。
「どうせ買い続けられるだろう」などという安易な気持ちが、
ペットに塗炭の苦しみを与えたことは明白。

発展途上国の飢えに苦しむ人々を思いやらないまでも、
日本で生活苦にあえぎ、ペットなど思いもよらぬ人もたくさんいます。
(ペット以下の生活の人もいるでしょう)

とにかくこの悲劇を、天災や行政のせいにするなんて言語道断。
飼い主の思い上がりを糾弾すべしです。


05. 2011年6月07日 00:45:56: evSC25VapI
一ヶ月以上も前に、すでにこのような状態だったのですか?
ものすごいショックです。

動物は寿命が人間より短いし、言葉がしゃべれないのです。だからこそ普通、動物を
飼うと決めた以上、家族の一員として一生面倒をみる覚悟で飼う人が大半だと思います。

避難所にペットや家畜を連れていけなかった人達。辛かったと思います。でも悲惨な死に方をして行った動物達の苦しみは、それをはるかに越える苦しみだったと思います。自分がペットだったらと思うと本当にゾッとします。
止むを得ない事情とは言え、飼い主に見捨てられ餓死するなんて哀れの極みです。


06. 2011年6月07日 01:44:05: TzrL1uYtLI
動物は人の心の支えです。
被災しても“この子の為に”“あの子が生きているから”人も頑張れるんです。

老衰や病気で失っても辛いのに
苦しい死なせ方をしてしまったら
それは他人からは簡単に想像できないほどの辛さです。

“人”でない分「動物のことで何を」「あきらめろ」
などと言われまた傷つき
悲しみを話せなくなり苦しみは大きくなるばかりです。

たぶん皆さん「置いて行った自分が悪いんだ」と
自分を責められていると思います。

どうか生きて、動物を見殺しにしない社会にしましょう。


周りに動物を置いてきた人や亡くした人がいる方
「動物のことを言っている場合ではない」とか
「動物だって命があるのに…かわいそう」とか言うのではなく
どうかどうか飼い主さんの話を聞いてあげてください。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素12掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素12掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧