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6月5日 4時44分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110605/k10013321491000.html
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、国の原子力安全委員会が、先月、福島市内のオフィス街で放射線量を調べたところ、泥や落ち葉が積もった側溝の上は、比較的、値が高くなることが分かりました。
これは、原子力安全委員会の臨時会議で報告されたものです。原子力安全委員会は、先月24日と25日に、福島市中心部にある県庁周辺のオフィス街で、空気中の放射線量を地面からおよそ1メートルの高さで調べました。その結果、1時間当たりの放射線量は、泥や落ち葉が積もった側溝の上では、3マイクロシーベルトから4マイクロシーベルトとなっていました。福島市が、ほぼ同じ高さで測った市内の放射線量は、現在、1時間当たり1マイクロシーベルトから2マイクロシーベルトとなっていることから、線量の高さが分かります。側溝の泥に測定器を近づけると、100マイクロシーベルト近くに達する場所もあったということで、放射性物質を含んだちりが蓄積したと考えられています。原子力安全委員会は、人通りの多い場所を優先して、放射線量の高い泥などを回収する必要があるとしています。原子力安全委員会は「行政の管理の下で回収を進め、作業をする際は、マスクや手袋を着用し、放射性物質を吸い込まないよう注意してほしい」としています。
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