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(回答先: 千度以上示す核物質、3月12日に検出していた(読売新聞) 放射性物質テルル132を放出 投稿者 中田英寿 日時 2011 年 6 月 04 日 00:05:26)
当該記事は、「千度以上を示す核物質」を見出しに書くだけで、その意味するところをまったく説明していない。
それは、菅政権が、12日“朝”(時刻を示せよ)の時点では、間違いなく1号機でメルトダウンが起きていたことを知っていたことを意味するデータだからである。
■ テルル132が浪江町で検出された意味
● 炉心の燃料被覆管が酸化し燃料棒表面が1800度以上の高温になり、最低限、燃料ペレットも溶融し始めていることを意味する。(メルトダウンの開始)
● テルル132の半減期は3.3日なので自動停止した炉心が再臨界に達しているかどうかは不明
※ テルル132が10日ほど経ってから、他の核種とのバランスで理論的推計値を超える量で検出されると再臨界が起きている可能性が高い
● 6km離れた浪江町でテルルが検出したということは、この前にすでに原子炉に“穴”があきさらに格納容器にも隙間ないし“穴”があったか、検出した時刻が1回目のベントである10:17のあとであったことを意味する。
※ 私の推論でしかないが、記事でいう12日朝というのは、たぶんウェットベントを行った10:17以後の時刻で、ベントの影響を知るために浪江町で採取した大気もしくは土壌で核種分析したのだろう。
ベントの前であれば、それなりに重い(ウランやプルトニウムのようにアルファ崩壊する法制性物質としてはもっとも軽い)テルル132が原発施設外に飛散することは考えにくいからである。意図的なベントなしにテルル132が飛散している状況は、原発施設が悲惨な状況になっていることを意味するからである。
最後に、保安院西山さんの、
>今回の「隠そうという意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。」
これは、6.2政局騒動と同じ、慎重に選んだ言葉で自分たちの責任や事実をうやむやにするペテン師的言辞である。
少し意訳すると、「自分たちが事故状況を分析するためには利用したが、知っても原発事故対応に役に立つとは思えない国民に示しても、あらぬことを考えたりただただ不安になってパニックになるだけだと判断したので公表しなかった」になるのでは,,,
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