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4か所で放射線量目安超える
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110604/k10013313301000.html
6月4日 5時33分 NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、原発周辺の放射線量の調査で避難などの対象となっていない福島県伊達市と南相馬市の調査地点の4か所で計画的避難区域の目安である放射線量を超えました。国の原子力安全委員会は「調査地点の地形が影響している可能性がある」として、すぐに避難区域を見直す必要はないものの放射線量の推移を注意深く見ていく考えを示しています。
目安の放射線量を超えていたのは、原発から北西に48キロ離れた▽福島県伊達市霊山町石田宝司沢のほか、▽伊達市霊山町上小国、▽伊達市霊山町石田、それに▽南相馬市原町区大原の4つの調査地点です。このうち、伊達市霊山町石田宝司沢の調査地点では、事故から1年後までに浴びると推定される積算の放射線量が、国の調査で、4回続けて計画的避難区域の目安である年間20ミリシーベルトを超えたほか、残る3つの調査地点は今回の調査で初めて目安を超えました。これについて、国の原子力安全委員会は、3日の会見で「これらの調査地点では、放射線量が高くなりやすい谷の下などにあり、地形が影響している可能性がある」と述べ、すぐに避難区域を見直す必要はないものの放射線の推移を注意深く見ていく必要があるとしています。計画的避難の対象外の地域を巡っては住民からの要望などを受けて今月中旬、国が伊達市内の目安を超えている場所を中心におよそ600余りの地点で放射線量を調査するほか、20か所から土を採取して分析する予定です。
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