http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/251.html
Tweet |
http://onodekita.sblo.jp/article/45649110.html
2号機プールの循環冷却開始
http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_soc_jishin-higashinihon20110531j-04-w540&rel=y&g=soc より
2011060103.jpg
◎2号機プールの循環冷却開始=事故以来初、代替装置稼働−福島第1原発・東電※記事などの内容は2011年5月31日掲載時のものです
福島第1原発事故で、東京電力は31日午後、2号機使用済み燃料プールの代替循環冷却装置の運転を開始した。事故後、循環型の冷却が行われるのは原子炉、燃料プールを通じて初めて。現在70〜80度のプール内の水温を、約1カ月で40度程度まで下げる。
東電によると、試運転は午後4時20分に開始。約1時間後、本格運転を始めた。
プールの循環冷却は、4月に公表した事故収束に向けた工程表では10月〜来年1月に実現する予定だった。5月の見直しで一部を前倒ししており、1、3号機は6月中、4号機も7月中に稼働する予定。
冷却装置はプールから水を抜き出して熱交換器に送り、冷却された水をプールに戻す1次系と、熱交換器内で1次系の水から配管越しに熱を奪い、空冷式の冷却塔で冷やす2次系で構成。1次系の流量は毎時100トンで、除熱能力は約1.17メガワット。プール内には核燃料を束ねた燃料集合体が615体あり、燃料が発する熱は約0.6メガワットで、運転を続ければ冷却が進む。
2号機原子炉建屋内は、プールから水が蒸発する影響で湿度99.9%、温度36.7度と高く、5月18日に初めて入った東電社員が軽い熱中症になるなど作業環境が悪い。プールの水温が40度前後に下がれば、蒸発量はかなり減り、作業環境の改善が期待できる。
2号機建屋内は空気中の放射能濃度も、ボンベなしの作業が許容される濃度限度の約100倍ある。東電は1号機の放射能低減に使った局所排風機を改良。プールの冷却で、ある程度湿度を下げた後、ヒーター付きの局所排風機で湿度を取り除いた空気をフィルターに通し、建屋内の放射性物質を除去する方法を検討している。
プール水温、順調に低下=循環冷却の2号機―福島第1
時事通信 6月1日(水)10時58分配信
福島第1原発事故で、東京電力は1日、代替循環冷却装置の運転を始めた2号機使用済み燃料プールの水温が、順調に下がっていると発表した。運転を始めた5月31日夕には67度だったが、1日午前5時時点で64度に下がったという。
2号機原子炉建屋内は、プール水の蒸発により湿度が99.9%となるなど、極めて作業環境が悪く、東電は約1カ月で水温を40度程度に下げることを目指している。
このニュースは、収束にむけて初めて進んだといえる非常にニュースだと思います。たぶん、1週間足らずで、目的の温度まで下がるのではないでしょうか。(前にも書きましたように、定量分析は出来ません。カンです)次は、1号機、4号機の燃料プールに同様の設備を取り付け、燃料プールかららドライキャスクに燃料を直ちに移動させねばなりません。
喩えますと、打ち水で全然下がらなかったので、クーラーを入れた わけです。放射性物質の飛散もある程度押さえられるでしょう。この循環冷却は、3月の当初より提案されていたにもかかわらず、採用するのにこれほどの時間がかかってしまったのは、なぜなのでしょう?
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1865228.article.html
上原元佐賀大学長 原子炉冷却方法を国に提案 2011/04/05
放射性物質漏れを起こしている福島第1原発の原子炉の冷却方法について、元佐賀大学学長で海洋温度差発電研究者の上原春男氏(71)=佐賀市=が、外付けの新たなシステムを設けて冷却する方法を政府に提案した。福島原発の復水器設計に携わった経験から政府の要請を受け、事故発生直後から協議してきた。放射性物質の影響をできるだけ避けるために原子炉から離れた場所に熱交換器を設置し、海水を使って冷やす構想。伊万里市のメーカーで熱交換器1基が待機状態に入っている。
上原春男氏会見
前半
http://www.ustream.tv/recorded/13809646
後半
http://www.ustream.tv/recorded/13809885
いずれにせよ、初めて一歩踏み出せました。この手法の利点が認識されると、今度は原子炉冷却にも用いられる可能性があります(冷温停止するには、熱交換機を利用するしかありません)
また、この空冷式冷却器は、原子力発電所を今後も利用する気があるならば、すべての号機に取り付け、海水ポンプが破損した場合においても冷温停止に持って行けるようにする必要があります。(非常用冷却器のようなものです)
事故が起きる前でさえも、原子力発電所のコストは割に合わないと言ってよい状況です。このような装置を取り付ける余裕が、はたして原子力村に残っているのでしょうか?
ともあれ、明るいニュースであることは、間違いありません。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110601/t10013261281000.html
2号機燃料プール 水温下がる
6月1日 20時7分
東京電力福島第一原子力発電所で、先月31日に循環型の冷却装置の運転が始まった2号機の使用済み燃料プールでは、70度程度あった水温が1日午後4時には48.4度と、1日で20度余り下がり、東京電力は、冷却装置が順調に機能しているとしています。
福島第一原発2号機は、原子炉建屋の放射線量が比較的高いうえ、使用済み燃料プールが発生源とみられる水蒸気の影響で湿度が99.9%と高く、防護服やマスクを着用して作業するのが難しい状況です。このため東京電力は、2号機の燃料プールの水温を下げるため、燃料プールで温められた水を熱交換器で冷やして再びプールに戻す循環型の冷却装置を設置し、先月31日から運転を始めました。東京電力によりますと、燃料プールの水温は、運転を始める直前の先月31日午後5時の時点で70度だったのが、1日午後4時には48.4度と、ほぼ1日で20度余り下がりました。東京電力は、冷却は順調に進んでおり、今後、水温の下がり方は緩やかになって、1か月程度で40度前後まで下げることができるとしています。これによって、2号機の原子炉建屋の湿度が下がれば、その後、放射性物質を取り除く設備を設置する作業に入ることにしています。事故のあと、外部からの注水で冷却を続けていた1号機から4号機の燃料プールのうち、循環型の冷却装置が稼働したのは2号機が初めてです。東京電力は、1号機と3号機で今月、4号機では来月にもそれぞれの燃料プールで同じような冷却装置を稼働させることにしています。 もう人間が入ろうと思えば、入れる温度になってきました。空冷式のため、外気温以下にはなりませんが、蒸気はずいぶんと減っているはずです。
まだまだ、先は長いのですが、ちょっとだけ明かりが見えてきたような印象です。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素12掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。