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(Japan pensioners volunteer to tackle nuclear crisis: BBC NEWS ASIA-PACIFIC)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-13598607
2011年5月31日最終更新07:19GMT
日本の年金生活者たちが原子力の危機に取り組むことを志願する
ローランド・バーク
BBCニュース、東京
200人以上から成る日本の年金受給者のグループが、福島原発の原子力の危機に取り組むことを志願している。
技能退職者部隊、彼らは自分たちをそう呼んでいるが、このグループは退職した技術者や他の専門家から成り、みな60歳を超えている。
彼らは、若者たちでなく、自分たちが放射線の危険の矢面に立つべきだと語る。
自分たちの世代が立ち上がる時が来たと、山田恭暉(やまだ・やすてる)氏が決心したのは、テレビニュースを見ている時だった。
福島原発を安定させるための闘いに、同氏はもはやただの傍観者ではいられなかった。
72歳にして、この引退技術者は任務に復帰し、同行する年金受給者たちのチームを組織しつつある。
数週間経った今では、山田氏は昔の友人たちから再び連絡が来たり、Eメールを送ったり、ツイッターでのメッセージ発信さえしている。
山田氏の話では、発電所で若い作業員と交代することを志願するのは、勇ましさではなく論理的な考えだ。
「私は72歳で、平均では、たぶん私の人生は残り13〜15年だ」と同氏は語る。
「私が放射線に被曝したとしても、ガンを発病するのは20年か30年先だろう。だから、私たちのような年寄りはガンになる危険が小さい。」
山田氏は、原発の中に入りたいという志願が受け入れられるよう、熱心に政府に働きかけている。その申し出に感謝を表明しているものの、政府は慎重だ。
山田氏を支援する国会議員は、確かに何人かいる。
爆発の原因となった冷却装置の故障を引き起こした、地震と津波から3カ月近く経つが、発電所は今でも放射線を出し続けている。
発電所を運営する東京電力は、現在では、原子炉のうちの3基で、炉心溶融が起きていることはおそらく間違いないと語っている。
同社の計画では、1月までに発電所を冷温停止に持ち込むことになっているが、それは楽観的すぎると考える専門家もいる。
この大災害に対応するために、日本は緊急作業要員の放射線被曝上限を、100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げた。
東京電力の発表では、それでも、2人の作業員がすでにそれ以上被曝したかもしれないと発表している。
特攻隊?
山田氏のチームに属する退職者の多くは、同氏のような元技術者だ。
他にも、元発電所作業者、工場設計の専門家などがいる−歌手もいれば、料理人も2人いる−チームの娯楽や食事を欠かさないために役立つと、山田氏は語る。
イトウ・ミチオ氏は小学校の教師だったが、いまは退職後の時間をカフェの手伝いに使っている。このカフェでは、学習に困難を感じる人たちに、働く経験を提供している。
同氏は、エプロンを放射線防護服に着替えたいと強く望んでいる。
「私は特別じゃないと思う」と、同氏は語る。「大部分の日本人が同じ思いを心に抱いている。問題は、前に踏み出すか、後ろに留まり見ているかだ。」
「踏み出すにはかなりの度胸がいる。でも、これはすばらしい経験になると、私は願っている。大部分の日本人は、自分ができる何らかの方法で手助けをしたいと思っている。」
山田氏はすでに、昔着ていた上下の作業服が、身体に合うどうかを試した。
同氏は語る。準備はいつでもできている−これまでの人生経験をその任務に生かす。
さらに、同氏が提唱したチームは、第二次大戦で使命のために自殺飛行をした、特攻隊員になぞらえられるのではないかと思ったのだが、との問いを同氏は一笑に付した。
「私たちは特攻隊ではない。特攻隊には、リスク管理の欠如した、異様なものがあった。彼らは死にに行った。でも、私たちは戻ってくる。私たちは働かなければならないが、決して死なない。」
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(Japan nuclear crisis: Pensioners seek work at Fukushima: BBC NEWS ASIA-PACIFIC)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-13597670
日本の原子力危機:年金受給者たちは福島で働くことを求める
2011年5月31日最終更新05:52GMT
200人以上から成る日本の年金受給者のグループが、福島原発の原子力危機に取り組むことを志願している。
「技能退職者部隊」、彼らは自分たちをそう呼んでいるが、彼らは退職した技術者や他の専門家から成り、みな60歳を超えている。
そのグループの一人、山田恭暉氏は、BBCのローランド・バークに、若者たちでなく、自分たちが放射線の危険の矢面に立つべきだと語った。
(下のリンクから、フラッシュプレーヤーによる、約3分間のインタビュー映像をご覧いただけます。)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-13597670
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(投稿者より)
山田恭暉氏のグループのことは、阿修羅の皆様ならどなたでもご存じのことと思いますが、イギリスBBCがこれを伝えた記事を投稿いたします。 誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
今後、福島原発の作業が進展するに従い、専門知識は専門家に任せるにしても、技能者や技術者ならではの勘や経験などが生かせる場面が出てくるように思われます。若者ほどの力はなくても、そのような勘や経験などの面で、若者がどうしても適わないものを、そうした方々はお持ちのように思えます。そういった意味からも、そうした方々が原発で活躍なさるのもいいのかな、と思っていました。
その時が来ましたら、是非活躍していただき、あわせて、きちんと天寿を全うできるよう、願っております。
英語のできる方は、動画もご覧になってみてください。内容は記事に書かれたことと重なりますが、言葉では表せない雰囲気や人柄などが伝わってくる映像です。
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