http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/198.html
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「日本の総電力のうち原子力は3割を占め、日本経済を支えている。一方、自然エネルギーの比率は約9%にとどまる。」
「そもそも自然エネルギーが普及しないのは、その質・量・コストに難があるからだ。風力や地熱開発は立地の厳しい制約もある。」
「ドイツは「脱原発」に動き出したが、欧州大陸の送電網を利用して、フランスなどからいつでも電力を購入できる。」
「世界各国は、二酸化炭素の排出量を減らす地球温暖化対策も迫られている。」
流石、「原発の父」正力松太郎の読売新聞。論旨が明快です。
東電擁護と利権死守。
読売の論説委員は、小出さんの文章よんだのかな?
◆巨大地震が原発を襲うとき-廃絶すべき浜岡原発-(京都大学・原子炉実験所 小出裕章)
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/139.html
「発電所の設備の能力で見ると、原子力は全体の18%しかありません。その原子力が発電量では28%になっているのは、原子力発電所の稼働率だけを上げ、火力発電所のほとんどを停止させているからです。原子力発電が生み出したという電力をすべて火力発電でまかなったとしても、なお火力発電所の設備利用率は7割にしかなりません。それほど日本では発電所は余ってしまっていて、年間の平均設備利用率は5割にもならないのです。つまり、発電所の半分以上を停止させねばならないほど余っているわけです・・・・」
代替エネルギーにも、原発並みの交付金や対策費を投入すれば、もっと利用は広まり、コストも下がると思います。
脱原発のドイツがフランスから電力を購入する云々も
「「脱原発のドイツが、フランスから電気を買っている」とコピペする工作員がいるが、
実際には、フランスはそれよりも多くの電力をドイツから買っている。
ドイツは、風力発電での発電量の過多の問題さえ抱えている・・・」と阿修羅住民から指摘されています。
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/433.html#c3
■新エネルギー策 安全性高めて原発利用続けよ(5月27日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110526-OYT1T01201.htm?from=any
仏ドービルで開幕した主要8か国(G8)首脳会議(サミット)で、菅首相が新たなエネルギー政策を表明した。
東日本大震災への支援に謝意を示したうえ、東京電力福島第一原子力発電所の事故から日本を再生させるメッセージを発信したのは妥当だろう。
首相は、政府が昨年決めたエネルギー基本計画を白紙に戻し、太陽光や風力など自然エネルギーの拡大を加速する方針を示した。
具体的には、「2020年代のできるだけ早い時期」に、総電力に占める自然エネルギーの割合を20%にする数値目標を掲げた。
日本の総電力のうち原子力は3割を占め、日本経済を支えている。一方、自然エネルギーの比率は約9%にとどまる。
原発事故の影響で、原発の新増設は難しくなった。自然エネルギーの利用拡大に活路を見いだす狙いは、ある程度理解できる。
しかし、20%の目標達成時期は基本計画よりも、唐突に10年程度前倒ししたものだ。実現に向けた具体的な方策は示していない。
そもそも自然エネルギーが普及しないのは、その質・量・コストに難があるからだ。風力や地熱開発は立地の厳しい制約もある。
首相は最も有望とされる太陽光について、技術開発を促進させ、太陽電池の発電コストを現在の3分の1にする“夢”を語った。日本中の1000万戸にパネルを設置する構想も明らかにした。
だが、技術革新が実現し、企業や家庭が利用しやすい送電網などを整備することが前提になる。過剰な期待は禁物だ。
資源小国の日本が経済力を維持し、復興に確かな道筋をつけるためには、やはり、原発の安全性を高めて活用していくことが現実的な選択である。
G8では、フランスが原発推進派で、米国も原子力を含むクリーンエネルギーを重視する。
ドイツは「脱原発」に動き出したが、欧州大陸の送電網を利用して、フランスなどからいつでも電力を購入できる。それができない島国の日本とは事情が違う。
世界各国は、二酸化炭素の排出量を減らす地球温暖化対策も迫られている。その点で原発はなお、有力なエネルギー源と言える。
日本は原発を利用しつつ、石油などの化石燃料や、自然エネルギーも組み合わせる最適なモデルを目指さねばならない。
(2011年5月27日01時22分 読売新聞)
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