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●毎日jp(毎日新聞)
■原子力産業協会:東日本大震災後「原発は安全」 海外向けPR
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110525dde041040080000c.html
2011年5月25日
原発関連のメーカーや電力会社、研究機関などでつくる社団法人「日本原子力産業協会」(原産協会、今井敬会長)が、東日本大震災後の4月19日から「日本の原発は安全で高品質」と海外向けにPRする冊子をホームページ(HP)上で公開していることが分かった。東京電力福島第1原発事故で安全性への懸念が高まる中、事故に触れずに原発輸出のPRを続ける姿勢に海外から批判も出ている。
冊子は「日本原子力購入ガイド2011」。全約100ページで、震災発生前に作製が始まり、4月19日に原産協会の英語版HPに掲載された。会員企業の国内メーカーやゼネコンなどの原子力関連商品や事業の内容を英語で紹介している。
冊子は冒頭で「日本の原子力産業界は、信頼できる最高級の部品を使い、高性能の原発を建てている」とアピール。「日本の原子力の現状と将来」と題したページでは、「日本の原発は7000時間当たりの緊急停止割合が世界一低く、最高水準の安全性を実証している」と日本原発の安全性を強調している。【林田七恵、日野行介】
毎日新聞 2011年5月25日 東京夕刊
■福島第1原発:「日本の原発は安全」HPから削除
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110526k0000e040050000c.html
2011年5月26日
原発関連のメーカーや電力会社、研究機関などでつくる社団法人「日本原子力産業協会」(原産協会、今井敬会長)は25日、海外向けにホームページ(HP)で公開していた「日本の原発は安全で高品質」とPRする内容の冊子をHPから削除した。理由は「指示した者が不在で答えられない」としている。
冊子は「日本原子力購入ガイド2011」。東日本大震災後の4月19日に原産協会の英語版HPに掲載された。東京電力福島第1原発事故で安全性への懸念が高まる中、事故に触れずに「日本の原発は7000時間当たりの緊急停止割合が世界一低く、最高水準の安全性を実証している」などと原発輸出の宣伝を続ける姿勢に、海外から批判も出ていた。
毎日新聞 2011年5月26日 12時07分(最終更新 5月26日 12時21分)
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