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危険な原発を停止して、その核燃料を地震の影響のない場所補完するべき 浜岡原発が運転停止したことを持って安全性が確保されたかのような幻想が出来上がっているが、現在の福島第一原発の状況が示しているように核燃料がある限り大規模な放射能漏れが起こる。東海地震が浜岡原発を直撃する可能性は大変に高いが、だからと言って他の原発が地震に襲われる心配がないわけではない。 福島原発での放射能漏れがあまり大した影響を与えていないように思われているが、これはたまたま福島第一原発が日本の東端にあり、西風で放射性物質の大部分が太平洋へ運ばれたからだ。日本で次の地震がどこで起きやすいかはなかなか評価できないはずだ。だから、放射能漏れが起こった場合の影響の大きさで危険性の高さを決めるのがいい。この基準なら、比較的客観的に順位付けができるはずだ。普通に考えて、浜岡原発、伊方原発、川内原発あたりが上位に来るだろう。 そして、もし事故で放射能漏れが起こってもあまり直接的な影響のない、地震の少ない地域へ停止した原発から核燃料を移送して保管するべきだ。 2004年のスマトラ島沖地震では次のように5年以上にわたってマグニチュード7を超える誘発地震が起こってきている。 2004年12月26日----スマトラ島沖地震 (2004年)------9.1-------スマトラ島北西沖 つまり、ほぼ確実に日本でもマグニチュード7を超える地震が各地で起こると言うことだ。東京や大阪、名古屋直下で地震が起これば日本経済はほぼ破綻するが、原発事故が再度起これば、日本という国家自体が成立し得なくなる。国土の大部分が居住不能になるからだ。 東北地方の復興に世間の関心が移りつつあるが、現実には次の震災が迫っている。東北地方の復興をやりつつ、全国の原発を廃止して、核燃料を安全に保管することがどうしても必要だ。 また、原発に代わるエネルギー源として地熱の大規模な開発が急がれる。太陽光ではあまりにも高価だし、原発の代替えをする規模にするには時間がかかりすぎる。地熱は既に有望地域の特定はできているし、一か所で3万キロワットから5万キロワットの発電は最低でもできる。特に東北地方は地熱資源の豊かな地域なのだから、東北復興の核に地熱開発を据えて、地域全体の再開発を原発の廃止とともにやるべきだ。 浜岡原発の運転停止だけをして核燃料の運び出しをやらないのは大規模な事故が起こった時に数時間から数日の余裕を取ったことにしかならない。核燃料は浜岡原発1号炉や2号炉にもまだ装填されたままであり、これらの原子炉は既に運転期間が30年を超えている。福島第一原発と同程度に古い原発であり、至急核燃料の運び出しを行うべきだ。単に運転停止だけをやるなら、運転継続をして電力不足を回避したほうが良いとさえ言える。繰り返すが、運転停止だけでは安全性の確保はできない。中途半端なことはやらないほうがいい。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<574>>
2005年3月28日-----スマトラ島沖地震 (2005年)------8.6-------メダン南西沖
2007年9月12日-----スマトラ島沖地震 (2007年)------8.5-------ブンクル南西沖
2009年9月30日-----ストラ島沖地震 (2009年)--------7.5-------パダン西北西沖
2010年4月6日-------スマトラ島沖地震 (2010年4月)---7.8-------バニャック諸島付近
2010年5月9日-------スマトラ島沖地震 (2010年5月)---7.2-------バンダアチェ南南東沖
2010年10月25日----スマトラ島沖地震 (2010年10月)--7.7-------パダン南沖
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