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放射線監視装置がほぼ全滅 被災3県、データに空白
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052801000555.html
2011/05/28 20:42 共同通信
東日本大震災で被災した宮城、福島、茨城各県で、モニタリングポストなど放射線を監視する装置のほとんどが停止し、データの空白が生じていたことが28日までの各県への取材で分かった。
装置本体や、データを処理するサーバー、通信回線などが津波や停電で使えなくなったのが原因で、事故発生後の事態の把握や避難の判断に生かされなかった。原発を抱えるほかの自治体でもシステムに同様の不安があり、緊急時の監視体制の見直しが求められる。
福島県によると、監視装置は福島第1、第2原発の周辺に計23台を設置。放射線量を常時測定し、第1原発から約5キロ離れた原子力センターへ通信回線を通じてデータを送って集約していたが、3月11日の地震発生直後からデータ送信が次々と停止。発生から約3時間後には、22台からのデータが得られなくなった。
県の担当者によると「津波で流されたり、地震の揺れで壊れたりもしたが、通信や電力といったインフラが断絶したのが一番大きい」という。バックアップとして衛星回線を備えていた装置でも受信はできなかった。アンテナが地震で倒れるか向きが変わった可能性があるという。
女川原発のある宮城県でも、地震直後の津波で監視装置7台中4台が流されるか、水に漬かって故障するかした。サーバーを置いていた原子力センターも津波で機能を喪失。高台に設けた3台からは予備の衛星回線を通じてデータを受信できたが、地震発生から約5時間後には何らかのトラブルでそれも停止した。
東海第2原発などの周辺に40台以上を設置する茨城県では、停電に備えて各装置に非常用バッテリーを併設。停電と同時に起動したが、約20時間後には電源が切れ、停電が復旧し始めるまで約3時間、測定が全くできない状態に陥った。環境放射線監視センターの担当者は「施設周辺の放射線は常時監視が原則。すべてがダウンしたのは問題があった」と話した。
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