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「海水注入の中断」を巡り、またしても騒がしくなってきました。
偏差値の高い学校を卒業しつつもおバカな政府/役人/東電上層部の皆さんが右往左往する状況を、更におバカメディアの方々が恣意的に報道するので、今回の原発事故に関して日本中が狂騒を続けている感があります。 「中断」の情報に関する一両日の関係者の反応を見る限り、どうやら福島第一原発で陣頭指揮を取り続けている吉田所長が責任の多くを押し付けられるような様相も覗えます。
しかし、本質的に問題であったのは、「中断」を決定した東電上層部の判断と、それに至る意思決定のプロセスだったと思うのですよ。 昨日の記者会見では、当時首相官邸へ送り込んでいた東電社員から「官邸内には、(再臨界を危惧して)海水注入を見合わせるべきとの”空気”もあるようだ。」との報告を受けた東電側が、本店の判断として「中断」を決定したと説明されていました。 しかし、夕刻以降の何れの報道番組でも件の部分は割愛され、「吉田所長が独自の判断で...」という場面ばかりが放送されていたのですね。
感情抑制が不得手な首相や偏向した社会主義的思想を持つ閣僚達へ過剰に配慮した結果、東電本店の経営陣が「中断」という不適切な判断を下した事実については、糾弾する声が出てこないのです。 錯綜する情報に翻弄された政権からは、面子を潰された怒りの反動として東電側の情報管理/伝達を批判する意見が述べられるばかりであり、野党の側からも政府の情報管理に対する批判しか出てこないのですよ。
勿論、おバカなメディアの方々も、「中断」という東電上層部による不適切な判断自体を問題視するようなことがありません。 結果的に、大多数のおバカな国民の皆さんも、いつの間にかスリ変えられてしまった問題にばかり注意を向けるようになっているのですね。 全く、ボールが転がった方へ全員で駆け出してしまう「小学生のサッカー」を見るようです。
組織上の命令系統に背こうとも東電上層部の不適切な判断を拒絶し、現地/現場の安全を優先して海水注入を継続した吉田所長の措置は賞賛されこそすれ、決して「処分」の対象とすべき事では無いものだと思います。 しかし、このようにおバカな人々に取り巻かれてしまう現状では、吉田所長も厳しい立場に置かれることとなりそうです。
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