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【甘口辛口】原発“でたらめ”と“嘘つき”はもうご免
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110525/dst11052515130017-n1.htm
2011.5.25 15:13 産経新聞:サンケイスポーツ
「でたらめ委員長だ」と、国民新党の亀井代表が原子力安全委員会の斑目(まだらめ)委員長を批判した。福島第1原発への海水注入をめぐり、当初「再臨界の危険性がある」とした斑目氏は「言ってない」と反発。「可能性はゼロではない」と発言が訂正されたが、「修羅場で言うべき言葉ではない」と亀井氏は更迭を求めた。
でたらめかどうかはともかく、安全委の人たちは事故後、一度でも現場に足を運んだのか。それこそ安全なところで能書きを並べているだけという感じだ。理論にたけていても、「血を見るのが怖いから」と自分は手術室に入らない外科医みたいなものではないか。
ある外国人専門家が「日本の原子力は御用学者を集めて理論では進んでいても、技術者が育たず技術の蓄積がない。だから、こういう結果になったのでは…」とラジオ番組で指摘したのを聞いたが、確かにその通りだろう。東電幹部も技術者養成に金をかけるより、自分たちの超高給の方が大事だったのだろう。
海水注入の中断について菅首相は野党の追及に「報告がなく、止めろと言うはずがない」と否定した。しかし、内閣府の原子力委メンバーでもある青山繁晴氏(独立総合研究所)はテレビ番組でこう話した。「政府が原子力緊急事態宣言を出した以上、情報を集め判断を下すのはすべて官邸の任務。報告を受けていないでは違法だ」。
言った、言わないで最後は“口裏合わせ”。「首相は嘘の上に嘘を塗り固めている」と自民党・谷垣総裁が切り捨てた。「僕は原子力にものすごく詳しい」と首相は豪語したはずだが、それも嘘?。“でたらめ”と“嘘つき”に振り回されるのは、もうご免だ。 (サンケイスポーツ 今村忠)
◇
東電暴露「海水注入FAX」 枝野は菅“尻拭い”に必死
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110525/plt1105251643007-n1.htm
2011.05.25 夕刊フジ
東電は25日午前の記者会見で、東日本大震災翌日の3月12日午後3時20分ごろ、保安院に「準備が整い次第、炉内に海水を注入する予定である」と記したファクスを送っていたことを明らかにした。
海水注入は同日午後7時4分に開始され、午後7時25分に中断されたが、東電は今月21日、「官邸が『海水を注入すると再臨界の危険がある』としたので政府の判断を待った」と説明している。
これに対し、枝野幸男官房長官は25日午前の記者会見で、3月12日午後6時から首相官邸で開かれた会議について、「東電から『海水注入の準備をしているが時間がかかる』という報告を受けた」と指摘。さらに、「それに先立って、保安院にそのような趣旨の報告があったことは報告を受けている」と認めた。
菅首相は今月23日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、東電の海水注入について、「報告が上がっていないものを『やめろ』『やめるな』と言うはずがない」と国会で答弁しているが、食い違いを感じざるを得ない。
枝野氏はこの件について、「まったく矛盾していない。首相は『実際に水を入れ始めた』という報告をまったく聞いていないということだ」と、報告の細部に論点をすり替える苦しい反論となった。
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