http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/707.html
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記事がポストされたとき、ちょうど「格納容器も損傷か…地震後24時間以内[読売新聞]1号機だけではなく、2・3号機もだって!本当かよ!」(http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/683.html)で書いていた内容に即したものだ。
【引用】
「3号機は、水位データが公表最初の12日未明時点ではや危険状況を示しており、12日夕方に原子炉圧力容器に損傷が生じていてもおかしくないデータにはなっている。
3号機は、12日の昼過ぎに、それまでずっと7MPa超(ゲージ圧で70気圧超)あった圧力容器圧力が3.63MPa(36気圧)に下がり、18:30には13気圧、19:00には9気圧と下がった。
公表データでただ一つだけノイズのように13日8:00に72気圧に戻り、その後は、4気圧、1.8気圧と低い値を示し、以後、14日11:01の水素爆発を挟んでずっと低い値で推移している。
3号機の注水は13日明け方までは続いていたはずだから、原子炉内での蒸発量はそれなりにあったはずで、原子炉の圧力が下がるとしたら“穴”があいたこと以外考えにくい。
しかし、格納容器は12日夕方で1気圧ほど下がって2.6気圧を維持しているから、格納容器に“穴”があいたとは考えにくく、ベント(12日20:41と13日9:20)の効果か、せいぜい蓋にわずかな隙間があいた影響といった程度だろう。
3号機は、全注水機能が13日5:38に失われ、15条通報の対象となった。
それ以前(12日朝)から、水位はプラスながら20cmとか40cmという値だった。
3号機は14日7:44に格納容器圧力が異常上昇ということで15条通報の対象になっているので、その時点で格納容器に“穴”があるとは考えにくい。 」
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3号機の冷却配管、地震で破損か 津波前に[朝日新聞]
2011年5月25日5時14分
東日本大震災で被災した東京電力福島第一原子力発電所3号機で、炉心を冷やす緊急システムの配管が破損した疑いがあることが、24日に公表された東電の解析結果からわかった。東電は「想定を大幅に超える大きさの津波」が事故原因だとしてきたが、解析が正しければ、津波の到着前に重要機器が地震の揺れで壊れていた可能性がある。
解析によると損傷の可能性があるのは、過熱した核燃料が空だき状態になるのを防ぐため、原子炉の水位を保つ緊急炉心冷却システム(ECCS)の一つ。「高圧注水系」と呼ばれる冷却システムだ。核燃料の余熱による水蒸気が主な動力源なので、電源がなくても動く。
東電によると、3号機では3月11日の津波で外部からの電源がなくなった後、別の装置で原子炉を冷やしていたが、翌12日昼ごろに止まった。水位低下を感知して冷却方法が高圧注水系に切りかわると、水位はいったん回復。その後、電池が尽きて動作に必要な弁の開閉ができなくなった。水位はふたたび下がっていき、大規模な炉心溶融(メルトダウン)につながった。
高圧注水系の作動時には、それまで75気圧ほどだった原子炉圧力容器内の圧力が、6時間程度で10気圧程度まで下がった。通常なら、ここまで急速な圧力低下は考えにくいため、東電は水蒸気を送る配管のどこかに損傷があり圧力が下がったと仮定して解析。結果は圧力変化が実際の測定値とほぼ一致し、配管からの水蒸気漏れが起きた可能性が出てきたという。
震災による揺れの大きさについて東電が発表した暫定値によると、3号機では、上下方向の揺れは耐震指針に基づく想定におさまったものの、横方向の揺れは想定をわずかに超えた。
高圧注水系を始めとするECCSは、国の耐震指針で重要度が最高ランクに位置づけられているが、宮崎慶次・大阪大名誉教授(原子炉工学)は、損傷の原因は地震の可能性が高いと指摘する。高圧注水系の配管は建屋内を通っており「津波の直撃を受けて壊れることは考えにくい」という。
1〜3号機は津波で非常用発電機が壊れて継続的な炉心冷却ができなくなり、復旧作業も遅れて水素爆発による放射性物質の大量放出が起きた。東電は津波対策の不備は認めたが、地震対策に問題はないとしてきた。
一方、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は会見で「圧力計の誤作動の可能性を疑っている」と述べ、配管が破損したとは限らないとの考えを示した。(小宮山亮磨、杉本崇)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105240733.html
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