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情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
東京電力や政府は、市民を馬鹿だと思っているのだろうか?新しい工程表ができる直前にメルトダウン状態であることが明確になったのに、新たな工程期限(古いのと同じ)を守ることができるのか、という問いに対して、「安定的に冷却」できているから大丈夫という言葉を繰り返す東京電力。そこで、実際に、どのような経過で冷えていくのか、そのデータを教えてほしい、つまり、崩壊熱の数値とグラフを出してほしいと求めたら、検討するとだけ答え、公表するとは答えなかった。いつも、驚きに満ちている東電の回答だが、この回答にはちょっと驚いた。
崩壊熱とはwikiによると次のようなものだ。
【放射性物質は、核爆弾や原子力発電所の運転中の炉心のような中性子の照射を受けることで大量、または多量のエネルギーを放出する連鎖反応を伴わない場合でも、放射性崩壊によってそれ自身が勝手に核種などを変えてゆくため、その過程で放出される放射線のエネルギーが周囲の物質を加熱し、崩壊熱 (decay heat) となって現われる。時間当たりに放出される崩壊熱のエネルギーは不安定な物質であるほど大きく、その大きさは元の放射性物質がしだいに放射線を放って比較的安定である核種や安定核種へと変化するに従って減少する。例えば原子炉の炉心では発電のための核反応を停止しても、その1秒後で運転出力の約7%ほどの熱が新たに生じ、時間の0.2乗に比例して減少しながら1日後でも約0.6%の熱が放出される。】
つまり、原発が運転を停止してもしばらく熱を放出し続けるということだ。この崩壊熱は、核燃料の状態、使用状況などによって、異なるため、正確な数値を把握しているのは、東京電力及びその報告を受けている保安院だけだ(冒頭のグラフは大まかなものでで、正確な核燃料の状況に基づくものではない)。
したがって、東電と保安院がデータを隠せば、私たち市民には、この崩壊熱の今後の推移を正確に把握することはできないのだ。
そのデータを示しもせずに、「安定的に冷却している」というマジックワードを繰り返す東電。ちょっと、市民を馬鹿にしていないだろうか?
この事実は怒りをもってお伝えしたい。
多くの方が、このデータの開示を保安院・東電に求めるように希望する。自分たちの生命・健康に関わるデータを開示させるのは、大切な人に対する義務でもあると思う。
★冒頭の福島第一原発1〜3号機の崩壊熱のおおまかなグラフは、「Bチーム」(http://www.daiichi-b.jp/index.htm)のサイトより。
日本、特に東北・関東の保護者必読の書
「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)
「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)=109」
(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15290,76,1,html)
アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf
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