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菅“粘着質”メンツ優先の工程表に東電会長までトンズラ?
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110518/dms1105181631024-n1.htm
2011.05.18 夕刊フジ
東京電力は17日、福島第1原発事故収束の工程表“改訂版”を公表したが、どう考えても無理がある。1号機が全炉心溶融(メルトダウン)し2、3号機もその可能性が高く、汚染水も当初より大幅に増加しているのに、「事故収束まで6−9カ月」の見通しは維持したからだ。これほど“締め切り”に固執する背景には、菅直人首相(64)らへの配慮があるとみられる。
改訂版では、原子炉や燃料貯蔵プール冷却のために注入された冷却水が高濃度の放射性物質(放射能)を含んだまま汚染水となって漏れ出ていることから、冠水作業に優先して汚染水対策の強化を掲げた。汚染水を浄化、循環させる「循環注水冷却」の確立を目指す。
放射線量が「着実な減少」になるまでに3カ月(ステップ1)、その後「線量を大幅に抑える」までにさらに3−6カ月かかるとの当初の目標を維持。1−3号機が安定冷却となる時期については「7月中旬」とした。
ただ、いくら汚染水を循環させるといっても総量は大幅に増えている。4月の工程表公表時には6万トンだったが、まもなく10万トンに達する。政府内でも「状況が悪化しているのに収束時期が延びないのは本当か」と、疑問の声が上がっている。
なぜ、収束時期を延ばさなかったのか。背景には、菅首相が4月の工程表第1弾公表直後、参院予算委員会で述べた発言があるという。
「6−9カ月たった時点で、できる限り多くの方が戻っていけるように努力するのが政府の役割だ」
菅首相は避難所行脚の際にも、帰宅時期について「年明けに判断する」と明言。関係者らは、この発言に縛られて、後に引けなくなっていた。
東電の勝俣恒久会長(71)も、第1弾の工程表を公表した会見で、「収束についてはかなり成功すると思っている」との見解を示していた。「こうした首相や東電幹部の発言が、工程表を現実に即さない結論ありきの内容にした。この期に及んでも気にしているのは首相と東電幹部のメンツ」(原子力関係者)との厳しい声もある。
ちなみに今回、改訂版公表の会見は勝俣会長ではなく武藤栄副社長(60)が行った。さすがの会長も、恥ずかしくて出られなかったか…。
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