http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/384.html
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「国の最高決定権者として正しかったのではないか。自分がもしそういう立場だったら、同じようなことをしたと思う」(鈴木修会長兼社長)
TPP推進や原発擁護と、日本の財界は腐り切っていると思ったが、まともな「人間」もいるようです。
Yahooニュースから
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110517-00000001-jct-soci
■浜岡原発停止決断 経済界から意外な支持の声
菅直人首相が中部電力に浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転停止を要請し、中部電力が受諾したことは、政財界のリーダーの価値観を測るリトマス試験紙となった。
夏場の電力不足に対する懸念は強く、経団連会長など「財界主流」からは停止に厳しい声が出るが、東海地震の想定震源域に立地する浜岡原発は地震学者などの間で「危険な原発」と以前から指摘されてきたこともあり、首相の判断を評価する声は少なくない。
■川崎重工業会長「停止は当然だ」
菅首相は文部科学省の地震調査研究推進本部が「30年以内にマグニチュード8程度の東海地震が発生する可能性は87%」と分析していることから、浜岡原発について「東海地震に耐えられるよう、防潮堤設置などの対策を確実に実施することが必要だ。完成までの間、すべての原子炉の運転を停止すべきと考えた」と説明。中部電力は「首相の判断は重い」と受け入れた。
これに対し経済人から評価する声が出ている。スズキの鈴木修会長兼社長は「国の最高決定権者として正しかったのではないか。自分がもしそういう立場だったら、同じようなことをしたと思う」と述べ、首相の決断を評価した。スズキの工場は静岡県浜松市周辺に集中しているが、「中部電力は昨夏のピーク時に原発を除いても余力があり、今年も昨年並みなら電気が止まることはないだろう」と、冷静な見方を示した。鈴木氏は「今回の決定は地元企業として、また一人の日本人としても高く評価する。それに応えるためには、あらゆる節電をする」と、首相と中部電力に最大級のエールを送った。
神戸商工会議所の会頭を務める川崎重工業の大橋忠晴会長は会見で、「浜岡は以前から専門の学者が福島と同様の危険性を指摘している。国民の生命を守る観点から(停止は)当然だ」と述べた。川崎重工は原子力プラントを生産するメーカーだが、そのトップでさえも、浜岡原発の危険性に危惧を抱いているわけだ。
■静岡、神奈川、大阪知事も評価
同社は中部電力管内に航空機部品などの生産工場があるが、「安全対策が取れてない時点では、『止めて』と、お願いするのは正しい方向だと思っている」と、理解を示した。
ソフトバンクの孫正義社長は会見で「大変危険な状況から国民を守るというのは、非常に適切な判断だ」と評価。脱原発を図るため「自然エネルギー財団」を設立し、個人の立場で少なくとも10億円を拠出すると表明した。
自治体の首長からも首相決断を評価する声が上がる。静岡県の川勝平太知事が「深い敬意を表する」と謝意を表明。神奈川県の黒岩祐治知事も脱原発の立場から浜岡停止を支持した。さらに大阪府の橋下徹知事も「新規の原発と原発の延長を止めにかかる」と「脱原発」を表明。関西の各府県や関西電力に原発に頼らない政策立案を呼びかけた。
参考リンク
◆浜岡原発にオンブにダッコ…地元・御前崎市の困惑(J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/tv/2011/05/09094920.html
市歳入4割、飲食客6割、雇用1200人が原発関連
番組が御前崎市を取材したところ、山間に突如として巨大なウォータースライダー付の市民プールが出現。「こんな場所にこれがあるんですねえ」と岸本哲也リポーターが驚くこのプールのほか、総合運動場など、原発のある自治体に配られる交付金「電源立地交付金」を基につくられた施設があるという。
市民の1200人が原発関連企業で働き、市の財源のうち、原発関連の歳入は4割超。「もし今後停止が続いたら、雇用がどうなるのか」と話す市民もいた・・・・
◆推進のアメ「電源立地交付金」 御前崎市、収入の4割超 街覆う原発マネー(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011051302000048.html
国策として進められてきた原発政策。福島第一原発事故の損害賠償の支援枠組みでは、東電の責任を重くみて賠償額に上限を設けない方向だ。一方で「国の責任」を考えたとき、原発推進のアメだった「電源立地地域対策交付金」の見直しは避けて通れない。13日から中部電力が全面停止を始める浜岡原発の地元で“交付金漬け”行政の実態を見た。 (篠ケ瀬祐司、小国智宏)
◆静岡・浜岡原発:全面停止へ 戸惑い、歓迎交錯 地元市長「財政どうなる」(北海道新聞)
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20110507ddr041040008000c.html
・・・石原茂雄・御前崎市長は「話が唐突過ぎて言葉が出ない。海江田万里経済産業相と5日に会って話したばかりだ。地元の意見をよく聞いて3号機の運転再開を判断すると言っていたのに4、5号機も止めるなんて」と戸惑う。「原発交付金に依存する自治体財政はどうなるのか、困惑を通り越してあっけに取られるばかり。菅首相は選挙目当てでこんな思い付きを言うのかと勘ぐってしまう。国策に従い原発を受け入れてきた自治体はどうなるのか。中部電力はどうするのか聞きたい」と怒りをあらわにした・・・
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