http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/332.html
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報道すらされない4号機の危機的状況は一刻の猶予も無いようだ。連日建屋上部から上がる炎は何を意味するのか。
仮にプルトニウムを含むMOX燃料が自らの熱で再臨界し「簡易原子炉化」した燃料貯蔵プールが上部から倒壊することになれば、東北・首都圏含む関東全域は全滅。西日本もタダでは済まなくなる。
(以下カレイドスコープより転記)
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-547.html
傾きが止まらない4号機建屋の補強工事
4号機建屋は、このまま行けば倒壊必至
1、2、3号機は、早い段階からメルトダウンを起こしていたことが明らかになりました。
原子力安全委員会のゴミクズ学者、斑目も「炉心溶融があったことは前から知っていた」と今日になって記者会見の席上で“白状”しました。このゴミクズは、今になって原子力安全・保安院に責任をなすりつけようとしているのです。
12日に菅直人といっしょに自衛隊のヘリに乗って福島第一原発上空を飛んだとき、「総理、原発は絶対に爆発しません」と言ったのは、このゴミクズの斑目でした。
一方、原子力安全・保安院のオズラ西山審議官のほうも、いつものようにとぼけています。
海外の原子力専門家たちは、ネットを通じて早い段階から1、2、3号機の核爆発、炉心溶融を警告していました。
さらに、4号機が実は重大な鍵を握っていることも。
その一人、アーニー・ガンダーソン氏は、「4号機の使用済み燃料を冷却するプールは損傷が激しくて、水が漏れているのではないか」と指摘していました。
そして、3日前にも「4号機の建屋の傾きが激しくなって、倒壊必至」と言っています。
4号機については、これまで何回か白い煙が出ていることが確認されています。
東電、原子力安全委員会、保安院のこれまでの見解では、「プールは健全なので冷却はできている」というものでした。
CBSニュース(「原子炉から新しい煙」 5月8日)によると、東電の松本本部長は、
「蒸気は3号機と4号機建屋の使用済み核燃料プールから外へ漏れ出ています。
白い蒸気に混じって黒い煙のように見えていたものは照明の具合によって、そのように見えたものであり、したがって、それは何かが燃えている(核燃料自体が燃えている)だとか、そういう類のものではありません」
と言っているようですが、彼(彼は知らされていなかったかもしれませんが、少なくとも、東電の幹部連中)は3月12日の時点でメルトダウンが起きていたことを知っていたのです。
あるいは、知っていたけれど、そうは思いたくなかった。
「絶対、安全なはずの原発でメルトダウンなど起きようはずがない」と思い込んでいた…。
それほどの重大事を今まで発表しなかった人間たちのことなど信用できるはずがありません。
大量の白い煙(ときに黒い煙も)が出ているのですから、使用済み燃料を冷却するプールに亀裂が入っていて、少しずつ水が漏れているのではないか、と疑わないほうがどうかしているのです。
いくら外から水を注入しても、プールの亀裂から外に流れ出してしまい、プールに貯蔵されている核燃料棒の上の部分がむき出しにされて、その部分の溶融が起きているのではないか、と。
そして、この2、3日は、それが激しくなっています。もっと大量の煙が発生しています。
問題は、プールに貯蔵されているという使用済み核燃料がどれほどの量なのか、ということです。
東電の発表など、今でも嘘ですからまったく信じられません。
想像以上の量の使用済み燃料が貯蔵され、それが炉心溶融を起こしており(起こしているのでしょう、間違いなく)、プールを支えている建屋が倒壊したとき、何が起こるのか…。
敷地内の作業は完全にできなくなってしまうのではないか。つまり、1〜4号機は放置状態にされてしまう。
どの号機が致命的なことになっても、同じなのでしょうけれど、問題は、「どれが先に起こるか」ということです。
そこにポイントを絞って、少ない情報から推定しているのですが、今日の時点では、やはり4号機か、ということですね。
プールゲート破損、水はRPVに流れている
「キツネ目の男」で有名になった作家・宮崎学氏のブログに、看過できないことが書かれてあります。
私はバックグラウンドで黒色というだけで引いてしまうのですが、いいヒントがありますので一部抜粋します。
■報道されない4号機の危機的状況について(5月15日)
被災地からの手紙」を読んだ知り合いの東電関係者から連絡があった。
その内容は、現在の一番の問題は福島第一原発4号機が危機的な状況にあるということで、また、それは地元の人々の共通認識でもあるとのことだった。
1号機の状態がにわかに報道されるようになったが、本当にヤバイとされる4号機に関しては何も発表していないでいる政府の対応と問い質しもしない記者たち。
これは報道協定をやっているのではなかろうか。
■「被災地からの手紙1〜3」を読んだ読者からの情報
被災地からの手紙1〜3」を読んだ読者(以下仮名I氏とする)から、情報が寄せられたので、そのまま公開する。
読者諸君も疑問点は多いにディスカッションされることを望みたい。
レベル7への疑問作業体制について
1F4号機燃料プール漏洩について
(図面にはプールの損傷が記入されている)
http://miyazakimanabu.com/wp-content/uploads/2011/04/1f4_pool.pdf
4号機建屋の使用済み燃料冷却プールがある5階の図面と言われているもの。
これが本当の図面かどうかは確認を取る術がありませんが。
なお、I氏によれば、現時点では話せないことが多々あるとのこと。現時点で公開できる最低限の情報として提供をいただいた。
■被災地からの手紙(3)
被災地の友人から3通目の手紙が届いた。本人の了解を得てアップする。
「原発4号機あやうし。(テレビはウソ)点検時の図面を出したらしいが現状は話の外。フタが外れパイプも外れ、たれ流しを見てるだけらしい。
広野火力に置いてある高価な機材もあきらめる業者多し。水で流すもダメとの話。
鉄面皮の東電諸君、スーパーマンでも連れて来てくれ。
第一原発の作業員は心身共に限界を過ぎている。
釜の爆発より作業者達の爆発が先か?」。
ここまで東電の嘘がひどいと、これはもう犯罪そのものです。
東電の社員は、日本人である前に「東電王国」の国民なのでしょうね。
4号機が、どんな悲惨な状態であろうとも、この期に及んでうろたえることもないのですが、問題はどの程度の量の核燃料があるのか、ということです。
今まで、いわゆる「専門家」と言われる人たちの中で、確かな見立てをしているのは、おそらく京大の小出裕彰氏だけだと思います。
他の学者は、あまり当てになりません。ものの見方が浅いようです。
さて、海外の見方はどうでしょうか。
イランの独立系の国際ニュース・ウェブサイト「Hamsayeh」(英語でNeighbourの意)の15日の記事です。
以下に一部、訳します。
4号機は横向きに傾いている
Reactor Number 4 Structure at Fukushima Tilts Sideways
Sunday, 15 May 2011 22:55:57
福島の災害激甚地にある原子力発電所は壊滅的な打撃を受けてもはや機能不全に陥っていますが、今このときも、大気中に高い濃度の放射性物質を放出し続けています。
プルトニウムを含む使用済み核燃料を冷却する大きなプールを持つ4号機原子炉建屋の最新の写真を見る限り、一方向に傾いており、崩壊に向かっているようです。
建屋の崩壊は必然的なことなのかも知れません。
日本の緊急対策チームは、放射性の泥が排水システムのなかに溜まり続けている、と言っています。
チームによると、建屋の上層階部分に倒壊防止のための支柱(つっかい棒のようなもの)を入れる計画があるとのこと。
4号機建屋には、他の原子炉で何年間も使用された燃料棒の貯蔵タンクとして使われている大きな冷却プールがあります。
それらの燃料棒には、非常に危険であるとされているウランとプルトニウムの混合燃料も含まれています。
下は広島市立大学「広島平和研究所」講師のロバート・ジェイコブズ氏の4号機の分析。海外の多くのメディアで紹介されている動画です。
4号機建屋の傾きは不気味です
ウェブカメラが示しているように、4号機建屋には明らかに重大な傾きが見られる。
4号機建屋には、はるかに大量の核燃料が貯蔵されていると見られる。(3つの原子炉の使用済み核燃料が貯蔵されている?)
昨日から、建屋を支えるための工事を始めた模様です。
4号機は3号機と構造上の連動があるようです。3号機の爆発と関係があるのかもしれません。
国は、どうも危機管理情報を操作しているようで、すべての原子炉はまだコントロール下に置かれているわけではなく、まだ高濃度の放射性物質がもれ続けているのです。
ジェイコブズ氏のコメントは、上のようなことを話しているようです。政府の情報の出し方に不満を述べています。
現場では、4号機建屋の安定性維持がもっとも今の重要なこと
お馴染み、FAIREWINDSの原子力コンサルタント、アーニー・ガンターソン氏は、5月13日アップのビデオで、このように語っています。
新しい問題に挑んでも、「一歩進んで四歩下がる」状態
ウェブカメラが映した4号機の映像が小さな論争を巻き起こしています。
それは本当に傾いているのでしょうか?
はい。
4号建屋の上部全体が傾いているか、捻じ曲げられるようになっているか、その状態が進行しているように見えます。
私は、このウェブカメラを操作している技術員から信頼するに足る情報を受け取っています。
それはカメラのゆがみなどによる「錯覚」などではないということを。
現場の作業員のレポートによると、4号建屋の安定性が今もっとも重要な関心ごとになっている、というのです。
すでに4号機建屋を支えるための工事が始められています。
アーニー・ガンダーソン氏は、「4号機建屋が崩壊し始めている、という情報をTEPCOから受け取り」、それを確認したと言います。
そして、その情報(彼がTEPCOからの情報を確かめた、という)を引用して、いろいろなメディアで、このことを話しています。
以上の画像は、こちら(ほぼ毎日後進されています)からです。
TBSのウェブカメラから明らかに分かることは、建屋の上層階の状態がもっともヒドイということ。
良くわからないのは、建屋の低層の部分と内部の状態です。
爆発が建屋の1階まで達した、という証拠がありますが。
ガンダーソン氏は、建屋自体が約1フィート地盤沈下したと言っていますが、どのような原因で沈んだかについては特定していません。
いずれにしても、4号機建屋が倒壊に向かって進んでおり、現場では倒壊防止のために建屋上層階部分で補強工事が始まった、ということです。
ガンダーソン氏が示唆していることは、「果たして上層部だけ補強しても、根本的な補強になるのだろうか」ということです。
つまり、地震による地盤沈下、あるいは液状化に近いことが起こって、4号機建屋の土台部分が沈んでしまったのではないかと考えているようです。
この情報は、宮崎学氏が、東電関係者から受け取った■報道されない4号機の危機的状況についての情報と一致します。
4号機の使用済み燃料プールが破損して水が漏れ、核燃料が露出して溶融が起きているらしい、ということは誰でも想像がつきます。
しかし、建屋が倒壊した場合に何が起こるのか、ということについては分かりません。
今は、どれだけの使用済み燃料がプールに貯蔵されているのか、東電の正確な情報がほしいところですが、いまだに大嘘をつき通している原発テロ企業にそれを望んでも無理なことでしょう。
とにかく、テレビでニュースが流れたら(とっいても数時間後でしょうけれど)、避難行動に移すかどうか冷静に判断できるようにしておくことが大切だと思います。
もちろん何も起きないほうがいいのですが、そんなことを言える状況でないことも確かです。
それより、福島の児童を一刻も早く避難させることが先決ですね。
みんなで考えましょう。
数年後、あるいは10年後、文部科学省、厚生労働省の役人たちの中から、大勢の児童をガンにさせたという自責の念から自殺者が出るかも知れませんし。
そんなこと、あるわけないだろうって?そうですね、彼らの顔は鉄面皮ですから。
政府は「復興、復興」の大合唱ですが、海外のメディアの反応では、「とてもではないが日本の復興はこのままでは有り得ない」です。理由は、この記事の例でも分かるように、いまだに正確な情報を発信できないのですから、日本の農産物や製品の輸入制限は解かれないからです。彼らも少しは国際社会を意識して欲しいものです。
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