http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/267.html
Tweet |
「原子力発電が一番安い!」なんてのは、代替エネルギー開発を阻止するために原子力マフィアが仕掛けた宣伝戦略。
立命館大学の大島堅一教授が、その誤魔化しをデータを使って説明してくれたそうです。
「電源開発促進税(1Kw当たり37.5銭=約100円/月:国民負担)等の税金(税金投入が多いのが原子力!)を入れて計算すると、発電単価は原子力が10.68円、火力9.9円、水力7.26円・・・」
むかついた。利権に群がるダニたちの誤魔化しはもう沢山だ。
電気料金値上げで、自分たちの儲けのツケを国民に払わせようとする東電は許し難いクズの集まりだ。
ちきゅう座から
http://chikyuza.net/n/archives/9640
■「原子力発電のコストは、火力、水力と比べ最も高い!
(電気料金が高くなる)
立命館大学の大島堅一教授がデータを使って説明」
・5月12日のテレビ朝日、モーニングバードは、3・11原子力災害始まって以来の、真実に一歩近づいたかと思える放送をしていた。
いわく、「発電コストは、(水力、火力に比べ)原子力発電が最も高い」。そんなことは、アンチ原子力派で、少しでも原子力を勉強した人にとっては常識!かも知れない。しかし大手マスコミは、今まで一貫して、電気事業連合会が発表してきたあらかじめ一定の計算モデルに従った、発電単価(1Kw当たり)を国民に垂れ流してきた。それによると、1Kw当たり発電単価は、原子力が5.3円、火力が6.3円、水力が11.9円。(2004電事連)
これに対して、立命館大学お大島堅一教授は、これまで原発に払ってきた総コストを発電実績で割り、それに電源開発促進税(1Kw当たり37.5銭=約100円/月:国民負担)等の税金(税金投入が多いのが原子力!)を入れて計算すると、発電単価は原子力が10.68円、火力9.9円、水力7.26円となることをすっきりと視聴者に見せてくれた。これらの数字は、有価証券報告書を元に計算されたもので、これらにさらに、原子力に欠かすことの出来ない再処理費用を入れると、何をかいわんやである。同じく同TVに登場した河野太郎議員によれば、自民党時代も現在も、経産省は一度も発電コスト計算に係る生のバックグラウンドデータを出すことはなく、その部分はいつも「黒塗り」だったそうだ。どこかの会社の原子炉生データ開示せず!と、そっくりではないか。
・こうして、私たち「普通の国民」は、騙され続けてきた。
数年前に筆者が、10人の主婦友達に聞いたところ、原子力に多く投入される電源開発税が、自分たちの電気料金に上乗せされていること、そしてその単価を知っている人物は、残念ながらいなかった。我々も不勉強だったかもしれない。
しかし、そこに、一貫して、政府よりの情報を流し続けてきた大手マスコミの責任はなかっただろうか。今回の報道のように、最近のTV報道には、若干の変化が見られる。その理由は、イ.東電は今後、TVコマーシャルに経費を計上するどころの騒ぎではなくなり、スポンサー価値が下がった。ロ.若い層のみならず、いまや国民の中で合言葉になりつつあるのが、「テレビ、大手新聞は当てにならない」。さらに若い層になると、「TVなんて見ない。ネットしか信用できない」と言う言葉を、身近でよく聞く。TV局もさすがにあせっているだろう。時代の趨勢もあるだろう。しかし、すべての国民が、(被災地で情報源が限られる遅滞も含め)インターネットに堪能で、自分にとって「より真実に近い」と思われる情報を、瞬時に得ることが出来るのだろうか。否である。福島現地の若いお母さん方と話す機会があったが、「ママ友」で日常、ネットをやらない環境の「主婦友」は、若い層でもとても多いそうだ。また、インターネット世代でない層への情報開示も非常に大事だ。
・3番目に、手前味噌かもしれないが、たんぽぽ舎メルマガで以前もお勧めしたように、各TV、新聞社、雑誌社へのFAX作戦は、大変功を奏す。特にTVは、視聴者からの反応にとても弱い。どんどん意見をぶつけよう。FAXをどんどん送ろう。そうして、一人でも、原子力発電の発電コストは安い!などという、誤った呪縛から解放されれば良いではないか。
最後に「コメンテーター」がつぶやいた、「誰のための原子力かって、ことですよね。いかに今まで、考えずに、知らずに、生きてきたか。歴代の推進大臣は土下座して当然と言うことが段々わかってきた」と言う言葉が重く感じられる。
(H)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素11掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。