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[写真] 飯舘村で計画的避難が始まり、菅野典雄・飯舘村長(右)と別れのあいさつを交わす、赤ちゃんを抱いた村民=福島県飯舘村の村役場で2011年5月15日午後1時26分、木葉健二撮影
福島第1原発:計画避難始まる 飯舘村と川俣町
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110516k0000m040090000c.html
東京電力福島第1原発事故で計画的避難区域とされた福島県の5市町村のうち、飯舘(いいたて)村と川俣町山木屋地区の集団避難が15日、始まった。この日は同村の10世帯64人が県内の福島市や二本松市に移転。山木屋地区8世帯49人も避難区域外の町北西部への引っ越しを順次始めた。
飯舘村は村民約6200人のうち約2100人が既に自主避難している。村は(1)妊産婦・乳幼児のいる世帯(2)18歳未満の子供がいる世帯(3)放射線量の高い地区の世帯(4)それ以外の世帯−−の順に県内に引っ越す計画で、今月29日をめどに(3)までの避難完了を目指しているが、避難を望まない村民もおり、今後も難航が予想される。
村役場前ではこの日壮行式があり、涙ぐむ住民もいた。菅野典雄村長は「一日も早く帰っていただけるよう、あらゆる手を尽くしたい」と語り、10世帯が避難先の旅館や公務員住宅に向かった。
[写真] 古川道郎・川俣町長(手前)から書類を受け取る計画的避難の住民=福島県川俣町で2011年5月15日午前10時16分、小林努撮影
川俣町は山木屋地区の公民館で「見送りの会」を開催。古川道郎町長は「避難生活がどのくらいになるか分からないが、次に向かうスタート」と話し、避難者に移転先の鍵や毛布が渡された。
政府は4月11日、放射線累積線量が年間20ミリシーベルトに達する恐れのあるエリアを同区域に指定する方針を発表。同月22日に枝野幸男官房長官は「約1カ月後をめどとして実施を」と述べたが、移転先の確保の問題などで今月中に終えるのは困難となっている。
また、政府は帰宅時期について、4月17日に東電が示した「冷温停止までに最短で6〜9カ月」との工程表に基づいて検討するとしていたが、工程の遅れや土壌汚染への懸念も膨らんでいる。
計画的避難区域から避難した後の一時帰宅について、国の原子力災害現地対策本部は「健康上は望ましくないが、規制はできない」として自己判断に委ねている。同村は政府に対し、雇用確保のための一部事業所の業務や、特別養護老人ホームの運営の続行を要望している。【池田知広、島田信幸、種市房子】
◇計画的避難区域
福島第1原発半径20キロの「警戒区域」の外縁に位置し、風雨の影響などで1年間の積算放射線量が20ミリシーベルトに達する恐れがある地域。対象区域は飯舘村の全域と葛尾村、浪江町、川俣町、南相馬市の一部で、住民は計約1万人。20〜30キロ圏内で計画的避難区域に指定されなかった地域の大部分は、緊急時の屋内退避や避難の準備を求める「緊急時避難準備区域」に指定されている。
毎日新聞 2011年5月15日 21時02分(最終更新 5月16日 1時04分)
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<投稿者コメント>
こんな小さな赤ちゃんたちが事故後2ヶ月もあの周辺に残されていたなんて、
この先、子供たちの健康にどれほどの影響が出てくるのか
考えるだけでも、憂鬱になります。
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