http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/257.html
Tweet |
浜岡原発差し止め訴訟、静岡・湖西市長も原告に参加へ
14日に全炉停止した中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)を巡り、「脱原発」を表明している静岡県湖西市の三上元(はじめ)市長(66)が、同原発の運転再開の差し止めなどを求める集団訴訟に原告として加わることが分かった。
三上市長は同日、朝日新聞の取材に対し「市長という職務の人間が、堂々と参加することに意味がある。私の生涯をかけて原発を止めたい。役に立つことであれば何でもする」と述べた。
訴訟は、同原発の運転の即時停止を目指して結成された約100人の弁護団が中部電を相手取り、静岡地裁へ提訴する準備を進めている。弁護団は、同原発について、15メートルの防波壁だけでは津波対策が不十分▽原発のたつ地盤は地震で液状化する可能性が高い、などと主張する方針。
三上市長は福島第一原発の事故を受けて「脱原発市町村長の会」(仮称)の結成を目指している。
朝日新聞 2011年5月15日
http://www.asahi.com/national/update/0514/NGY201105140035.html
【関連記事】
■戸惑いと歓迎が交錯 浜岡原発全面停止要請(以下一部抜粋)
湖西市長「快挙」称賛
福島第一原発の事故を受けて「原発反対」を公言する湖西市の三上元市長は「歴代首相ができなかったことをした点で快挙と言える。菅首相は歴史に名をとどめるだろう」と称賛。原発停止に伴う電力供給も「(火力や水力発電の)能力で考えれば何も問題はない」と話した。
浜松市の鈴木康友市長は「電力(供給)の保証の問題を今後どうするのか。浜岡原発だけの問題ではなく、国としてエネルギー政策をどう考えていくのか」と投げかけた。静岡市の田辺信宏市長は「誰もが安心・安全と思える環境が担保されない限り運転してほしくないと考えます」と文書でコメントした。
中日新聞 2011年5月7日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110507/CK2011050702000121.html
■停止は快挙 廃炉を 「コスト安い」はうそ
湖西市長・三上 元
―何故脱原発か。
各地で想定を上回る揺れが観測されているが、東海地震の想定震源域に立地する浜岡は最も危険が大きい。中電の想定より大きな地震が起きる可能性がある。
米スリーマイル島の原発事故や茨木県東海村の臨海事故もあった。さらに9.11テロや、北朝鮮のミサイル開発を考えて、テロやミサイルで原発が狙われる可能性もある。
―産業界は電力供給に不安を抱える。
中電の原発依存率は12%と他の電力会社に比べ、低い。電力供給の余裕がなくなるだけで、火力発電の稼働率を上げれば問題ない。そもそも供給力ぎりぎりまで使うのは夏の一時期だけだ。
推進論者は、「原発の発電コストは安い」と言うが、うそ。発電単価だけなら安いかもしてないが、建設費や廃炉にする費用も高額だ。国民は電源開発促進税として年3千5百億円を負担しているが、こうした費用は加算されていない。
―再稼働に反対を続けるのか。
国内には使用済み燃料の最終処分場もない。どこも核廃棄物を抱えて困っているのが現状だ。
浜岡は廃炉にし、全国の原発も順次、閉鎖すべきだろう。当面は液化天然ガス(LNG)でまかない、長期的には 自然エネルギーへの切り替えが望ましい。開発促進税も太陽光発電などの補助金に回すべきだ。
長期的な視野に立って国のエネルギー政策を見直すために、今こそ地方から声を発するべきだろう。議会の議決も得て、「脱原発」を市の姿勢として明確に打ち出したい。
中日新聞 2011年5月14日
※記事紹介サイト
http://radiotimes.blog11.fc2.com/blog-entry-184.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素11掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。