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事故収束への作業遅れ不可避
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110515/t10015895101000.html
5月15日 4時4分 NHK
核燃料が溶け落ちる、いわゆる「メルトダウン」が起きていたとみられる東京電力の福島第一原子力発電所1号機で、原子炉建屋の地下から大量の水が見つかったことを受け、東京電力は「冠水措置」の見直しを検討するなど、事故の収束に向けた作業の遅れが避けられない状況となっています。
福島第一原発の1号機では、原子炉建屋の地下に大量の水がたまっているのが見つかり、東京電力は、水の量は推定でおよそ3000トンとしたうえで、燃料が溶けて落ちる「メルトダウン」が起きて原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷して漏れ出した高濃度の汚染水が流れ込んだとみています。これまで1号機では、格納容器を水で満たす「冠水措置」を行うとともに、この水を格納容器から熱交換器に引き込んで冷やし、原子炉の中に戻す循環型の冷却システムをつくる計画でした。東京電力は、原子炉建屋の地下から大量の水が見つかったことは、作業が遅れる要因の一つになるとしたうえで、格納容器からではなく地下にたまった水を引き、放射性物質を取り除いて原子炉に戻す方式に変更することも検討することにしています。さらに、1号機の原子炉建屋では1時間当たり2000ミリシーベルトという極めて高いレベルの放射線が新たに検出されていて、今月17日に予定されている工程表の見直しを前に、事故の収束に向けた作業の遅れが避けられない状況となっています。
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1号機 燃料取り出しまで数年以上
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110515/t10015895111000.html
5月15日 4時4分 NHK
核燃料が溶け落ちる、いわゆる「メルトダウン」が起きていたとみられる東京電力の福島第一原子力発電所1号機について、東京電力は、燃料の形が変わっていることから、燃料の取り出しまで数年以上かかる見通しを明らかにし、原子炉が安定して冷却された後も作業が長期化するという見方を示しました。
福島第一原発1号機では、核燃料の大半が溶け落ちる「メルトダウン」が起きて、燃料は、原子炉の底の部分で水に浸った状態にあるとみられています。こうした燃料の取り出しについて、東京電力は14日の会見の中で、燃料の形が大きく変わっていることから、「少なくとも今後数年以上かかる」と述べ、作業が長期化する見通しを示しました。メルトダウンは、32年前のアメリカのスリーマイル島原発の事故でも起きていますが、このときは、燃料は溶岩が固まったような形で原子炉の底にたまってしまい、最終的に外に取り出すまでにおよそ10年かかりました。先月発表された福島第一原発の事故の収束に向けた工程表では、原子炉が安定して冷却されるまで6か月から9か月程度を目指すとされ、その後の作業となる燃料の取り出しについてはまだ示されていません。東京電力は、メルトダウンしたあとの燃料の取り出しについて、スリーマイル島原発の事故後の対応をもとに、原子炉から取り出すための特殊な工具などの使用も含め対策を検討することにしていますが、原子炉が安定して冷却されたあとも作業は長期化することが予想されます。
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