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(平成23年5月14日 午後4時)
再び、先生に呼びかける。
あなたは「毎日の教育をこなせばよい」と考えていませんか?
先生の職務は「毎日をこなす」のではなく、子供を真の意味で教育し、健やかに育てること、そして今の福島や関東、宮城では被曝から守ることが第一です。
目を覚ましてください!!
文科省の臨時の通達より、法律(1年1ミリ、子供は3倍感度が高い)に注意を向けてください。あなたは子供の健康を守る立場の国民です。
【給食】
横浜市の学校の給食に、「福島産のキャベツ,もやし,きゅうり,アスパラガス,牛肉」が使われているという。
なんということだ。
福島の農業を助けるのは良いことだが、だからといって子供達に「汚染された野菜」を食べさせるのはとても可哀想だ。農業を助ける他の方法を採るべきだ。
給食の担当者は「安全だ」と言うだろうが、それは「基準値以下」ということである。もしスーパーに「福島産」と「秋田産」が並んでいて、「福島産」のホウレンソウを買う母親がいるだろうか?
大人は自分の食べるものを選ぶことができるが、子供はできない。給食の人は本当に母親になって子供を守って欲しい。
【運動】
神奈川の4月14日、小石混りの土表面で、ヨウ素131が48000ベクレル(平方メートルあたり)、セシウム134と137がそれぞれ53000ベクレルだった。
事故から1ヶ月たって、放射性物質は地面に落ち、雑草の上にあり、そして土煙の中にある。
子供は背が低く、そして運動をする。地面からの被曝、舞い上がった土埃からの内部被曝・・・あらゆる点で子供の被曝は大人より多い。
それなのに、学校は校庭の運動を止めない。
体育館があるはずだし、体育館の床や壁を綺麗に洗って運動すれば被曝は格段に減る。
学校の先生はなぜ、子供を被曝させようとするのだろうか?
【行事】
運動会、課外事業、修学旅行などで、「わざと」子供が生活しているところの放射線量より、多いところに行く「バカげた」学校が増えてきている。
保護者にとって、この時期に放射線が強い地域に子供を行かせたくないのは当然だ。そこに連れて行くのは子供の体を心配するより、「契約した」とか「計画だから」、「中止すると文科省ににらまれる」というような教育者として考えてはいけないことだ。
「中止すると先方が困る」という理屈もあるが、「中止すると子供の被曝が減る」のとどっちが大切かは言うまでもない。
【プール】
「例年通り」運動会はする、「例年通り」プールの掃除は児童がする。
確かに「例年通り」に見えるけれど、大きく違うところがある。
それは、去年までは校庭もプールの水も放射性物質で汚染されていなかったということだ。そして子供達にとっては放射性物質は「毒」である。
なぜ、毒があるところに子供達を連れて行くのか?「毒が見えないから」と学校は言うけれど、それは大人の発言ではない.
校庭で砂埃になって腕立て伏せをする. 生徒の口は放射性物質を多く含む校庭の土に接するばかりだ。こんな光景を見て心が痛まない先生はすぐおやめになった方が良い。
おそらく先生としては性質が向いていない.
【ウシ】
チェルノブイリ原発事故の時、ドイツではセシウム137を筋肉に含む牛肉は食用にならない上、焼却しても半減期が30年ということで全て処分した。
さらに遙か離れたスイスでは、(ドイツと違って)牛や羊に前年の干し草を食べさせ、また羊の群れを汚染されていない西部のフリブール州に移動させた。
日本では、福島原発に近いウシを全国(24都道府県)に移動させた。ドイツとスイスの処置は1年1ミリを守ったもので、日本では「被曝ぐらい我慢しろ」ということである。
牛乳は危険である.チェルノブイリの時でも子供達の甲状腺ガンは乳牛を飲んだことが大きく原因した。
・・・・・・・・・
多くの母が苦しんでいる。
その苦しみを「大げさだ」と言う学校は「法律違反」をしている。先生方、「放射線防御に関する法律」や「クリアランスレベル」を勉強してください。
20ミリは法律違反です。
関東や東北南部の子供達は、3月の第一撃でかなりの内部被曝をしています。だから、すこしでも休ませてあげて欲しいのです。
すこしでも休ませてください・・・先生方!
(平成23年5月14日 午後4時 執筆)
(注)
かつての日本のほのぼのとした、木訥でも尊敬できる先生方がおられた小学校、中学校はすでに無いと言われています。
それは社会の変化があり、ご父兄が先生を尊敬しないこともあり、また日教組の一部の活動も原因しています。
そして、今は文科省を頂点とした軍隊組織のような古い上意下達の組織になっています。
でも、このようなことはすべて「大人の事情」であり、それで子供が被害を受けるのは可哀想です。
どんなに社会が曲がっていても、どんなに悲惨な仕打ちを受けても、それに立ち上がるのは個人の人間の魂でしょう。
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