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野菜へ放射性セシウムが吸収されているが矛盾がある。 タケノコで放射性セシウムが基準値超えしたと言う報道がある。最初の例はもっと前のようだが、ともかくタケノコでセシウムが検出されている。タケノコの場合、ほぼ地中にある状態で収穫されるし、外側の皮の部分は分析にはかけないはずだから、いわゆる食用になる内側の部分、つまり、外気に接していない部分でのセシウム検出ということのはずだ。だから、ほぼ確実に根からの吸収ということになる。 土壌汚染はそう簡単に片付かない。作物を何回か収穫したぐらいではとてもセシウムを取り除けない。だから、一回汚染が確認されれば、数年どころか10年とか20年は汚染が続くはずだ。 ところが、3回続けて基準値を下回ったら出荷してもいいとされていて、既に何品目か出荷規制が解除されている例がある。3月12日の水素爆発直後の汚染であれば野菜表面だけの汚染だったろうが、例えば、4月 8日には、福島県喜多方市、磐梯町、猪苗代町、三島町、会津美里町、下郷町、南会津町産原乳の出荷制限を解除し、同じく群馬県産ホウレンソウ及びカキナの出荷制限を解除している。これらは3月21日に出荷制限がかけられた分だ。つまり、これらを含めて他の出荷制限解除も3号炉とか4号炉などの水素爆発以降、出荷制限解除されたことになる。そもそも、出荷制限がかかった時点で土壌も汚染されているはずで、数日で根からの吸収が起こらなくても、一週間もあれば十分に吸収が起こるはずだ。 仮に、土壌表面にセシウムがとどまっていて根が張っている部分までセシウムが染み込んで行っていなかったとしても、この数日のかなりの量の降雨で確実に土壌中に染み込んでいったはずだ。少なくとも、タケノコで検出されているのだから、土壌中の表面から20cm程度にまでは確実にセシウム汚染が起こっている。つまり、今後、ほとんどの野菜は根からのセシウム吸収が起こっていると考えなければならない。 しかし、5月11日 には、福島県県北地方(福島市、二本松市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、川俣町(山木屋の区域を除く。)及び大玉村で生産される結球性葉菜類、A同県県中地方(郡山市、須賀川市、田村市(第1原発から半径20km圏内区域除く)、鏡石町、天栄村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町において産出されるアブラナ科の花蕾類、B同県県南地方(白河市、矢吹町、棚倉町、矢祭町、塙町、西郷村、泉崎村、中島村、鮫川村)で産出される結球性葉菜類、C同県会津・南会津地方(会津若松市、磐梯町、猪苗代町、喜多方市、北塩原村、西会津町、会津美里町、会津坂下町、湯川村、柳津町、三島町、金山町、昭和村、南会津町、下郷町、桧枝岐村及び只見町)で産出される非結球性葉菜類の出荷制限及び摂取制限を解除しているのだ。( http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/201105131700genpatsu.pdf ) これらの野菜は根からのセシウム吸収をしない品種なのだろうか?? セシウムはカリウムと化学的性質が似てい、カリウムは植物への3大肥料の一つだ。これは矛盾ではないのだろうか??? *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<565>>
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