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燃料の大半溶融か、冷却方法見直しへ (TBS)
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/891.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 5 月 12 日 18:49:41: igsppGRN/E9PQ
 

燃料の大半溶融か、冷却方法見直しへ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4723300.html
12日17:00 TBS

 福島第一原発1号機で圧力容器や格納容器にほとんど水が溜まっていないことがJNNの取材で分かりました。燃料の大部分が溶け落ちた可能性が高く、冷却方法の抜本的な見直しは避けられない事態です。

 「我々が思っている所よりも下の位置にしか水がない」(東電 福島事務所の会見)

 福島第一原発で、また、「想定外」の事実が明らかになりました。毎日、大量の水を入れていた1号機の原子炉・圧力容器にほとんど水が溜まっていなかったのです。

 11日、圧力容器の水位計を修理したところ、これまで示していた数値を大幅に下回り、水位は、通常、燃料の先端がある位置から5メートル以下と推定されるということです。燃料棒の長さはおよそ4メートル。つまり、本来、燃料棒がある位置に全く水がないということになります。

 「あるべき場所に水がない」という事実。これは何を意味するのでしょうか。

 「燃料棒が溶けて下に崩れる形で、そこに水がかかっている、あるいは蒸気で冷やされている状態」(東京電力の会見)

 大部分の燃料が溶け落ちて圧力容器の底にたまっている可能性が高いというのです。ただ、温度は100度前後で安定していることから、わずかな水で冷やされていると説明しています。水がたまらない理由について専門家はこう指摘する。

 「溶接部分などは厚さがないので、(溶けた燃料で)原子炉圧力容器に貫通部ができて、そこから水が漏れている可能性はある」(九州大学 工藤和彦 特任教授)

 溶けた高温の燃料が圧力容器の底に穴を開けた可能性。水だけでなく燃料が漏れた可能性について原子力安全・保安院は・・・

 「高温でさらされれば、(底が)抜ける可能性はある。穴から(燃料が)落ちることは無いとは言えないが、あることを示すデータもない」(原子力安全・保安院の会見)

 いまだに、つかめない原子炉の状況。さらに、ある政府関係者はこう指摘しました。

 「実は、格納容器にも思っていたほど水が溜まっていない」(政府関係者)

 1号機では現在、安定的な冷却に向け、格納容器を水で満たす「冠水」を目指して連日大量の水を入れています。

 しかし、その水も、ほとんど溜まっていないといいます。東京電力は「水位は分からない」としながらも、格納容器から漏れがある可能性が高いことを認めました。

 「格納容器の水位も分からないとなると、『冠水』も見直しの検討が必要と考えている」(東京電力の会見)

 進み出したばかりの「冠水」作業。その目標を見直すことになれば、すでに示された「工程表」にも大きな影響が出ることは避けられません。

 「1号機の『冠水』については、すでに遅れが生じているし、簡単にスケジュール通り進むとは考えにくい」(九州大学 工藤和彦 特任教授)

      ◇

1号機 工程表見直し避けられず
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110512/t10015854301000.html
5月12日 18時15分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、復旧作業が最も進んでいる1号機について、東京電力は、燃料の大半が溶け落ちて原子炉の底に穴が開き、大量の水が漏れ出ているとみられることを明らかにしました。原子炉の温度は100度から120度に保たれているとして、東京電力は、燃料はある程度冷却できているとみていますが、新たな問題が浮上したことで、原子炉の安定的な冷却という工程表の作業の見直しは避けられない情勢です。

福島第一原発1号機では、原子炉を冷やすため、水の注入が続けられていますが、原子炉の水位を測る水位計を調整し、測定し直した結果、12日午前5時の原子炉の水位は、核燃料が完全に露出するレベルよりも1メートル以上低い位置にあることが分かりました。本来、核燃料が完全に露出していればかなりの高温になるとみられますが、原子炉の表面温度は100度から120度と、比較的低く保たれていることから、東京電力は、燃料の大半が溶け落ちて原子炉の底にあるものの、水につかるなどして冷却ができているとみています。一方、1号機の原子炉には1日およそ150トンの水が注入され、11日までに合わせて1万トン以上の水が入ったとみられます。しかし、原子炉の水位が上がっていないことから、東京電力は、原子炉の底に穴が開いて格納容器側に大量の水が漏れ出ているとみています。さらに、圧力などから推定される格納容器の水の量は原子炉から漏れ出た量よりも少ないということで、東京電力は、格納容器からも原子炉建屋などに水が漏れ出ているという見方を示しました。記者会見で東京電力の松本純一本部長代理は「燃料の形を維持できない状態で溶けていることは認識している。原子炉の底が完全に抜けているとは考えていないが、部分的に突き破ったことは否定できず、一部の燃料が格納容器に落ちていることもあると思う」と述べました。そのうえで「原子炉は冷えつつあり、今後、新たに高温の状況になるとは考えていない。原子炉の圧力も下がっており、危機的な状況ではないと考えている」と話しました。1号機は、事故の収束に向けた工程表の中でも極めて重要とされる「原子炉を冷やす」ための作業が最も進んでいて、格納容器を水で満たす「冠水措置」や、「循環型の冷却システム」を作るための作業を本格化させています。今回、大量の水が漏れている可能性が出てきたことで、「冠水措置」など1号機の工程表の見直しは避けられない情勢です。さらに、1号機の復旧作業の進捗(しんちょく)は、その後の2号機や3号機の作業を占うとみられていただけに、工程表全体への影響も懸念されます。
 

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コメント
 
01. 2011年5月12日 19:33:07: SE6UxeS89Q
もうムチャクチャですね。このような原発のリスク顕在化を知った以上、地震国では原発全廃に舵を切るのは当然の流れです。こんなことがもうひとつ二つと生じたら日本は間違いなく滅亡します。

02. 2011年5月12日 19:58:08: 9OdHAcPpaw
要するに、京大の小出さんの見通しと全く異なる超楽観的且つテキトーな発表がされて、
「頑張ってます」連呼の後、「実はこんななんです」と小出さんの言った通りの悲観的
状態が白状されると。小出さんには正確な情報が入っていないから、細かい間違いは
あるかも知れないが、全体的に見ればまったく正しいと感じている。

03. 2011年5月12日 19:59:44: SkYrHxNkOg
最初から、どう考えても無理だろ、
文系のダルい私の頭でもそう思っていた。

後藤さんの指摘通りだ。


04. 2011年5月12日 20:04:00: 22Q4JzZ08M
中学生のホームルームのレベルの原発対策がなされている。
莫大な設備とカネ、作業員、原発科学者を投入しながら、60日前よりむしろ悪化している。
最低でも冷却くらいはやっているかとおもいきや、まるっきり60日前と変わらないどころか
ますます混乱と悪化を産み出している。

もはや日本の施政者には手の負えないことを認めるべきだ。
頭を下げて小出さんらを顧問に迎え、真摯にそのアドバイスに従う意外に、日本を救う道はない。
菅らにはできないだろう。おのれのプライドのためにこの国を滅ぼすのだろうか。


05. 2011年5月12日 20:04:54: 4cdbbeRrbA

今回、建屋内に入ってやっと水位計を調節してわかったらしいが、
これまでの値は適当だった可能性大だね。あれだけ破壊されていて
どこまで各パラメーターを読み取るセンサーが生きているのか。
発表されない数値も多く、ほとんど何もわからない状況だったのだろう。
やることなすこと、すべていいかげんだよ東電は。はやく自衛隊に交代させろ。



06. 2011年5月12日 20:11:57: 4cdbbeRrbA

そもそも2ヶ月の間、何をやっていたのか?
ポンプ車はまだ地上レベルに置いたままで、また津波がきたらすべて流される。
それぞれの原子炉の横に鉄筋の骨組みだけのやぐらを組んで、ポンプや電気系統など
津波が来てもいいように上げとけよ。すべてのことを、すべての炉について同時進行でやれ。

無能政治家と無能役人と三流企業では、この国難は対処できない。
きちんと訓練された一流の人材を投入すべきだ。



07. 2011年5月12日 20:32:18: bByinqSsLM
具体的にどうなったら避難した方がよいのでしょうか。
千葉在住です。

08. 2011年5月12日 20:35:09: uckBIk8np6
1号機が1番閉じた冷却系にできる可能性が高かった。
高いといっても十分に低い水準で比較した場合の高いだが。希望がより薄くなった。

あまりマークされていない6号機も結構怪しい。何でいつまでも溜まり水を仮説タンクへ送る。
外部からの給水無しでは辻褄が合わないと思うが、何か隠してないか?
そもそも6号機で溜まり水を仮説タンクへ送るのは、東電の現場所長が本部へ強く要請したから。
この要請が無いと密かに海中垂れ流し放置にしていたと思われる。
所長は防波堤の再構築も要請されている。信じがたいことに本部は土嚢を積み上げる計画らしい。
その後、防波堤が決定されたのかどうかは知らない。

因果応報という言葉があるが、安く解決しよう 隠して解決しようとした結果が今の状態。


09. 2011年5月12日 20:51:16: 4cdbbeRrbA

東電の発表は

70% => 55% => 0% (すみません、損傷じゃなくて融解してました)

こんないいかげんな発表をする企業にこれ以上まかせるな!!!

千葉在住の方へ、避難は、常に各国気象庁の飛散予想と風向予想、天気予報の情報を得て、
常に原発の風下から退避するのが基本です。いつも西とは限りません。風に追いつかれないように
横に逃げることです。よほどの強風でない限り風に追いつかれることはありませんが。


10. 2011年5月12日 21:06:11: okXOsNlMKY
ごちゃごちゃ言っているが早い話 一言でいえば

「もうアカン」ということだ。


11. 2011年5月12日 21:09:19: oWbillhalg
東電や保安院は、すべての計器を直したなどとは言ってない。報道によれば水位計を直したと言ってるだけだ。だから温度は100℃だから大丈夫だとか、圧力は上がってないから大丈夫だとかなど誰が信じるか。

この連中は、「本日○○時○○分・・○○条事象発生を報告します」「本日△△時△△分・・△△事象発生を報告します」とかピットの見張り怠慢などでも判る通り「1.事が大事になって初めて動く2.自ら決断しない3.事務手続きが何より大事」の典型的な役人根性しか無く、手続きなど後回ししてでも迅速、効果的、実践的、予防原則的に動く思考回路など皆無だから、このような原発事故処理の指揮など本質的に不適格な人種だ。

だから温度計も圧力計も水位計と同じ事で、

「まったく変化ないのでおかしいと思ったら温度計も圧力計も狂ってました。温度は400℃で圧力ももう爆発寸前でした」

ということになりそうなのは目に見えている。

東電、保安院の現場を仕切っている連中は下部にして、福島を作ったプラントメーカーや建設会社の技術者と頭脳として菊池洋一氏や小出裕章氏などで構成したチームと全とっかえしないとダメだ。


12. 2011年5月12日 21:37:20: pHRwMJx5LR
 あまりのでたらめぶりに開いた口がふさがらない。なにをやってるんだ。小出先生じゃないが、馬鹿馬鹿しくて聞いていられない。
 こんな低脳なやつらが分けも分からず、原発を動かしているなんて・・・・お粗末すぎて、言うべき言葉もない。

 小出先生はそれでもいつも誠実に解説してくださる。本当に人格がわかる。


13. 2011年5月12日 21:44:01: uckBIk8np6
小出先生の見解では
燃料溶け出しによって圧力容器下部に穴が開き現在格納容器下部であんこになっている。
(燃料がスルーした)
圧力容器に燃料が無いので圧力容器上よりの温度を計っても意味は無く
肝心なのは格納容器下部の温度。
この格納容器下部に落ちる時に水蒸気爆発の危険があったが爆発しなかったので
不幸中の幸い。燃料の溶け方次第で放射能レベルが変化。
  という感じでした。間違ってたらすもません。

14. 2011年5月12日 22:46:25: FsmwW6uY3E
>>13
小出先生は「アンパン」のような状態といってます。
「あんこになっている」というのは神保さんの誤解です。

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