http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/825.html
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参院経産委・柳田邦男参考人@
参院経産委・柳田邦男参考人A
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110511k0000m010108000c.html
http://megalodon.jp/2011-0511-1943-48/mainichi.jp/select/seiji/news/20110511k0000m010108000c.html
福島第1原発:柳田邦男さん 政府対応の遅れ批判(毎日新聞)
菅直人首相は10日、東京電力福島第1原発事故の原因などを究明する事故調査委員会を近く発足させることを表明した。一方、ノンフィクション作家の柳田邦男さんは首相会見に先立って同日開かれた参院経済産業委員会に参考人として出席し、「発生から2カ月が経過するのに、いまだに事故調査体制ができていないことは日本の特異な側面だ」と対応の遅れを批判した。
さらに「米国のスリーマイル島原発事故では、大統領がすぐに特別調査委員会を作り、利害関係者を一切排除して調査した。それに対し、過去の日本の事故調査体制は企業や行政幹部ら利害関係者がメンバーになり、『被告が裁判官席についている』との批判も出た」と述べ、調査委の構成にも注文を付けた。【関東晋慈、中西拓司】
毎日新聞 2011年5月10日 22時07分(最終更新 5月10日 22時09分)
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-11/2011051101_03_1.html
2011年5月11日(水)「しんぶん赤旗」
参考人質疑 「想定外は免罪符」/柳田氏指摘 津波の研究成果無視/参院経産委
参院経済産業委員会は10日、東京電力福島第1原発事故についての参考人質疑を行いました。
意見陳述した作家の柳田邦男氏は、今回の大津波は「想定外」だとする東電や政府の関係者らの説明に関連し、過去の大津波について多くの研究成果があり、危機が指摘されていたにもかかわらず無視されてきた経緯を指摘。予算などの縛りから、最大限の危機を想定するものはつくれなくなり、最低限守るべき基準が、「それを維持すればよい」という最大限の「線引き」に化ける「逆立ち現象」が起きていると述べました。また柳田氏は、「想定外というのは、それ以上のことは考えないことにしようという思考様式に免罪符を与えるキーワードだ」と批判しました。
(以下略)
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【関連サイト】
http://urara-y.at.webry.info/201103/article_6.html
吉村昭『三陸海岸大津波』 ― 東北地方太平洋沖地震と大津波(庭仕事ときどき読書 ― はるかの庭)
3月11日14時46分に三陸沖で発生したマグニチュード9.0(暫定値)の巨大地震とその後の大津波から1週間たった。
日に日に被災者の数は増すばかりで、戦後最悪の自然災害となっている。
被災地の皆様には心からお見舞い申し上げます。
「津波は、自然現象である。ということは、今後も果てしなく反復されることを意味している。」という吉村昭『三陸海岸大津波』(中公文庫 1954.08)は、明治29年の津波、昭和8年の津波、そして昭和35年のチリ地震津波、三陸海岸を襲ったこの三大津波がどのようにやってきて、どのような惨状をもたらしたかを、大津波を体験した人々の証言や資料を元に再現した貴重な記録。
大津波が気仙沼市、陸前高田市、南三陸町などの海岸に次々と押し寄せる瞬間をテレビの生中継で見て、真っ先に思い浮かんだのがこの書である。
今回の東北地方太平洋岸を襲った大津波とその惨状をみるとき、改めて読み返してみる必要がありそうだ。
吉村昭『海の壁-三陸沿岸大津波』中公新書 1970.07
吉村昭『三陸海岸大津波』中公文庫 1984.08
吉村昭『三陸海岸大津波』文春文庫 2004.03
『三陸海岸大津波』は、1970年に『海の壁』として刊行され、その後改題されて中公文庫および文春文庫から出版されている。
<4月9日追記>
-警告の書、異例の売れ行き 「三陸海岸大津波」-
4月9日の共同ニュースで上記の吉村昭『三陸海岸大津波』が異例の売れ行きを示しているとの記事が出ている。
(http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040901000028.html)
未曾有の災害をもたらした今回の大津波。
災害の記憶や防災意識が時間とともに風化していかないためにも、多くの人に読んでもらいたい書である。
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