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一向に光明の見えない、というより正確な計測データが公表されてないのでどう分析してよいのか、どう対策立てていいのかよくわからん状況が続いている福島第一ですが、東電・政府も実態があんまりよくわかっていない様子が伝わってきます。
昨晩のたねまきジャーナル要約いただきました。感謝いたします。
ここんところ話題になっている3号機の圧力容器の温度急上昇と使用済み燃料についての解説です。
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04. 2011年5月10日 22:11:25: TpHWR8rhC2
ジャック・どんどんさん、今日の小出先生のお話が来ました。コメント欄に載せます。今日は、この阿修羅でも問題になっている3号機の温度上昇と、使用済み燃料のことがあり、重要です。また、スレッド立てよろしくお願いいたします。
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの案内、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの解説で行われました。今日は野球のラジオが延長で30分遅れでした。どうやら、この前の6日金曜日に野球を中断してたね蒔きジャーナルを放送したのは、例の浜岡停止のことがあった模様です。
原発関係のニュース、福島第1の事故で、菅総理は総理の歳費を返上し、エネルギー政策を見直し、2030年に原子力50%の見直しを表明しました。民主党は原発を海外に売る予定を見直します。原発の安全性を高め、太陽、風力も採用します。浜岡停止で、電力に企業、国民の協力を得ます。浜岡を止めるものの、関電も原発定期検査中で、電力の融通は大変です。
福島第1事故で一時帰宅が行われ、川内村の住民の20km圏内、圏外の人が帰宅しました。自己責任で入るとの誓約書を取られて、問題もあった模様です。自宅に2時間で、バス→自宅、自宅→バスの時間も2時間に含まれるので、遠いところはさらに大変なのです。全員、放射性物質除染の必要はありませんでした。
地震発生時の4号機、使用済み燃料空焚きの可能性もあったものの、燃料の損傷はなく、爆発の原因を探さないといけなくなりました。3,4号機のタービン建屋がつながり、3号機の水素が4号機に行って爆発した可能性もあるのです。1号機の水棺の作業を始めていて、水位計の設置もやっています。鉛のマットについては、これでは1ミリシーベルトしか抑えられないとのことでした…(泣)。6〜7シーベルトでこの始末、1割抑えられる程度です。
そして、小出先生のお話、一時帰宅のことで、その後「被爆量は1〜10マイクロシーベルトで、2時間ではこの程度で収まりよかった」と言われました。被爆には安全量はなく、心配がないのではないのですが、皆さん帰りたく、このレベルで収まり、安心したということです。ペットを連れ帰りたいとのことで、明日職員が連れ帰り、基準値以上なら水で洗うのですが、外部被爆は水で洗えるか、内部被爆の可能性は、もちろんしている、外を洗っただけではダメ、ペットを連れてきて、人間が被爆するのを危惧するのは、その危険性はなし、しかし、ペットは放射性物質を体に取り込んでいる、ペットから放射線を出し、ペットを抱きしめると、人間が被爆するが、相手が人間なら、連れ出したいので、自分の被爆は我慢するだろうとのことでした。
さらに、3号機への質問がリスナーから多数来ており、圧力容器の温度が毎日上がっていることについて、小出先生も不思議だと思いつつデータを見ていた、東電のデータは後から間違いと言われてきたが、3号機は300℃を超えている(それが圧力容器の上か、下か不明)、300度は圧力容器(333℃)、4月末では80℃台であり、安定していたのに、「温度上昇は、測定が正しければ、冷却失敗」であり、外から入れているが、水が原子炉に入っていない(流路に破れがある)、東電も他の水路から入れようとしているのです。
圧力容器が何度になるとまずいかは、運転中でも280℃であり、今回の333℃とはかなり異常なのです。早く温度を下げるため、新たな配管がいると、東電が言っています。また燃料は停止したときに2000℃あり、これがまた上がっている可能性もある(核分裂は止めても、外部電源なしで、冷却できずに、燃料棒が壊れて、2800℃くらいになり融けている、融けた塊が炉心に留まっているのではなく、融け落ちて、圧力容器の温度が上がっている可能性あり)。水が圧力容器の中に半分あり、水蒸気爆発は起こらないが、水がありまた固まるのですが、温度は上がるのです。
使用済み燃料プールのことで3号機が温度が上がることはありません。しかし、瓦礫だらけで(3号機)、ものすごい爆発があり、プールは破損している、使用済み燃料の破損も懸念される、その写真をちゃんと撮って欲しいのです。
このプール内で、通常検出されない放射性物質が出ています(セシウム137、1立方センチあたり10万)。1000倍の濃度のものが出ています。これは使用済み燃料プールの水であり、注水ポンプ車で採取したのですが、使用済み燃料が破損して、その中の放射性物質がプールに流れ出たもので、当然出たものであり、不審に思っているのはヨウ素138、セシウムの1/10の量ですが、小出先生も「ヨウ素が多すぎる」、半減期が8日で、すでに2ヶ月経っており、1/100以下になっているはずなので(これは5月8日の値)、やはりヨウ素が多い、若干多い、途中で核分裂の連鎖反応があったのではないか(核分裂は3/11に終わっているのに)ということです。
リスナーも注目しており、また詳しく教えて欲しいとのことでした。東電は、プールの燃料棒の損傷を否定していますが、高い放射性物質を出しており、損傷していないなら、どこから放射性物質が出ているのか(瓦礫etcで出ていると東電は言っている→これ、東電は正気かと小出先生言われました)。3号機は爆発した、使用済み燃料のプールで爆発、このフロアの瓦礫で爆発、放射性物質が高いのはこの燃料なのです。
今日は、3号機の温度上昇と、使用済み燃料のことについてきわどい話を聞けました。
なお、明日は私は所要で夜外出するため、小出先生のお話は何とか録音して、あさって以降にまとめたいと思います。
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