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浜岡原発の停止が決定した。
菅首相は就任以来、ろくなことはしてこなかったし、とくに原発事故爆発にともなって、適切な避難指示を出さなかったことは、国民の命を預かる立場としては、万死に値することだとも思うが、それでもこの浜岡原発の停止は英断であると思う。
はじめて菅首相が立派な決断をした。
今回の決定を花道に、首相の座を降りるのであれば、花道にもなるのだが、たぶん本人にその意思はないだろうが。。
浜岡原発の停止は適切で、とにかく、東日本大震災を前後して、日本をとりまくプレートが活性化して、また今も余震がおさまらない中、少なくとも二年、大規模な地震のリスクが去るまではひとまず停止というのは正しい。
代替に、火力発電をするとコストがどうだとかいうが、国民の命を犠牲にしてまで、コストがどうとかいっている場合ではない。
浜岡原発が爆発ということにでもなれば、名古屋はもちろんのこと、東京もやはり危機的な状況になる。
福島の状況にあわせて、これ以上の事故は国家の存亡に関わるような事態を招きかねない。
さて、マスコミの報道を見ても、やはり利権もあるし、それぞれだが、全体の方向として「脱原発」をして、その先のエネルギーは何かということに、報道をしはじめている。
もちろん国民世論に推されたかたちではあろうが。
いずれにしても、「脱原発」という流れは正しくて、それは今回の福島の事故をきっかけに世界的にも「脱原発」の機運が高まっているし、とくにロシアが国際社会に提唱しているように、地震地帯への建設を制限するとか、国際的なルールづくりは今後進むだろう。
それは原発事故がひとたび起これば、国内問題でなく、国際問題という性格を持つからだ。
チェルノブイリも現在の国境でいくとウクライナだけでなく、ベラルーシにも大きな被害を及ぼした。そしてヨーロッパ一円に汚染の不安も招いた。
福島の事故も日本だけでなく、東アジアを恐怖に陥れた。福島の場合はたまたま偏西風のおかげで太平洋に放射能は流れたが、もし、西に太平洋ではなく、国家があったとすれば、これはたいへんな問題になっていた。
もちろん、福島の事故では、海に放射能汚染された水を大量に流したことで、日本は強い批判を国際社会からうけている。
さて、原発そのものの数も限られていた中で、四半世紀のうちに、ソ連(ウクライナ)と日本でこれほどの事故を起こしておきながら、この先、世界で原発事故が起きないという保証がどこにあるだろうか。
いや、発展途上国も含め、世界中でどんどん原発が増えていく中、原発事故は起こるという前提で考えるほうが自然であろう。
世界中で各国は原発の輸出合戦を繰り返し、トルコやら、ベトナムやらまで原発が増えていき、日本の隣国でも中国も韓国も積極的に原発を建設している。もしこれらの国で事故が起これば、日本も放射能に見舞われることになる。
やはり世界は、あまりにも大きい原発のリスクを考えた時に、それに代わる代替エネルギーはないのか、ということになっていく。
原発といっても、50年も前の、旧世代の技術である。
いまさらながら、あらためて風力発電やら、天然ガスやら、その他のエネルギー開発が議論されはじめたが、とてもいい流れだと思う。
日本がとるべき道としては、利権にまみれ、リスクだらけの原発に、福島の事故を教訓として、決別をしていき、そして、事故を起こした日本だからこそ、その世界に誇る技術力を生かして、21世紀に世界をリードする新しいエネルギーを開発していくべきだろう。
ここに国費を使うべきだ。
そして、原発に代わる新しいエネルギー技術を日本が開発できれば、それは日本再浮上のカギにもなるだろう。
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