http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/581.html
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昨日、今日とたねまきジャーナルの要約いただきました。
コメント欄に投稿していただいた方に、またまた感謝いたします。
具体的な震災復興対策、原発収束対応など、これまでニッチもサッチもブルドッグの、どうしようもない菅首相ですが、起死回生の秘策は「日本全国の原発を5年以内に全基停止し、20年以内に廃炉にする!」と宣言すること。
こうしてもなお、廃炉に知りための研究、使用済み燃料の安全管理研究という絶望的な研究を続けなければなりませんが。
もし、管さん、浜岡原発だけやなくて、日本全国の原発の順次停止、廃炉を決断してくださればこれまでの、心の中での誹謗、中傷、罵詈雑言は撤回いたします。
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まずは、昨日のたねまきジャーナルから
15. 2011年5月05日 21:43:36: 3OtsOBOjei
ジャック・どんどんさん、今日の小出先生のお話が来ました。核暴走の続きと、被爆、事故調査委員会のことです。よろしくお願いいたします。
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日はアナウンサーの千葉猛さんと、毎日新聞論説委員の池田昭さんのご案内で放送されました。
原発のニュース、1号機に事故後初めて人が入りました。2,3号機より内部の損傷が少ないのですが、内部で長時間作業するためには、フィルター、排風機を設置しています。中で作業しやすくしたいのです。
水棺は、東電は、シミュレーションして、安全に問題はないと報告しています。これが認められたら、1時間6トンから8トンに増やします。しかし、2,3号機の模様は不明です。
作業員の環境改善のため、食事をレトルトから弁当へ、またシャワー設置、医者も常駐させる方針です。福島第2の体育館が休憩所でしたが、シャワーもなかったのです。そんなところで作業していたのです。池田さん、工程表を出したが、設備面で、担っている人間の支援をしないと工程表は実現しないのではと指摘していました。作業員の心身の疲労は限界の模様です。
20km県内の一時帰宅に、車の持ち出しを認める方針にしました。ペットも持ち帰る方針で、来週以降早い時期にしたいとのことです。高齢者の場合は代理人を認める方針です。
そして、小出先生のお話、まず、リスナーの質問、3号機の使用済みプールの核暴走について、それが起こっていたら、水素爆発の1号機と、3号機の使用済み燃料プールは大丈夫か、ということに付いて、小出先生も見られないので正確には分からないが、核暴走なら、使用済み燃料はラックに入っていたのに、一箇所に集まり臨界となり、簡単に水の入れられる状態ではないとの(ステンレス内張りに傷が入る)、使用済み燃料冷却に支障がある(入れても漏れる)、どうして集まったか、水素爆発で一箇所に集まり核暴走になったのか、なら膨大なエネルギーが出て、破損しているとの指摘がありました。そのため、水をかけ続けるしかない、冷却は困難なのです。
新聞の報道で、仮設の空冷装置と、循環水冷却で冷やすと言っていますが、これの効果は、熱除去に、水、空気で冷やすのはどちらでもOK、外でもOKで、比較的問題はない、しかし、そこまで配管をつくり、汚染の中配管を取り付ける工事が大変のことなのです。生身の人間がやるしかないのです。とてつもなく大変なのです。作業現場の空気をきれいにしないといけない、うまく行ってほしいのです。
毎時10ミリシーベルト、空気ボンベを背負ってであり、これで被爆を防げるかは、空気の汚染がひどく、建屋内の空気を一切吸えないほど汚れている、ものすごく汚れており、外部からのガンマー線は避けられない、10ミリ/時間は避けられないので、内部被爆を避けるものであり、外部被爆は鉛のスーツで避けられるが、そんなものでは作業できない、外部被爆はあきらめての作業なのです。
また、原発事故のとき、今後を予測するERSS(緊急時対策)が津波でアウト、SPEEDIも津波でアウトであったということは、彼ら(原子力村)に言わせると「想定外」であるが、ERSS、SPEEDIともに「想定外」のときに動かないといけない、そんなものが壊れるのが彼らには「想定外」なのです。
外国から、アメリカの規制委員長が、難航していて、事態は改善していないと言っていますが、小出先生も改善していない、悪化を食い止めているのが2ヶ月続いている、しかし、悪化を食い止めるのはなんとしてもやらないといけない、現場の人をありがたく思うしかない、安定化はしていない(菅総理の言う通りではない)、外から水を入れるしかない、入れたら汚染水が外へ出て、7万トンの汚染水を始末できていない、改善はされていないのです。
改善の策としての「水棺」、格納容器が重くなり余震に耐えられるか、東電は大丈夫と言っているものの、小出先生、彼らはいつも言ってきた、どんな地震が来ても大丈夫と言ってきた、2007年の中越沖でも同じ、計算機で安全でも、それで安心は出来ないのです。
池田さん、事態の収拾は急がないといけない、海外の目も厳しい、事故調査委員会を立ち上げるものの、今月フランスでG8、7月にIAEAの会議で、どうなっていると聞かれるが、事故調査委員会のあり方は、難しい、これまで「原子力村」が産・官・学の一致の元で楽観の上に楽観し、データを隠してパニックを防ぎ、海外から批判されてきた、もう、原子力村では、海外の批判に答えられないということです。安全委員会も当事者であり、電力会社も関わらない第3者機関をつくらないとダメとの池田さんの見解に、飛行機の事故と同様に対応しないといけない、行政、電力会社と独立したところで意見を言わないといけないとのことでした。
今回、昨日に続いて3号機の核暴走のことについて指摘があり、さらに、事故の評価にも意見があり、貴重でした。今後もお伝えいたします。
22. 2011年5月06日 13:51:51: SKWQ96qe5U
ジャックどんどん様
いつも小出先生の投稿ありがとうございます。今回はずっと「小出先生に聞いてみたい!」と思っていた3号機の話で納得できました。
小出先生が前に格納容器を利用した冷却システムを提案されていましたが、他にも研究者やエンジニアの方々がいろんな提案を出しています。
「原発事故サバイバルハンドブック」の著者、合原亮一氏が、港の一部を巨大な圧力抑制プールとして活用する案を提案されてます。
http://wiredvision.jp/blog/gohara2/201104/201104221704.html
原子炉内の冷却に必要な水量の推定も東北大学流体科学研究所、圓山・小宮研究室からでています。
「原子炉内が崩壊熱のみによって加熱されている場合に必要な水の投入量の推定」
http://www.ifs.tohoku.ac.jp/~maru/atom/HTCRep/HTCRep.1.4.pdf
既得権益や利害関係ばかりを気にする学者・政治家・東電を排除して、小出先生をはじめとする研究者やエンジニアの方々が、様々な案を出し合い検討する部会をつくり、有効な方法が取られる仕組みができればいいのに、と願うばかりです。
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今日のたねまきジャーナルです
23. 2011年5月06日 21:47:23: aR5fp6bcvA
ジャック・どんどんさん、今日の小出先生と、近藤さんのお話が来ました。
近藤さんは、今小沢氏に倒閣されたらひとたまりもない菅総理の行為との指摘ですし、小出先生の、原発の発熱のすさまじさ、100万年!管理しないといけないということです。また、スレッドたてをお願いいたします。
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は中日−巨人戦の中継を中止して放送してくれました、良かったです(巨人ファンの方失礼(笑))。水野晶子さんと、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さん(東京)のお話で放送されました。今回、浜岡停止を菅総理が要請したことで、急遽予定変更です。
水野さん、アナウンサー歴30年で過去にない大事件=原発を政治の力で止めることで、こういうニュースを伝えるとは思っていなかったということです。
で、ニュース、浜岡の全ての停止を政府が要請していることが語られました。稼働中の4,5号機の停止も含めて報じられました。津波・高潮の中長期の安全対策が求められるとのことであり、また、関電に電力の融通を要請しているものの、中部電力の原発依存度は12%であり、つまり原子力以外で9割行けるのです。一方、関電の原発依存度は53%なのです。
そして、中部電力、この要請を受け入れる模様です。静岡知事、御前崎市長も津波対策を指摘し、海江田大臣も指摘し、定期点検の3号機、稼働中の4,5号機も危なく、これまで、今動かしている4,5号機を止めることは、菅総理により要請され、ニュースを報じるほうとしても、サプライズであったのです。
もちろん、リスナーからもメールが殺到し、近藤さん、予算委員会を見てきて、脱原発の質問は森ゆうこさんが迫っており、それに対して、福島の検討後と言ってきたのに、菅総理、政権に固執する理由は反小沢であり、鳩山−小沢会談があり、状況を見ようとのことなのですが、小沢氏の返事は「連休中考えましょう」であり、小沢氏、昨日の夜から動いています。
そして、近藤さんより、今回の事態の背景が語られました。事、ここに至り、総理自ら発表する、放射能垂れ流しは日本国レベルの問題と言ったので、これまで抑えていた小沢氏の動きになり、原発問題の対策は菅政権、間違っていると言われ、菅総理、奥さんと中華料理を食べていたのですが(怒)、そのため、菅総理は支持率が欲しい、そのため、という指摘が近藤さんからありました。
また、運転している4,5号機も止めるとのことは、原発行政でびっくり仰天、予見しえる危険の判断は政治、総理にしかない、しかし、法的権限はない、今回は、永遠に止めるのではない、3号機は、知事は政府の承認と言っていたものの、稼働中のものも止めるのは政治的な判断であり、指示・命令でやめさせることが出来るのかという意味があるのです。背景は、今日選んだのは、小沢氏の動きを見てのものなのです。
また、菅総理がなぜ小沢氏を怖がるかは、小沢氏、今日は釣りのパフォーマンスで、任期途中で倒閣されたら、代表選は民主党内で国会議員のみの選挙(サポーターなし)で、これだと小沢氏が勝つので、代表選はやりたくない、代表戦は、小沢氏だけでなく、自民・公明もで、民主党だけの争いだけではなく、こんなときに野党は何をやっていると言われたくない、そのため、反小沢の動きを見て、小沢氏とは一緒にやりたくない、しかし、野党が小沢氏を抑えて欲しい、との事で、菅総理、今まで行動には理由があり、このことのいい悪いは別で、要するに政治的な判断により、菅総理、浜岡停止を言った、日本の54基全ては津波を想定していない、そのため、菅総理は一転突破で、この判断を示したというのです。
ただ、防潮堤など、中長期の対策をしたら始めてもいいと菅総理言っているものの、近藤さん、それは54基゛全部にやらないといけないので、論議を呼ぶ、ものだという指摘がありました。
そして、福島のニュース、1号機で空気浄化の作業が行われ、順調に行けば明日、二重扉を開けて作業できるということです。また、水棺のため水をいれ、20日で燃料が水に浸る、しかし2,3号機はまだで、さらに、3号機の温度がこのところ上がり、40℃ほど上がっている、3号機への注水が1号機のために減っている(1号機に多く行って3号機に行かないか、または3号機の配管に漏れがある)、3号機の注水を増やす模様で、しかしそれだけもれてしまうのです。
群馬県の牧草に基準値を上回るセシウム(県内3箇所で規制値の300ベクレルを超えた)が出て、問題になっています。
そして、小出先生の登場、浜岡停止について、小出先生、54基全部停止すべきであり、電気が止まったら困るという人がいるのが不思議、原発だけはいけないと国民が気づかないのがおかしいと思っていたが、浜岡停止は歓迎するとのことで、小出先生は政治は嫌いだが、どこの原発もサイエンス的には危険であり、止めるべきとの事です。
菅総理は東海地震対策まで中長期対策と言っていますが、中部電力の津波対策、発電機を高いところにするというものがあり、しかし、小出先生はどんな対策をとっても破られる、原子炉を停止すべきということです。
原子炉の停止は、核分裂の連鎖反応はすぐ止まるが、原子炉内で核分裂で大変な熱で、福島はそれで炉心が融けている、しかし、計画的に止めるなら、こういう状況よりははるかにいい、核分裂停止まで1〜3日、「発熱はしかし、まったく収まらない」、ずっと続く、福島では事故から2ヶ月で、崩壊熱が発生してまだ1/40にしかなっていない、これからは減らないのです。10年では止まらない、原発の生み出したごみをどうするか、世界が困っているのです。
原子炉の発熱の量は、冷やす状態によるのですが、発熱物をガラスに固めても何百度!水をかけたらすぐに蒸発!なのです。これを地下で100万年!保存するのです(100年ではありません)。それが、日本政府の方針です。手で触れるまでに100万年かかるのです。
近藤さん、浜岡停止について、津波対策他で、安全・安心では、中長期的にとどめるのはナンセンスで、政治的な判断だということで、本当に安全・安心ではない、サイエンスで安心ではないことが小出先生より反応がありました。
この、100万年!地中に埋めるのは、どこに埋めるか決まっておらず、どこが受け入れて欲しい、調査に同意してくれたら20億円上げると言っている(最終処分場)、ボーリングで、地方の破綻した自治体に働きかけているのですが、小出先生、それを阻止すべく活動しておられます。
処理場が見つかせなかったら、最終地なしで走っているものであり、小出先生、東京に決めなさいと言っている(国は300〜1000m掘ったらどこでも安全だと言っている)、もちろん、安全などあり得ない、「100万年とは、その前は六甲山は海の中なのです!」到底、安全なものではないのです。これが、廃棄物処理の問題なのです。
近藤さん、せいぜい過去50年であり、その間マグニチュード9が5回、うち数年で3回来ている、科学がちゃんとしていないから、答えが出せないとの事です。小出先生、科学は常に万能ではない、危険を抱える(進歩すると抱える)、それが人類に破局的に大丈夫ではない保障はないのです。
また、電気を止めたら、また原発をいるという声が出ると思われるのですが、「日本の54基全部止めても、夏のピーク電力すら大丈夫」なのです。国のデータから大丈夫なのです。東電は火力が止まり支障はあるが、今経済が停滞しており、夏は大丈夫と言う事なのです。
最後の、原発なしでも成り立つこと、またお話して欲しいと水野さんお話があり、今日は終わりました。
このラジオの追跡を始めて1ヵ月半、今日は、一番濃い密度の日でした(再臨界と、この前の核暴走もきわどい話でしたが)、浜岡停止への近藤さんの指摘も重要でした。今後もこの番組、フォローします。
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