http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/558.html
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Gataroさんの投稿「5月5日 安定化も改善もしていない 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕」(http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/543.html)で、
「(本格的な冷却システムをつくる前段階として行っている水棺について、格納容器が重量に耐えられないのでは等の懸念が出ていることに対し、東電はシミュレーションをした結果、安全性に問題ないと判断したと言うが?)私は構造設計専門家ではないので正確ではないかもしれないが、彼らは耐震設計は万全で地震が来ても大丈夫と言ってきた。実際は今回も壊れたし、2007年の中越沖地震のときも柏崎刈羽原発でも多数の機器が壊れた。単なる計算で安全だという結果が出たとしてもダメ」
と心配しているが、東電や原子力・安全保安院も“それなりに”心配している。
昨5月5日に公表された「福島第一原子力発電所1号機における燃料域上部まで原子炉格納容器を水で満たす措置の実施について」のなかに、次なる項目がある。
P.3
「(3)原子炉格納容器からの漏えいによる建屋内滞留水への影響評価
東京電力(株)は、冠水操作に伴い原子炉格納容器が破損し、原子炉格納容器内の水が漏洩することを想定」
このように、東電も保安院も、「水棺」(冠水操作)で格納容器が破損することを想定している。
その結果については漏水だけをあれこれ心配しているが、1号機の圧力容器内の燃料棒は冷温冷却に至っていないし、これまでの経緯も考えれば、「水棺」が破たんすれば圧力容器の冷却水水位が一気に低下することから、2号機と同じように、放射性物質の大量の放出・拡散が大問題になるはずだ。
この“危機”を評価しないまま「水棺」を行っている東電とそれを許可している保安院の危機感のなさに唖然とする。
※参照資料
「福島第一原子力発電所1号機における燃料域上部まで原子炉格納容器を水で満たす措置の実施について」
【表題部】
http://www.meti.go.jp/press/2011/05/20110505002/20110505002.html
【実質文書】
http://www.meti.go.jp/press/2011/05/20110505002/20110505002-2.pdf
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