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「経験豊富な作業員」空気ボンベ背負い、慎重作業 建屋内に配管8本運び込む[産経新聞]
2011.5.5 20:45
東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内に5日、事故後初めて作業員が立ち入った。事前にロボットが入り、内部の放射線量などは確認していたとはいえ、不確定要素の多い作業。作業終了が報告されると、東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「原子炉の安定冷却という目標に向け着実に進んでいる。建屋に入れたのは大きなポイントだ」と安堵(あんど)した様子で語った。
作業員に選ばれたのは、東電社員2人と協力企業11人の計13人。この日は建屋内の換気に向け、換気装置から延びる配管計8本を建屋内部まで運び入れる作業を行った。
人選にあたっては「志願という形は取らず、原子炉内の構造を熟知し、経験が豊富な作業員を選んだ」(東電)という。
作業は午前11時32分にスタート。まず東電の社員2人が建屋内に入り、約25分間、内部の放射線量を計測した。安全性の確認後、午後1時半から配管の搬入を開始。11人の作業員が交代で直径約30センチのポリエステル製の配管計8本を運び込んだ。
配管の設置場所は最も遠いところで、入り口から約25メートル。1人あたり10分以上は中に留まらないように、慎重な作業が行われたという。
作業員らは2日前から、リハーサルを何度も行い、作業工程を確認した。今後、原子炉を安定した状態に保つには、人が建屋内に入って作業することが不可欠で、今回の作業は、建屋内に人が一定時間入れる状態にするには欠かせない重要な作業だったからだ。
内部の放射線量は平均で毎時10〜40ミリシーベルトと高いことがロボット測定で判明しており、作業員らは防護服に全身を包み、放射性物質を吸い込まないように、スキューバダイビングで使うような空気ボンベを背負って作業を行った。
局所的に高濃度の場所がある可能性も残っており、事前に推計していた1人あたりの被曝(ひばく)線量は3ミリシーベルトだったが、作業終了後に測定された13人の被曝線量は2・8〜0・24ミリシーベルトだった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110505/dst11050520510020-n1.htm
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