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PSR3月23日付声明の紹介です。
ホームページには放射線の基礎知識を解説したものや役立つ情報があります。
http://www.psr.org/resources-on-the-japan-nuclear-crisis.html
英語が得意な方はどんどん訳して紹介してください。
原文
http://www.psr.org/news-events/press-releases/psr-concerned-about-reports-increased-radioactivity-food-supply.html
訳
現在進行中の福島原発事故により放出された放射能が、今日本の食品中にも含まれているという報告について、PSRは懸念を表明します。
すべての食品は、自然由来のものや核実験由来のものなど放射性核種を含んでいますが、日本のホウレンソウと牛乳から検出された放射能レベルは、人々の健康を危険にさらすものです。
また、「安全」とみなし得る放射線被曝の水準について、報道機関により流布されている誤った情報の嘘加減に、警告を発します。
ナショナル科学アカデミィーによれば、放射線の安全な被曝許容量は存在しません。
数十年にわたる研究は、いかなる被曝量の放射線も個々の人々が癌にかかる危険性を増加させることを、はっきりと示しています。
「食品由来であれ水やその他のもの由来であれ、放射性核種に被曝する安全なレベルなどありません、間違いなく確かなことです」と、前PSR代表のジェフ・パターソン博士(DO)は述べています。
「ヨウ素131やセシウム137のような放射性核種への被曝は、癌発生数を増やします。この根拠から、食品と水に含まれる放射性核種を最小限に抑えるためにあらゆる努力がなされなければいけません。」
「放射性核種を含んだ食品を飲食することは特に危険です。ある人が放射性微粒子を飲食したり吸い込んだりすると、放射性微粒子が放射能を発し体の中にとどまる限り身体を被曝させ続けます」と、PSR委員会のメンバーであるアラン・ロックウッド医学博士(MD)は述べています。
「日本政府は、原発事故以前の規制値を越える放射能を含んだ食品の販売を禁止すべきです、そして、汚染地域の広域にわたり食品と水の放射能検査をつづけなければいけません。さらに、FDAとEPAは、ここ私たちの国でも、食料品に含まれる放射性核種にたいして、現在の規制とガイドラインに基づき対処しなければなりません。」
日本における危機が進行するにつれて、100ミリシーベルトが、ある個人が癌になる危険を生じる被ばく線量の下限だと主張する、人々や機関(情報源)がますます増えています。立証された研究はそのような主張を否定しています。100ミリシーベルトの被曝は100人に1人が癌になる危険を生じます。10ミリシーベルトの被曝は1000人に1人、1ミリシーベルトでは10000人に1人が癌になる危険を生じます。
現在食品に含まれる放射能のレベルにより個人個人が癌にかかる危険性が少ないとしても、数千や数万の人々が被曝すると、結果として誰かが確実に癌になります。
最近の報告によれば、日本の原子力災害は、セシウム137よりも多量のヨウ素131を放出しました。ヨウ素131は甲状腺、特に子供の、に集積します、ヨウ素の半減期は8日です、それに比べセシウムの半減期はなんと30年以上に及びます。短い半減期にかかわらず、ヨウ素131の被曝は非常に危険です、特に妊娠中の女性と子供に対しては。そして放射性ヨウ素は、他にもありますが中でも特に、癌、甲状腺機能亢進、知的遅滞、甲状腺機能異常をもたらす可能性があります。
「子供たちは大人と比べて、放射能の影響をはるかに受けやすいのです、そして癌になる確率がはるかに高いのです」と、PSR委員会代表(president-elect)のアンドリュー・キャンター博士は述べています。「したがって子供たちが放射能に汚染された食品と水を飲食することは、格別に危険です。」
すべての食品が自然由来の結果として何らかの放射能を含んでいます、しかもまた、以前に行われた大気中核実験に由来する放射能や、チェルノブイリ事故に由来する放射能、原子炉と核兵器施設から放出される放射能も含んでいます。
福島原発事故の後の、食品中の放射能含有に影響する要因は複雑に込み入っています。
これらの要因は次のものを含みます。
原子炉が放出する放射性核種、
風向きを決める天候パターンとそれによりどこに放射性核種が降り積もるかということ、
土壌の性格(粘土clayは放射性核種と結合します、砂はしません)、
食品の性質(ホーレンソウのような葉物は、殻huskを持つ米などの植物に比べてより汚染されやすいです)。
しかしながら、放射線は食物連鎖の中で何倍にも濃縮され高まります、そしてどのような飲食行為も癌と他の病気にかかる危険性を累積的に増して行きます。
「報告によれは、今までのところ(3月23以前の東電保安院の嘘っぱちリポートのことです−訳者)、福島原発の原子炉からの放射性物質の放出量は比較的少ないようです。
もしそれが事実だとすれば、住民全体の健康への影響はそれに応じて少なくなるでしょう」と、PSR委員会メンバーのイラ・ヘルハントIra Helfand医学博士(MD)は述べています。「しかし、この程度の放射線を放出することが『安全』だと言うことは、真実ではありません。誰かが結果として癌になり死ぬのです。」
訳以上
さて、放出量認定値は増え続けています。
福島も近県も東京も、子供たちは山下健康給食を食べ続けています。
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