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(書評/転送・転載を歓迎します)
ジキル博士のハイドを探せ (データベース 全地球取材報告) [単行本]
広瀬 隆 (著)
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(書評)
日本人が、世界について何も知らない事を知らされる本
かつて、私達日本人は、あの第二次世界大戦を体験し、原爆を投下された。その悲劇の原因を考えて行くと、当時の日本人が、世界が誰によって動かされて居るのかを把握して居なかったと言ふ問題に突き当たる。あれから60年以上が経って、私達日本人の世界に関する知識と分析は、どれだけ深まっただろうか?
この本は、広瀬隆氏が、マイ・データベース(MDB)と言ふシステムを駆使し、世界各国の要人の知られざる素顔と人脈を解明しようと試みた、驚愕の一書である。題名の『ジキル博士のハイドを探せ』とは、世界を動かす政治家やビジネスマンには、ジキル博士と言ふ表の顔(役割)と、ハイドと言ふ別の顔(役割)が有る事を意味する物である。−−そうした事を、私達は、どれだけ知って居るだろうか?
私は、この本で、広瀬氏が取り上げた人物達に関する広瀬氏の解釈の全てには賛成しない。だが、インターネットの無い1980年代に、データベースを駆使して、各国の政治家やビジネスマンが、いかに繋がり、或いは対立して居るかを分析したこの本の価値は、出版から18年を経た今日(2006年)でも、失なはれて居ないと、思ふ。
「右」とか「左」とか言ふ区分を名乗る前に、先ず、この本を読んで欲しい。そして、私達日本人が、世界について、いかに何も知らないかを痛感して欲しい。−−それこそが、世界を知る第一歩なのだから。
(西岡昌紀・内科医/東京裁判が開廷した日に)
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