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(書評/転送・転載を歓迎します)
原発と上手につきあおう―原発報道に異議あり
二見 喜章著
エディション: 単行本
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(書評)
二見氏は恥ずかしくないのか?,
ノンフィクション作家の広瀬隆さんが、東日本大震災(2011年3月11日)の数か月前に発表した著作(『原子炉時限爆弾』(ダイヤモンド社)の中に、次の様な一節が有ります。 驚かずに、お読み下さい。
−−実はこの最終原稿を書いている最中の2010年6月17日に、東京電力の福島第一原発二号機で、電源喪失事故が起こり、あわやメルトダウンに突入かという重大事故が発生したのだ。日本のマスコミは、20年前であれば、すべての新聞とテレビが大々的に報じたであろうが、この時は南アフリカのワールドカップ一色で、報道陣として国民を守る責務を放棄して、この深刻な事故についてほとんど無報道だった。ショックを受けた東京電力がくわしい経過を隠し、それを追求すべきメディアもないとは、実におそろしい時代になった。そもそもは、外部から発電所に送る電気系統が四つとも切れてしまったことが原因であった。勿論、発電機も原子炉も緊急停止したが、原子炉内部の沸騰が激しく続いて、内部の水がみるみる減ってゆき。ぎりぎりで炉心融解を免れたのだ。おそろしいことに、この発端となった完全電源喪失の原因さえ特定できないのである。この四日前の6月13日に福島県沖を震源とするかなり強い地震が原発一帯を襲っていたが、それが遠因なのか?いずれにしろ、事故当日には地震が起こっていないのに、このような重大事故が起こったのだから、大地震がくればどうなるか。−− (広瀬隆『原子炉時限爆弾』(2010年・ダイヤモンド社)69〜70ページ)
広瀬氏が、福島第一原発の事故をまさしく予言して居た事に驚くのは、私だけでしょうか?それに較べて、本書(『原発と上手につきあおう』)の著者二見氏は、恥ずかしく成らないのでしょうか?
(西岡昌紀・内科医/福島第一原発の状況を憂ひながら)
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