http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/223.html
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朝まで生テレビで、原子力を推進してきた石川迪夫氏が「プルトニウムは重いから遠くまで飛ばない、敷地内に落ちた」と言ったそうです。
これまでのテレビでの学者の解説でも、しばしばそういう話がありました。
しかしそれはとんでもないウソです。
たしかに質量数12の炭素や質量数16の酸素などの原子と比べれば、プルトニウムは質量数239ですから、かなり重い元素です。しかしそれは核物理などの分野ではそういう認識でも、風で飛びますか、という日常生活の話とは全然違うレベルのことです。
中国から飛んでくる黄砂の粒はとても小さいもので、だから風に乗ってくるのですが、それでもプルトニウムの原子にくらべれば数億倍も大きなものです。つまり原子というのはとても小さいもので、軽いから飛ぶ、重いから飛ばないなどというものではありません。
実際はプルトニウムは爆発で出た噴煙の、煙の粉の一粒一粒に付着して飛んでいます。
その粒々はずっと空中を漂いつづけ、偏西風に乗ってアメリカまで届き、世界中に拡散します。実際にそういうデータが検出されています。粒が落ちてくるのは水滴にくるまれて雨になって落ちるときだけです。そのとき黒い雨が降ります。
そのあたりの理屈を以下のURLに図示しておきましたので、これからテレビや新聞のデタラメな解説にだまされないように、見ておいてください。
http://www.minusionwater.com/plutonium.htm
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