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東電、賠償免責の見解 「巨大な天変地異に該当」(朝日新聞)吉井代議士などの指摘に対処していれば○では無理
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/128.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 4 月 28 日 16:47:42: Mo7ApAlflbQ6s
 

東電、賠償免責の見解 「巨大な天変地異に該当」:朝日新聞

2011年4月28日15時32分

 福島第一原発の事故に絡み、福島県双葉町の会社社長の男性(34)が東京電力に損害賠償金の仮払いを求めた仮処分申し立てで、東電側が今回の大震災は原子力損害賠償法(原賠法)上の「異常に巨大な天災地変」に当たり、「(東電が)免責されると解する余地がある」との見解を示したことがわかった。
 原賠法では、「異常に巨大な天災地変」は事業者の免責事由になっており、この点に対する東電側の考え方が明らかになるのは初めて。東電側は一貫して申し立ての却下を求めているが、免責を主張するかについては「諸般の事情」を理由に留保している。
 東電側が見解を示したのは、東京地裁あての26日付準備書面。今回の大震災では免責規定が適用されないとする男性側に対して、「免責が実際にはほとんどありえないような解釈は、事業の健全な発達という法の目的を軽視しており、狭すぎる」と主張。「異常に巨大な天災地変」は、想像を超えるような非常に大きな規模やエネルギーの地震・津波をいい、今回の大震災が該当するとした。
 一方、男性側は「免責規定は、立法経緯から、限りなく限定的に解釈されなければならない」と主張。規定は、天災地変自体の規模だけから判断できるものではなく、その異常な大きさゆえに損害に対処できないような事態が生じた場合に限って適用されるとして、今回は賠償を想定できない事態に至っていないと言っている。
 菅政権は東電に第一義的な賠償責任があるとの立場で、枝野幸男官房長官は東電の免責を否定しているが、男性側代理人の松井勝弁護士(東京弁護士会)は「責任主体の東電自身がこうした見解を持っている以上、国主導の枠組みによる賠償手続きも、東電と国の負担割合をめぐって長期化する恐れがある」と指摘。本訴訟も視野に、引き続き司法手続きを進めるという。これに対して、東電広報部は「係争中であり、当社からのコメントは差し控えたい」と言っている。(隅田佳孝)

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104280255.html

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隕石の激突で原子炉設備が崩壊した場合は間違いなく「巨大な天変地異」だが、今回の東日本大地震が原子力損害賠償法でいう「巨大な天変地異」に当たるのかは議論の分かれるところだろう。

それはともかく、東電が、貞観津波問題や吉井代議士の危険性指摘などに応じ、それほどの負担ではない内陸部高台に予備電源を設置するなどで今回レベルの被災なら乗り越えられたのだから免責は無理だ。

まさに、仮処分申し立てをした男性側が言う「規定は、天災地変自体の規模だけから判断できるものではなく、その異常な大きさゆえに損害に対処できないような事態が生じた場合に限って適用される」というのが正当な解釈だと思う。

東電側が言う「免責が実際にはほとんどありえないような解釈は、事業の健全な発達という法の目的を軽視しており、狭すぎる」という主張は、言い分とは逆に、原発事故は国民負担が当たり前という話になり、原発の存在そのものの妥当性に疑問が投げかけられ原発事業の存続がかえって危ぶまれることになる。

東電がとことん争ったほうが、原発が理と利にかなうものなのかが広く大きく論議される機会になっていいだろう。

どのみち東電は地域独占事業体だから、国民が税金で負担するのか地域住民と企業などが電気料金で負担するのかの違いしかないのだが...。

 

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コメント
 
01. 2011年4月28日 16:57:52: YSkvpY2EXQ
津波も地震も巨大な天地異変ではない。繰り返し起こる当たり前の自然現象が起こっただけ。

・愚者は経験に学ぶ
・賢者は歴史に学ぶ

自分が生きてきて一度も大きな津波は来ていない。だから考慮する必要はない。これは愚者の典型的な思考方法。
たかが百年未満しか生きず、現役時代は半世紀に満たない。こんな愚者が指導層で重要なことを決定していたのか。


02. 2011年4月28日 17:20:55: l2wLeeJmIs
と言うことは、
現在進行しつつある放射能汚染も
による国民の被害も
全て免責となるのか?

それを見越しての
どうせ免責になるから
「大丈夫対応」だったのか?

これは大問題だろう。


03. 2011年4月28日 17:21:49: MtDEYbJZR2
気象庁は今回に限り基準を変えた。従来ならM8.4
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/631.html

想定内です。


04. 2011年4月28日 17:30:24: 7WZekNACgc
経済同友会幹事(だったと思うが)が、東電に補償の全責任を課すなら、「原発事故を起こした場合は会社がつぶれる」というメッセージを社会に与えることになると述べた。
これは経済活動にとって「好ましくないメッセージ」になる、というニュアンスだったと思う。
しかし私は「好ましくないメッセージ」とは思わない。
原発は一旦事故を起こした場合は会社がつぶれるのだ、というくらいの覚悟で安全に万全を期してほしい、と思うからだ。
今回も全面的に東電の責任で賠償させ、その結果債務超過になるなら国有化し、しかる後に再生を図ることが、一罰百戒としても、原発の運用に万全を期す。あるいは地震がなければ脱原発を進めることに繋がると考える。
自民党政府の責任もあるとは思うが、東電の補償責任に上限を設けるなどは、原発事故を起こしても国が何とかしてくれる、というモラルハザードを起こすだけだと考える。

05. 2011年4月28日 17:31:42: 7WZekNACgc
04  地震は自信の誤りです

06. 2011年4月28日 17:33:10: FKVMEhzyKM
今日のNHKでも「1000年に一度起こる地震と津波」と言っていた。
起こることはわかってたよね。

3・11のほんとに直後、テレビに地味な眼鏡の地質学者(?)が出ていて
「平安時代に巨大地震が起こったことはわかってた。
我々はもっと警告すべきだった。そうしたらもっと被害を少なくできたと思う。
これは防ぐことが出来た災害です。反省しなくてはならない」
と言っていた。アナウンサー無言…。
これ見て記憶にとどめた人もいるでしょう。

その学者はその日限りの登場で、あとはどこの局も御用学者による
「想定外」のオンパレードだった。


07. 2011年4月28日 17:44:55: CpjzS7JVvE
東電は地震や津波に起因する原発事故発生の可能性を、多くの先見の明のある人たちから指摘を受けてきた。

そういった指摘を真摯に受け止め、できるかぎりの対策を取ってきた上での今回の事故であるなら、東電の免責、甘すぎる基準を定めた組織が有責、という判断もある得るのかもしれない。

しかし、有益な警告を黙殺し、その上札束や脅しを駆使して原子力村を維持し、経済コスト優先の甘い基準を守り通す努力を東電が積極的にしてきたことを考えると、免責なんてありえないね。


08. 2011年4月28日 18:54:53: AQqyLULhMc
東電だけが悪いなら、他の電力会社では対策が取られているはず。
しかし、どこの電力会社も大差ないのではないか?
全部悪い会社と言うだけでなく、構造的な問題があるのではないか?
東電や他の電力会社に安全性はそのくらいでいいから、うまい汁を
こっちに回せ、という天の声があったからではないのか?

09. 2011年4月28日 19:29:09: adn3QwNHlE
独占企業のくせに、なーにが事業の健全な発達かねえ。
こんな法律がまかり通ったら、今後どんな設備であっても設計において想定すべき耐震基準値なんてどうでも良くなっちまうよ。
原発の耐震基準が震度6以下なんて非常識だろう。
しかも事故が起こった場合に対しての備えが設備に対しても住民に対しても完全に無かった。
監督指導する立場にある保安院だって居ても結果は同じだったので有罪。


10. 2011年4月28日 21:08:40: d1INYqu1to
さらにこの日は、他の議員から、「福島第一原子力発電所の所長は、なぜ、東京勤務なのか、3月11日の震災当日、東京にいたのか。
事故直後には、非常用電源が一つ動いていたから、これを使えば現在のような状態にならなかったはずだ」という暴露発言も出た。
これに対し、保安院職員らは沈黙。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/808.html

東電の協力会社の作業員からと思われる、2ちゃんねるのレス。

583 名前:名無しさん@十一周年 投稿日:2011/03/27(日) 17:55:52.87 ID:LLsTNAfI0
>>575
本当の事を言うと、身がヤバイかもしれないが、俺が避難する時には
非常用発電機が動いていたのは、2号機だけだった。
他の発電機は、津波がくる前なのに、動いていなかった。

621 名前:名無しさん@十一周年 投稿日:2011/03/27(日) 18:03:03.10 ID:LLsTNAfI0
>>609
そだよ、津波がくる前に動かなかったし、東電職員は、逃げてしまって
現場は見捨てられた未統率状態だった。

地震直後に動いていた非常用電源は、一つだけだったんでしょ。
これで免責になっちゃうの?



11. 2011年4月28日 21:45:39: PPAJr6WqwQ
10万年間冷却し続けなければならない原発。
10万年単位でものを考えている人たちが、たった1000年毎に起こることが想定外なのか。

12. 2011年4月28日 23:52:00: SSJmebyYSU
即刻全て終結させられたのではない現状では、免責できないと思う。      東電は自分から免責だなんて発想しないでほしい。   ダダ漏れの放射能を
収束させられない状態の、現在真っ只中にあるのだから。           今現在も汚染は拡散浸透を垂れ流している。                 だんだんと報道が断片的になってきているだけで。

13. 2011年4月29日 00:57:23: kZvVc7kgOk
https://www.monex.co.jp/static/jpmorgan/2011/04/28/JMISC28703.pdf

電力株を左右する原子炉の温度
上限は会議室ではなく現場で決まる

• 4 月27 日付け朝日新聞に「東電賠償に上限論」という大きな見出しがあ
った。読者の第一印象としては、上限論が台頭してきたかのように見える。
本当に、そういう内容の記事なのだろうか。記事を読む前に、現在の状況
をおさらいしておこう。まず、原発事故賠償の政府原案が最初に報道され
たのは4 月15 日、日本経済新聞の1 面トップは「原発賠償へ保険機構
案」であった。この政府原案では、東電の賠償額に上限がなかった。基本
的には、東電の無限責任が前提になっている。
• そういうことを踏まえて朝日新聞の記事を読む。まず、4 月26 日に行われた
東電の投資家向け説明会で、「質問が賠償枠組みに集中した」と書かれて
いる。その文脈で、「この案では市場が評価しない。債務が「無限大」になる
と、格付け会社が東電を債務超過と判断することになってしまう」という大手
銀行幹部の懸念が紹介され、だから「銀行や財界が巻き返し、東電の賠償
に上限をつけろと言ってきた」(経済官庁の幹部)という話になっている。
• では、こうした声を背景に、上限論が優勢になるかと言えば、「首相らが(原
案は東電にとって)生ぬるいと言っていると伝わっている」(東電幹部、朝日
新聞)と、先行きは不透明である。この「首相ら」の思考様式は、4 月21 日付
けレポート「東電とJAL」で紹介した「菅さんはJAL はケシカランという考え
だ。ケシカラン奴には刀を抜けばいいと思っている。ビジネスやマーケットと
いう発想は菅さんにはない」と同じである(「墜ちた翼 ドキュメントJAL 倒
産」(大鹿靖明、朝日新聞出版))。
• 従って、この記事の結論はこういうことになる。「政府内では4 月中に政府
案をまとめる方向で動いていたが、連休明けに遅れる可能性が高まってき
た」。こうした曖昧さを嫌気したのか、9 電力会社の時価総額の合計は、26
日に震災後の安値を更新してきた(図表1)。繰り返しになるが、政府原案に
よると、東電の財務的な体力が続く限りは、賠償金は東電が支払うことにな
る。原発を持つ電力各社も負担を求められる枠組みになっている。
上限論はいったいどうなるのであろうか。当たり前のことながら、東電の負担に
上限を設けると、上限を超える部分は国(国民)の負担になる。従って、「東電支
援に世論が納得するためには、東電がどこまで自らに厳しいリストラを断行して
賠償の原資を捻出するのかもカギとなる」(朝日新聞)。市場対世論の構図とし
ては、2008 年9 月29 日に米下院で否決された「金融安定化法案」を巡る対立
と同じである。あの時は、NYダウが777 ドル下落した。
ということで、今後の電力株の行方は、一連の「会議」に委ねられたと見ることも
できるが、忘れてはならないのは、「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場
で起きてるんだ」という言葉。損害賠償の「上限」を決めるのは、会議ではなく、
何よりも「福島第一原発」そのものである。
原発事故が収束しない限り、被害総額も補償総額も確定しようがない。すなわ
ち、上限が決まらない。では、この物理的上限が決まるのは、何時か。それは、
福島第一原発の1 号機〜3 号機の冷温停止を確認できた時であろう。
そうすると、我々が注目すべき「指標」は、何と言っても原子炉の「温度」である。
原子炉の温度については、東電のホームページで随時確認できる。ここで、1
号機から3 号機の温度が100℃以下になったなら、事実上、損失額の「上限」
が確定できる。因みに、図表2 は、東電が4 月26 日に公表した「原子力発電
所の影響と現在の状況」に掲載されていた「設備の現況」である。ここで、△印
になっている「冷やす」が○印になると、先が見える。
市場関係者においても、毎日定期的に、原子炉の温度をチェックするとともに、
専門家の意見を随時聴取しておく必要があるだろう。それから、数兆円とも言
われる賠償額について考えればよい。そもそも、数兆円の根拠もかなり薄弱だ。
4 月26 日付け日本経済新聞に「補償総額には様々な試算があるが、消費税
の約2%分に相当する5 兆円、これを10 年でまかなうと仮定すると年平均5 千
億円の負担」という記事があった。これなど、「試算」にもなっていない。こういう議論が罷り通るほど、実は何も分かっていないのだから。


14. 2011年4月29日 01:35:28: AWGau9KPkE
東電死神役員諸君!

なら、これからは原発は安全じゃなくて天変地異が起きたら事故が起きて甚大な被害をもたらします。私たちは責任を負いませんとちゃんと説明すべきだな。


15. 2011年4月29日 06:50:45: wGaSu5Yb0U
基準や指針を決めた保安院の官僚の責任を問うべきだと思います。
原発の安全神話が崩壊しただけでなく、官僚の無謬性神話も崩壊した(もう以前からしていたのですが)のが明らかだからです。
従って、官僚といえども間違いを犯すという前提で、刑事罰を問えるよう公務員法を制定すべきではないでしょうか。
安全委員会の御用学者も同罪ですが、委員は準公務員だという位置づけで同罪に問うことが出来るでしょう。

電力会社は地域独占なのだから、政治献金や広告出稿を禁じるべきです。言いたいことがあれば記者会見して言えばよいので、莫大な広告費でマスコミを操るなど、許してはいけません。
送電網だけでも切り離して国営化すれば、競争が働くようになると思います。


16. 2011年4月29日 10:56:50: 0EopofEgjc
国営とか民営とかじゃなくて
有事の際の対処方法も含めて、
原子力についてまだ分からない事が沢山あるのに
原発作る事が問題じゃないかな。
これじゃ放射線発見したレントゲンが
嬉々として自分の妻を実験台にして骨の画像をみんなに見せて
妻の手が壊死したっていう話とあんま変わんないと思う。

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