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福島第1原発事故 原発内の最新映像を撮影した青山繁晴氏が映像を解説します。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/category00.html
04/28 12:54 FNN
福島第1原発の最新映像をFNNが独自に入手しました。
映像を撮影したのは、原子力委員会で専門委員を務める青山繁晴氏です。
映像は、青山氏が4月22日に撮影したもの。
免震重要棟の2階にある緊急時対策本部は、事故の拡大を防ぎ、事態収束に向け、24時間態勢で作業が続く最前線基地。
出迎えてくれたのは、福島第1原発の吉田昌郎所長。
青山氏「いやぁ、(緊急時対策本部は)思ったより広いですね」
吉田所長「広いのは、広いんですけれども、一番大変な時は、ここに600人ぐらいですから」
近くのホワイトボードには、「頑張れ福島」の文字が書かれていた。
吉田所長「寝るのも大変な状況ですから。福島第2のほうに寝泊まりする場所を別に作りましたので、夜は第2で寝てもらうという形でやってもらって、ここには夜、今240〜250人が残っています」
本部の片隅には、防護服を着たまま、横になる作業員の姿が見られた。
青山氏によると、現場の士気が高く保たれているのは、吉田所長の東京電力本店に対する姿勢も大きいという。
さらなる津波が起きた場合の対策として、防波堤を造るかどうかで、本店との意見対立があったという。
この時について、青山氏は「東電本店から言ってくる、あるいは後ろの首相官邸からも言ってくる。そればっかりで、現場がつぶされていたわけですね。その過程で、吉田所長が『もうやってられねえよ』っていう言葉を実際に言ったそうです、本人に聞きましたから。免震重要棟に、テレビ会議の画面が映ってましたね。あそこで言って、本当の今のリスクは、もう一度津波、地震が似たような規模で来たときに、もう耐えられないっていうことがリスクなんですよ。現場を握ってる所長が反旗を翻したら大変だということで、力関係が変わった。それで今、落ち着いてるんです」と語った。
目の前に迫る原子炉建屋。
カメラはその被害状況を克明に映し出していた。
東電職員「正面の道路が、2号機と3号機の間の道路になりまして、すぐ先が海になっています」
青山氏「いやぁ、すさまじいな、ここの現場は」
東電職員「右手に、上がひしゃげた形の3号機が見えてます。今、機械を使って、使用済み燃料プールに、水を供給している作業の最中です」
東電職員「次、左側に見えてくるのが4号機です」
青山氏「4号機も、思った以上に、建屋の損傷が激しいですね」
外の様子について、青山氏は「この現場を見ると、意外に構造物は(津波に)耐えたんだということが、わかるわけですよ。せっかく残ってたのに、そのあとの判断ミスで冷却が遅れて、今回の事態になった。まさしく人災だと」と語った。
そして車の外に出ると、通称「キリン」と呼ばれるコンクリートポンプ車による注水作業の真っ最中だった。
青山氏「工程表によれば、来年(2012年)1月までには冷温停止という目標が盛り込まれているが?」
吉田所長「わたしの範囲、要するに発電所長の範囲でできることと、もっと知恵を出して、オールジャパン、もしくは世界中の知恵である部分もございます。ですから、われわれのできる範囲、発電所長として、わたしが率いてるメンバーでできることは、一生懸命やるつもりですけれども、やはりそこに、いろんな形でサポートしていただくということがあって、初めて成立する工程だと思っています」
現場で今、何が必要とされているのか。
青山氏は「最大のリスクは何かというと、3月11日と近い規模の津波、地震がやって来ること。今の現状を見ていただくと、ここに津波と地震がやって来たら、まさしく、もう取り返しがつかない。世論の力でも、さっさと防波堤を、変な規制をかけないで造らせろということが大事だと思います」と語った。
青山氏は、「これは人災ではないか。冷却の段階でもっと早く、正しく対処できていれば、この現状にはなっていなかった」と訴えていた。
また、青山氏は「いい意味で先入観を裏切られた」とも言っていた。
そして、「現場に入る前は、もっと作業員の士気が低いかと思っていたのだが、チームワークよく、志高く働く姿が大変印象的だった」と話していた。
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