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岩波ジュニア新書251『チェルノブイリから広島へ』
広河隆一・著/岩波書店1995年
http://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/a9d5c9d21d8a0cb307da530ca28a178d
この本はジュニアと銘打ってありますが、
どうか大人の方も読んでいただきたい。
世の中のシステムがどうなっているか、
理解できると思います。
この本はぜひ読んでいただきたい一冊です。
チェルノブイリ事故の被害の調査を、
1990年から91年、国連のIAEA(国際原子力機関)は、国際諮問委員会(IAC)に調査させ、その結果を91年5月に発表した。
このことは、他の本でも書かれていることですね。
この調査が現地の実情とちがう。
この発表はチェルノブイリ事故の後遺症は終わったのだという印象を与えた。
日本の権威として【重松逸造】がこの調査をしたわけですが、
この方の今までされてきたことも書かれてあります。
どうしてこのようなデータを作り出すことができたかも
書かれてあります。
大手マスコミはほとんど伝えていませんね。
何回も書きますが、電力会社は大手マスコミの
最大のスポンサーであるのです。
現地の学者はどうして反論しなかったか、それも簡単なことらしいです。
『お金が入れば批判なし』というわけだそうです。
【重松逸造】対広島の学者の対立も起きます。
広島県被団協の近藤幸四郎事務局次長は語りました。下「」引用。
「良心的な学者だとか、研究者だったら、放影研へは来ないですよ。だから、あの人がチェルノブイリの調査責任者に選ばれたのは、最初から、ある結論を出させるためだったのではないか、と私は思います」
【重松逸造】がどのようなことをしてきたかも新聞などでも概要は伝えられています。
・「環境庁の水俣病調査中間報告「頭髪水銀値は正常」、論議必至。(一九九一年六月二三日付読売新聞)重松氏は水俣病の調査責任者で、水俣病被害者とチッソの因果関係はないと発表したのです。
・「黒い雨「人体影響認められず」広島県、広島市共同設置の「黒い雨に関する専門家会議」(座長・重松逸造・放射線影響研究所長、十二人)は、十三日、「人体影響を明確に示唆するデータは得られなかった」との調査結果をまとめた。(一九九一年五月一四日付毎日新聞)ここでも重松氏は調査責任者。
・「イタイイタイ病について環境庁の委託で原因を調査していた「イタイイタイ病およびカドミウム中毒に関する総合研究班(会長・重松逸造放射線影響研究所理事長)とし、イ病の発症過程を解明するに至らなかった。イ病では、認定患者百五十人のうち、既に百三十四人が激痛の中で死亡している」(一九八九年四月九日付読売新聞。)
・岡山スモンの記録「スモン研究の思い出。前厚生省スモン調査研究班々長重松逸造。結局は後で原因と判明したキノホルムに到達することができませんでした」重松氏はスモン調査の責任者でありましたが、キノホルムの因果関係はないと発表していたのです。
・九三年一月一三日、岡山県の動燃人形峠事業所が計画している大規模な回収ウラン転換試験の安全性を審査していた「環境放射線専門家会議」(重松逸造委員長)は、ゴーサンを出しました。じつにあらゆる公害問題においての政府・企業の利益になる決定に、重松氏が責任者となっているのが分かります。
この問題は石井部隊ともつながっていくものです。
これはずっと続く世界システムといっていいかもしれません。
環境問題も何もかも、問題を解決しようと
思えば、この世界システムを変えねば不可能な気がします。
ドイツではその試みをしています。
↓重松氏をおったドキュメント作品。
環境汚染この国のかたち
地球核汚染
隠された被曝
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