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放射能をもつラジウム温泉になぜ効能?原発事故の恐怖との違いは…
2011年4月27日(水)17時0分配信 夕刊フジ
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20110427009/1.htm
震災による福島第1原発の事故で放射性物質の漏出、拡散が恐れられているが、そもそも放射性物質は身の周りの自然界にたくさんある。とくに放射能泉と呼ばれるラドンを含む温泉は療養効能も認められている。同じ放射線を発する物質でも何が違うのか。
【人工と天然の違い】
放射線を発する放射性物質が体内に蓄積すると、がんになる危険性が高まるなどの健康被害の恐れがある。ただし、放射性物質もさまざまな種類があり、すべてが体内に蓄積するわけではなく、発する放射線の種類(α線、β線、γ線、中性子線など)の違いもあれば、発するエネルギー量の違いもある。
日本温泉気候物理医学会・温泉療法医会顧問の植田理彦(みちひこ)医師(浴研究機構理事長)は「いま問題になっているのは人工的に作った放射性物質。高エネルギーを担った中性子線などを放射する元素が含まれている」と自然界で受ける放射線との違いを話す。
人工的に作られた放射性ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムなどの元素は体内で蓄積する性質がある。
【ガス状の放射性物質】
一方、自然界では宇宙、大地、空気、食物、建築材料などから誰もが健康に影響のない程度の自然放射線を常に受けている。
そして、放射能泉の“ラドン”は、天然放射性元素のラジウムが自然に壊れることで生じる気体状の放射性物質で、世界中どこの大地からも放出されているという。
「地中のウランにはラジウムが存在し、その壊変で元素が安定化するとき放射線を出してラジウムに変わる。それが地下水に溶け込んだのがラジウム鉱泉。ラジウムが壊変するとガス状のラドンになり水や空気中に放散される。ラドンが壊変すると最終的に鉛になります」(植田医師)
わが国の温泉法による放射能泉の定義は『1キログラムに溶けているラドンが74ベクレル以上、あるいはラジウム塩が1億分の1ミリグラム以上あるもの』と決められている。が、上限は設定されていない。
【神経痛を抑える作用】
では、ラドンやラジウムなどの放射能泉には、どのような効能が期待できるのか。
植田医師は「呼吸や飲泉などで体内に入ると2、3日で体外へ排出されるが、その間に神経細胞を通過する際に神経の活性を鎮めて、神経痛などの痛みを抑える作用があることはハッキリ分かっています」と話す。
また、アルカリ性の放射能泉には、尿酸を尿から排泄する作用があることから「痛風の湯」と別称されているという。
しかし、植田医師は「温泉の効能は、現地の環境や温度、人とのコミュニケーションなど複合的に関係する」とも加える。
目に見えないが、とても身近な放射線の有効活用、安全性は扱う側に委ねられている。
■植田医師おススメの放射能泉
福島県…片倉温泉(石川町)
母畑温泉(石川町)
猫啼温泉(石川町)
新潟県…栃尾又温泉(魚沼市)
村杉温泉(阿賀野市)
山梨県…増富ラジウム温泉(北杜市)
愛知県…猿投温泉(豊田市)
兵庫県…有馬温泉(神戸市)
鳥取県…三朝温泉(三朝町)
関金温泉(倉吉市)
広島県…矢野温泉(府中市)
湯来温泉(広島市)
佐賀県…熊の川温泉(佐賀市)
※温度、環境など含めて抜粋
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