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バブルの時代に憧れのヨーロッパで映画の主役のように地中海で優雅にセカンドライフをという計画が通産省主導であった。
当時の年金族の一部が飛びついたものの経済的理由だったり生活習慣に馴染めなかったり寂しくなったりして殆どの者が帰って
きてしまったようだ。
そして何よりも日本は老人まで輸出するのかと世界中から叩かれ第二の人生は海外でというのは机上の空論で終わった。
それは経済的理由がクリアーしやすく相手国も積極的なアジアへの移住でも同じようで水の合う若者も目立つようだが水が合った
年金族でも半年は日本に帰ってきてしまいそれ自体が贅沢なことではあるがこちらでもあちらでも節約第一のような生活をしていて
一体なんの為の海外移住なのか分からないような生活をしている人を散見する。
国内で言えば憧れの別荘を購入したもののたまに出掛けると大掃除をして帰って来るのと同じだ。
要は生活の拠点が日本や東京にあり短期旅行や長期旅行の感覚しか持てずにもかかわらず旅行のように快適ではなく二重生活で経費も
かさみ生活を楽しめなくなってしまうのだ。
恐らくVIP向けの計画ではあろうが、そんな海外移住の難点をクリアした計画が5万人規模のインドに建設する日本人街なのだろう。
しかしそれもシルバーコロンビア計画の域を出ず家族が嫌がり筑波や幕張のスタート時みたいに閑古鳥が鳴くだろう。
大手町まで二時間の牛久の大豪邸やチバリーヒルズみたいにお父さんだけがポツンと暮らし妻と子供は東京でアパート暮らしみたいになるだろう。
格好いい街を造ろうとするから駄目なのであってダサいものや泥臭いものこそ持ち込まなければさんまのお吸い物になってしまい熱々のサンマと大根おろしのような街にできないのだ。
金持ちも貧乏人もできのいいのも悪いのもいい奴もやな奴もやくざもホームレスもそっくり連れていく位の気持ちがないと一年中暮らしてもいい街などできないのだ。
ネットの時代となり映画で憧れたヨーロッパ幻想もメッキが剥がれた上に米国の嫌がらせで破綻寸前の国だらけになってしまった。
イランとインドが米国の嫌がらせを潜り抜けて一部円決済をするようだが隠密ではないが元商社マンや銀行マンや不動産マンだった年金族が大挙移住してまさにパイプラインを裏から支えるのもシニア冥利に尽きるだろう。
他にも東京で若者の冷たい視線を浴びてウォーキングや喫茶店で暇潰しをしたり馴れない田舎暮らしをするよりも海外でセカンドワークを探せる環境が整えば海外生活も俄然楽しくなるだろうし相手国もいい移民として日本人の集団移住を大歓迎するだろう。
超高齢社会や米国の仕業っぽい311を後ろ向きにばかり考えずアフリカの3千人が生き残りを賭けて世界を目指したように日本人1億3千万人もすぐ隣にある大陸に大移住する決断があってもいいのではないか。
旬を過ぎた江夏が後輩達の為にみっともなくて偉大な挑戦をした事が野茂やイチローを生んだように。
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