http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/818.html
Tweet |
17年近くも指名手配中にかかわらず整形もなしに国内を逃げ延びた元オウム出家の平田信。
パートナーの女性が今年50を迎えるということで、老齢化する自分達の逃亡人生に一つの区切りを
つけるための自首を行った。時節的にはオウム幹部達の法廷での争いが一応の完結を迎えた昨年でもあった。
17年といえば、かなりの年月である。二人は一体、どこで暮らしてきたのだろう。
逃亡計画はまず、北へ進路をたどった。平田は北海道出身なので、本能的に来た道を帰ったという
ことである。しかし、徐々に青森までやってきて、足踏み。どうしても北海道に戻るのは気が引ける。
故郷に錦を飾るどころでなく、親しい友人・親戚がいる故郷でも自分の顔写真ののった指名手配の張り紙は
待ち伏せているのだから。これ以上、進めない。
青森でUターンした平田・斉藤のクンバカカップルは今度は南下をはじめる。いこか、もどろか、作戦である。
仙台や福島で潜伏。しかし、そこに足がつきはじめ、今度は一転して西日本を目指す。行き先の判断に
占いを使っていたという。
関西では大阪や奈良といった近鉄沿線を転々とし、同行者の斉藤は必死でバイトをつなぎながら
引きこもる平田を支え続けた。よくもまあ17年間もそういった生活が続いたものだ。それは逮捕を恐れた
というよりむしろ何かしらの選民意識がそうさせたのではないか・・・・・
おさらいをすると、事件後、平田とパートナーの斉藤さんは、
東北を往復して、関西へ飛び、最後は大阪に停留していた。
あえて沖縄などの僻地を避けていたのだった。
備考:このまま逃げ続けることはできたのか。800万円のたくわえがあるなら
東南アジアなどで一生暮らすことも可能である。それも考えただろう。中国人に偽造パスポート
を手配させて抜け出すことも想定はしたかもしれない。しかし、もとより二人には犯罪を犯したという
認識がなかった。坂本弁護士事件についても逃走中に教団のしわざだと知って唖然としたのだ。
純粋に魂の救済を目指した志の高い男女には、逃げる意味すら疑問であった。
おそらく一緒にいなかったなら平田はとうの昔に自首していたのだろう。斉藤が平田といたいがために、
平田をかくまい続けたということかもしれない。そして斉藤は50を迎える。人間誰しも年齢にはかてない。
女性にとって50をすぎて自活していくことの困難さを物語る出頭劇であった、そこに私は真実を見るのだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。